しばしばスタートアップエラーを起こしていたパソコン。真っ黒な画面は電源の長押しで切らざる をえなくなり、Dellのほうから修理を勧められました。正常な起動ができるかどうかが本体にかけている保険の修理範囲らしくて、多分修理費は取られないはずです。
でっかい専用の箱に入って品川まで運ばれたパソコンは、意外にもHDDが破壊していて交換、OS再インストールの形で1週間の入院で戻ってきました。どうにか使用できていたので「健康診断」のつもりでいたけど、まさに「手術」になってしまいました。ふつうならかなりの修理費を要求されるところが、毎年の「保険料」約12000円のおかげですべて無料。やはり無理してでも加入していて良かったっとほっとしました。
とはいえ、1からのセットアップです。今までどおりにセットアップするのに1日以上かかりました。というのは、Vistaに搭載されているツール「バックアップと復元の機能」がうまく作動しなくて、一括バックアップしたデーターが復元できないのです。
サポートに相談すると、これまた1年間のヘルプデスク料として14000円を払う結果に・・・。2か月前の初期化のときは自分でスムーズに復元できたのに、パソコンも2年もたつと老化するのか、HDDを取り替えたせいなのか、とにかくまっさらの状態というわけにはいかないのでしょうか。
延べ3人のサポートのアドバイスで、どうにかメールデータとインターネットの「お気に入り」だけは2時間かかって復元できました。今から1年間のサポートを受ける権利は得たものの、復元できた量と金額を天秤にかけると・・・・、う~ん何とも言えません。
1週間もパソコンがないと途端に困りましたが、3日4日経つにつれせいせいしている自分を発見したのは意外でした。が、やはり、自分の知らない世界で何かがどんどん進んでいる、取り残されているという不安も出てきました。何より海外へのメールがたったの2秒でできるスピード感、その目に見えない強力な連絡網が心の支えになっていました。携帯は料金がかさむし、メールもスカイプも「ただ」のパソコンはやはり特別の「スグレモノ」です。
とにかくまたキーボードたたく音が生活に戻ってきました。情報の量、情報の質、情報のスピード、情報の便利さ・・・、年をとってからこれほど通信の世界にかかわり、逃れられなくなるとは以前は想像だにできないものでした。
プロバイダー料、光回線使用料、NHK視聴料、ケーブルテレビ料、電話代、携帯、新聞代と、通信費は年代を問わずかなりかさんでいるのが日本の現状です。
今年もゴーヤがやっと緑のカーテンらしくなり、奮発して苗を接ぎ木にした効果も出て大きな実がなっています。縦4m横5mのカーテンにするためには、毎日だいぶ気を配っていますが、室内からの眺めは、透明感のある葉裏の緑と風のそよぎで実にさわやかです。