月に一度だけの燃えないゴミ収集日。整理して収納庫や床のスペースが広がるのが快感の私ですが、捨てないでよかったものがあります。
ひとつは、息子のお土産、パステルの「なめらかプディング 極み」 の容器です。美濃焼で漆の質感を持つ円筒形の蓋付き容器は、何かに使えるはずと残しておきました。
時節柄 「桜と日本酒のデザート」の作り方が日経新聞に載りました。この和のデザートなら美濃焼の器がしっくりきます。材料はすべてそろっています。「作るなら今でしょ!」とさっそく作ってみました。
①牛乳300ml、砂糖大さじ6、粉寒天小さじ1を合わせて中火にかけます。煮立ったら弱火にし1分ほど混ぜながら煮ます。
②火を止めたら、日本酒100mlを加え粗熱を取ります。塩を抜いた桜を粗みじんに切ってそこに加えます。4個の器に流し入れ冷蔵庫で冷やし固めます。
③水50ml、砂糖大さじ1.5 を中火にかけ、火を止めたら日本酒小さじ1を加えて冷まします。シロップの出来上がり。
④上の②に③をそそぎ、桜の花をのせます。ちょうど黒豆を煮ていたので、それでアクセントをつけました。
もう一つは折り畳み傘。外出先で雨に合うごとに増えていく中途半端な傘。長く収納庫にしまっておいたせいか柄の部分の樹脂が溶けだしてベタベタしてとても不快です。使い物にならないし、ここぞとばかりに処分するつもりでした。
「まるで接着剤みたい・・・。接着剤??それならシールはがしで取れるかも・・・」とスプレー式の接着剤はがしを吹き付けました。
布で泡を拭き取ってみるとバッチリ取れているではありませんか!あとは水洗いして成分を取り除けばご覧のとおりです。このアイディアが嬉しくて捨てがたく、やっぱりとっておきます。いつも断捨離を強行しているわけではありせん。寸でのところで息を吹き返した傘でした。
憂鬱な雨の日はカラフルな傘は少し気分を盛り上げてくれます。梅雨には役に立ちそうです。今日のごみ出しにストップをかけたプリン容器10個と傘2本でした。