この冬に驚くほどたくさんの実をつけたセンリョウ。正月にずいぶん切り花にしましたが、まだこれだけ残っています。寒空に赤い実・・・は、鳥ならずともなぜか心がぱっと開きます。
私が植えたのでなく、亡くなった義母が自分の部屋から見えるところに植えたもので、いつ植えたのかも覚えていませんが、なかなか実が付かないと嘆いていたのを覚えています。
亡くなった後こんなにたくさんの実をつけるようになり、生きているときだったらどんなに喜んだことでしょう。いつから実がなり始めるかはそれぞれの木の持っている特質なのでしょう。
テレビ番組で、マンリョウ(万両)、センリョウ(千両)、ヒャクリョウ(百両)、ジュウリョウ(十両)、イチリョウ(一両)を映していましたが、実の付く量に応じて名前が付いたのだそうです。
正月にはもっぱら千両、万両が使われるようですが、名前の付け方からして、遊び心があってとても楽しいと思います。我が家にこれだけの「千両」があれば懐も心もそれなりに満足です。
寒さの厳しい冬の庭にも、少しずつ色が戻ってきました。ストック、パンジー、デイジー、スイセン、ラナンキュラス、サクラソウ、ハボタン、アリッサム、プリムラ・・・。それに大好きなクリスマスローズの蕾も見つけました。土の下で頑張っている球根類も頭を出しかけています。
種撒きが遅くなった大根も、それなりにしっかりと葉を大きく広げてきました。春菊も間引いたので、安心して葉を広げ始めました。スナップエンドウも10センチほど伸びていますが、今年の収穫や如何に・・・.
花が少なくなったストックの茎を切り詰めると、下に控えている花芽がどんどん伸びてきます。切り落としたものがもったいないので器に入れてみると、なんと花のデコレーションケーキの出来上がり。こんな小さな工夫がとても楽しいのです。
正月に沢山煮た黒豆を使っての簡単黒豆おこわ。煮た黒豆の糖分をさっと洗い流し、洗って1時間ほど置いたもち米に入れ、手持ちの甘栗を皮を剥いて加え、炊飯ジャーのおこわバージョンで炊くだけ。黒豆は到来物の丹波産3Lで、大きくてねっとりして8時間かけて煮たものです。一味変わったおこわが楽しめます。