papahaponさんのブログで、「若ごぼう」の記事を見て、気になって気になって、食べたくて食べたくて、夢にまでみてしまいました。が、店頭ではなかなか見つかりませんでした。
そんなとき、haponさんから連絡あり!時間は午後4時。遅いけどどうしようか・・・と思う暇もなく、胃が勝手に「行く」と決めてしまっていました。
夕方のごったがえすデパ地下。聞いたほうが早いと「若ごぼう、あります?」「えっ?・・・あ~ぁ、葉ごぼうですね。」
「若ごぼう」という美しい名前があるのに、なんで「葉ごぼうなの?」といいたかったけれど、手に入ったから良しとしましょう! 袋にはちゃんと『若ごぼう』と書いてあるのに。 若紫、若おかみ、若鮎、若菜、若水・・・と「若」がつけば、もうそれだけでアピール度は満点。
根の部分は16,7cmで、茎と葉は蕗にそっくりです。私は何となく葉わさびのようなものをイメージしていたので、ボールペンと比べても、こんなに大きいのが意外でした。(たまたまスコップの写真のついた新聞を見つけました。)
根と茎は、豚肉とさっと炒めました。ごぼうの香りがぷんとして、「歯ごたえがおいしい」という表現がぴったりです。葉の部分は薄あげと煮びたしにしました。ちょっとほろ苦くて、お酒とよく合います。
今日の夕食は一人だったので、ついでにデパ地下弁当を買ってきました。量が多すぎ!お腹がすいているときの買い物は要注意。おにぎりのほうがよかったかな。おいしい梅酒も出番です。 夢にまで見た幻の「若ごぼう」が現になり、満足の一人夕食でした。日本人でよかった~!ごぼうの美味しさなんか外国人にはわからないだろうな~。
そういえば、夫がケニアに行く折に、駐在の人から、「お土産にごぼうが欲しい」というリクエストがありました。泥つきごぼうは難題でしたが、持っていったようです。ごぼうの味と歯ごたえは、海を越えても忘れられないほど、日本人の味覚にぴったり合っているのでしょうね。
これで、早春の私の季語帳に「若ごぼう」が加わりました。これからは早春の店先チェックを忘れないようにします。