新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

Uberデビュー

2020年01月30日 | くらし
福岡で「Uber Taxi」のアプリを使ったタクシー配車サービスがスタートしました。


数年前にUberのテスト期間があり、登録した個人車が配車されると聞いたこともあるのでためらっていましたが、婿どのに聞いたらきちんとしたサービスだからとアプリを入れてくれました。

自治体は、老人は免許返納してタクシーをと勧めていますが、そのタクシーが「働き方改革」のせいか、パッと来てくれなくて困っていました。
緊急の場合に、どうしても確実に来てくれるタクシーをと願っていたので、期待して登録したのです。「初回無料」「次3回半額」とサービスの大判振る舞いです。

雨模様の今日、二人で出かけるので早速使ってみました。
無料サービスを使うのにはあらかじめプロモーションコードを入力しなければなりません。でも説明通りの画面が出なくて、スマホ画面で近くにいた車をタップすると5分で到着の文字がでました。
タクシーにはうまく乗車できましたが、プロモーションコードを入力していないので無料サービスは残念がなら諦めました。
「初回」使用のサービスなので、もうチャンスはないかぁ・・・

登録時にカード払いにしていたので、降車時は煩わしい現金のやり取りもなく「領収書1490円」だけ受けとりました。

帰りに夫の耳鼻科に寄り、終わってからまたUberで配車を依頼。配車の手続きをした場所にいた方がいいようです。4分後にタクシーが到着。これも降車時にメーターの金額を確認すればそのままUberに転送され、「領収書740円」だけ受けとりました。

今日の2回分のタクシー代はサービスが使えなくて残念、悔しいと思っていましたが、帰宅してアプリの「過去のご乗車」を見ると、なんと「初回0円」と無料サービスが効いていました!二回目も「半額の370円」になっており、コードを入力していなくても自動的に処理されていました。感激!
こういうのは手続きの不備があれば普通無効になりますが、Uberはすごい!人間並みに「忖度」してくれ、人間並みに度量が大きい!
これからはこの使いやすさにたびたび利用するつもりです。「次の乗車2回は半額」という文字も出ています。
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白玉粉で餡餅

2020年01月23日 | くらし
市販の餡が残っていたので餡餅を作りました。
夫は「美味しそうだなぁー。でも止めとくよ」。肉類はOKなのに、餅類は喉につかえそうで不安なようです。
そうなんです、最近夫は薬を飲むのに「今から薬を飲みます」みたいに構えるようになりました。
喉を通るのは当たり前だと思っていたことが、意識しないとダメになりました。そんな風でリストから「消去」される食材が少しずつ増えています。
いたって健康な私にはそれが理解できなくて、つれない態度をとっていました。お互いに相手の体を理解し合うことが老いの絶対条件ですね。

せっかく作ったのに私だけ食べるのは張り合いがなくて。一緒に食べてこそ、ですね。残った餡餅は冷凍庫へ。

塩漬けの桜が喉の奥で甘さと程よくハーモニー。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
昨夜はボランティアの交流会。会食の合間に10問のクイズ。「バスキアの属していたバンド名は?」「浮世絵展の特別メニューに使われる肉は?」「○○の絵の修復に携わった有名な日本画家は?」等。私の正解は3問でした(>д<)
10問正解の人がいてビックリ!上等な賞品をゲットしていました。
ボランティアはもう30年以上も続けており、10年毎に半年間の研修講座を受けたら更新OKです。まもなく新しいボランティアさんが入ってくるのが楽しみです。

最近出かけるのがだんだん面倒になり、その上に「夜」で「雨」。それをクリアした「達成感」のおまけ付きの楽しいひとときでした。
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ふるさと納税の返礼品

2020年01月22日 | くらし
暮れに手続きしたふるさと納税の返礼品、薩摩の黒毛和牛モモ肉が冷凍で届きました。

すき焼きに400g、芋煮に200g使いました。
本場山形の芋煮を食べるのが夢ですが、レシピを見て芋煮風にしました。

①牛肉を砂糖大さじ2、醤油大さじ4の濃い味でさっと煮てから取り出す。
②その鍋に、だし500cc・酒大さじ4・塩ひとつまみと里芋、コンニャクをいれて煮る。こんにゃくは味がよく染みる乾燥糸こんにゃくにしました。
③里芋が柔らかくなったら、シメジとネギを入れひと煮たち。最後に牛肉を戻し入れてさっと煮たら出来上がり。他のレシピを見ていたら、キノコは舞茸がおすすめのようです。
④好みで七味唐辛子をふる。
 
簡単ですが、飽きのこない郷土料理の味と美味しさがあります。芋煮祭りで使われる大鍋の芋煮を食べてみたいなぁ~。
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私の『銀の匙』

2020年01月20日 | 本・新聞小説
叔母が亡くなったという知らせが入りました。91歳。
母が教師をしていたので、昼間は父の妹である叔母が私を育ててくれました。女学校を卒業して嫁ぐ迄だから4~5年間だったでしょうか。
細かい記憶はないのですが、いつも笑顔で優しかった叔母。訃報を聞いたときにその温もりがよみがえり涙が溢れました。
18歳で家を離れてからは夏、冬、春休みに帰省すると必ず会いに来てくれましたが、学生生活が中心の、私の心がだんだん離れていくことに微かな胸の痛みを感じていました。

中学の国語の教科書で知った中勘助『銀の匙』は、ずっと私の心に居座る本になっていました。作者が叔母の背中にお負われて見た世界を子供の純粋な心で描いた美しい小説です。

本の「叔母と甥」の関係を「叔母と姪」に置き換えて、私の幼児期の思い出にダブらせたのかもしれません。時折読み返してはその郷愁に浸りました。

叔母の7人の孫と17人のひ孫が祭壇の前でお別れの言葉を述べました。叔母の幸せだった人生をしみじみと感じるシーンでした。
祭壇の微笑んだ遺影に感謝と、そして疎遠になっていたことを詫び、懺悔の気持ちを語りかけ合掌。葬儀に出席できてほんとによかったと思います。
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「夕食は消化がよく軽いものにして」

2020年01月15日 | くらし
「お昼にたっぷり食べて夕食は軽くして」という夫の要望にやっと慣れてきました。
だから午前中から昼食が済むまでが結構大変になっています。
要するに昼ごはんと夕ごはんのメニューが入れ替わったのです。肉類はお昼に。かろうじてささみは夕食に使います。

最近のテレビは食や健康のことが多くて、夫はそれをしっかり見ているのです(。>д<)
確かに私もですが、食が細くなったのは実感しているし、面倒くささを考えないならお昼をヘビーに夕食は軽く、はいいことです。

軽ーい夕食のために、ワンプレート皿を使って気分転換してみました。
塩麹に一晩漬けた鮭が程よい塩加減。味噌ミルクスープは白味噌と牛乳で味がマイルドになります。ご飯はきっちり100グラム。
以前スポーツクラブで夫がバイオメトリックスの指導を受けたときに「イモ類」のさつま芋・里芋・ジャガイモのどれかを毎日少量摂るよう指導されました。だから安納芋を半分添えました。

食事の前に調理器具は全部洗って乾燥器にかけますが、今日の夕食の器が少ないからか、夫が「初めて」茶碗を洗いました!「たったあの枚数だから」と減らず口が出そうになりあわてて飲み込みました。
私は何となく落ち着かない気分で新聞を読んでいましたが、少しずつ慣れていかないと、万一の場合に一番困るのは自分でしょう。
私のやり方をちゃんと見ているのか、仕上げには蛇口も調理台もきちんと拭いていました!
明日もワンプレート皿を使います!皿洗い、期待していいかな?

『マチネの終わりに』の中に、ブログなどに食事をアップする心情について書かれていました。それ以来夕食のブログアップを控えていましたが、それがないとブログ更新の機会がなくなって・・・ついに。

アクロスにコンサートのチケットを取りに行ったら、まだ昨年の「あかり絵の世界展」の作品が飾ってありました。昭和20~30年代の子供達かな?
ほっこりと心なごむものでした。冬はとっても寒かった思い出があります。

あの頃は大きくてほくほくの焼き芋でした。美味しさより熱々の嬉しさかな。

ミカンの汁であぶり出しもやりました。「スカーレット」の「火鉢」が主役でした。
何十点か展示されていて、こういう空気感を出せる作者は若い人ではないだろうな・・・。昭和20~30年代と言えば、もう60~70年前???
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伊集院静『ミチクサ先生』その④

2020年01月12日 | 本・新聞小説
渋皮煮の渋皮を取り除いて潰し、ちょっとだけ安納芋と蜂蜜を混ぜて茶巾絞りにしてお茶タイムです。


新聞連載『ミチクサ先生』も佳境に入ってきました。(86~120回)


一高の予科では、まさに坂上の雲を仰いで地方から出てきた意気高く熱き血潮の若者達のたくさんの出会いがありました。 
ある日金之助(漱石)はずっと欲しかった本『ハムレット』原語版を、ボロ下宿で共同生活を送っていた中村是公(後に満鉄総裁、東京市長)からもらいます。是公は宿敵・高等商業学校とのボート大会に勝利した褒美として、自分のためでなく漱石のためにシェークスピアの本を所望したのです。
本の虫と呼ばれた金之助の書棚は生きてきた道標。小学時代の学業優秀の褒美の『輿地誌略』、兄・大助が取り寄せてやった『ナショナル・リーダーズ』、漢詩・漢文にのめり込んだ時の陶淵明、荻生徂徠などがズラリ。
身だしなみは大助から教えられたもので、一度もだらしない格好をしたことがないと言われるほどダンディーな一高の学生でした。

本科に進学した金之助は英文学を、子規と米山保三郎は哲学を専攻します。金之助の勉学振りは校内でも有名になるほど。
英語のスピーチ大会で、兄の死に対して悲しみの縁に佇む自分を見つめ、なぜ悲しむのか、どうすればこの苦悩から解放されるかと金之助のこころを詩的に告白した文章は、後の漱石の小説世界を予感させるものでした。原稿を読むのではなく諳じたスピーチは教授陣からも大好評でした。

子規といえば、“常磐会ボール会„の主将として、野球の試合や練習に明け暮れていました。
念願の文集『七草集』にも力を注いでいましたが、完成と同じくして喀血してしまいます。医者は10日ほどの軽症だが養生に専一するように伝えました。そんな病床の子規へ金之助は長い手紙を書きます。『・・・小さい思いなら君の母上のために、大きい思いなら国家のために、自分を大切にしなきゃイケナイヨ。・・・to live is the sole end of man!』と、生きることこそ人間の唯一の目的と励まします。子規は早い快復で皆を喜ばせました。

金之助は子規の『七草集』の感想を漢詩で書き、「漱石」の名前で手紙で送ります。
子規も松山時代から自分の号を十数個準備しており、その中に頑固さ、愚かさの意を持つ「漱石」も含まれていたので、二人の知的な偶然性に喜びます。「夏目君は本物の“畏友”じゃ」と広くて深い知識に心底敬意を持っていました。

漱石は子規の『七草集』に衝撃を受け、英文学の向こうに封印していた漢詩・漢文の世界をよみがえらせました。夏休みの房総の旅を漢詩にまとめた『木屑録』を松山に帰省していた子規に送ります。これを見た子規の『木屑録』への賛辞も尋常ではありませんでした。
『木屑録』は作家・夏目漱石として次々に発表する小説の気配と思想が十分に読み取れるものでした。
一高本科の子規は松山の若者にとっては憧れの的。後の河東碧梧桐、高浜虚子が集まり、子規の夏の帰省は賑やかなものでした。

金之助と子規がやり取りした手紙の長さは4尺(1.2m)や7尺(2.1m)と長く、二人とも書くスピードも速く、それでいてほとんど書き直しがないというもの。後に『草枕』を5日間で、『坊っちゃん』を10日間で書き上げたという噂もあります。
今、二人には心に秘めた片想いの女性がいてその行く末が気になるところです。
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今さらですが・・・

2020年01月09日 | くらし
プランターの大根がまだ残っています。大根を抜くとき気がついたのですが、大根の首の部分が地上に出ています。全部土に埋まるのが普通で、プランターの深さが足りずに上に出てきた・・・と思っていました。
ネットで調べたら、生き生きした大根の写真がやっぱり地上に青首を出していて、今さらですが、「これが正解なんだ」と嬉しくなりました。

みずみずしい大根はおろしがいいかな。


「お肉でーす」と宅配便が届きました。ふるさと納税の鹿児島の返礼品と思っていたら「神戸牛」のパッケージが!

19年度のふるさと納税は、鹿児島と沖縄の首里城火災の寄付にしていたはずです。返礼品の薩摩牛が足りなくて格上げかな?と思ってよーく見ると、息子から送ってきたものでした。

プライド高き神戸牛。『菊の判』と『神戸牛之証』が証明しています。
神戸牛という生きた牛は存在しなくて、「但馬牛」のうち、一定の品質基準を満たす「選りすぐりの牛肉のこと」を「神戸牛・神戸肉・神戸ビーフ」と呼ぶとの説明が書いてありました。
「霜降り」は血統で、味は「脂」で決まり、人肌で溶けるほど脂肪の融点が低いので、口のなかで溶ける肉になるのです。

ひと月ほど前から、夫が夕食の肉類は消化がよくないのでお昼にして欲しいとうことで、お昼ごはんが大変になっています。
最初の頃は、お昼にすき焼き???と気分が出ませんでしたが、大分慣れました。
冷蔵品なので早く食べた方がいいとさっそくすき焼きに!
舌にとろける・・・を実感しながらいただきました。

お腹一杯になると、今度は夕食は軽くとの要望。それはそれでメニューも大変です。
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『少しずつ貧しくなっている日本の現実』

2020年01月04日 | くらし
3日の朝、チラシを見ながら「この超極暖を着たら暖かいのだけどね」と紺とグレーのタイツを夫に示しました。「HEATTECH ULTRA WARM」はヒートテックの2.25倍の暖かさです。
夫は今も暗いカラーは絶対に着ないのです。数年前から極暖のタイツを勧めていたのですがNO,Thank You!
でも今年は足の冷えが限界だったのか、意外にも「着るよ」と単純明快な返答です。早速3着をゲット。
売り出し期間中は1990円が1290に値下げしたのはラッキー。でも、この品質にこの価格でいいの?どうみてもおかしくない?と心に落ち着かない部分があります。嬉しさも中くらいなりおらが春です。

少し前の日経新聞に『価格が映す日本の停滞』の記事が載りました。『モノやサービスなど日本の価格の安さが鮮明になってきた。例えば世界6都市のディズニーランドの入場券は日本が最安値で、カリフォルニアの半額。ダイソーの製品100円が米国162円、ブラジル215円、タイ214円、中国産が多いのに中国ですら153円』、これは私も海外のユニクロやダイソーで実感しています。
同格の五つ星ホテルがロンドン17万円、東京7万円。
マックのハンバーガーを基準にしてみると為替レートは1ドル=67.94円となり、現在の108円とはかなり開きがあります。
もちろん今の不景気は円安だけでは説明がつきません。
賃上げが鈍り消費意欲が高まらないこと、結果物価低迷が続き景気も盛り上らず「負の循環」が日本の購買力を落ち込ませているのだとか。
1997年の実質賃金を100とすると、2018年は90.1にダウン。
『タイでは上昇する賃金や店舗料がダイソー製品の価格に添加され、それでも購買力が高まっている中間層には負担感が少ない。安い日本には世界の成長についていけない日本の停滞もにじむ』と、今年の経済に不安が残ります。さらには世界の貿易戦争も追い討ちをかけています。
・・・こういいながらも、100円ショップのゴム手袋を買ってきました・・・。

天然ゴム、ベトナム製。スーパーの245円よりずっと着脱がしやすく、品質もいいので愛用しています。

働き方改革も少しずつ形になっています。年末年始のごみ収集も1週間お休みでした。以前はこれが普通だったのです。
とどまるところを知らなかったサービスの向上に、市民はいつの間にかそれが普通と思うようになっていました。
「今」だけでなく持続可能な様に長い目で見直す。遅まきながら足踏みをして考え直すことができました。
収集車のスタッフのみなさんも、今年の正月は感銘が深かったことでしょう。

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謹賀新年

2020年01月03日 | くらし

コメント欄を閉じていますが、アクセス数に感謝しております。今年もよろしくおつきあいください。
昨年の旅で印象が強かった海中鳥居。私の写真がうまく撮れなかったので、ネットからお借りしました。

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