ミュンヘン空港から、次の目的地チューリッヒに向かいます。ルフトハンザ航空 11時30分発 。ルフトハンザはセキュリティチェックが厳しいので早めに空港へ。
ターミナル2 で手続きをしますが、e チケットとパスポートを準備しての自動チェックインなのです。ドイツ語表示なので職員のリードがないとちょっと大変。
案の定チェックは厳しく、ベルト、靴、身に着けているものはほとんど脱いでチェックされます。
ニコリともしないたくさんの係官の視線の中を、違法もしていないのにドキドキしながらも平静を装いながら進みます。
もちろん女性の係官ですが、頭からつま先まで360°ぐるっと、からだ中をくまなくさわってチェックされます。でもそこを通過すると、ルフトハンザはサービスがよくて、搭乗口の近くにはセルフサービスの飲み物が用意されています。
1時間ほどの搭乗時間です。
小型で4席並びのバスみたいなもので、サラリーマンらしき人たちでいっぱい。
私の席がダブルブッキングしていましたが、私たちを優先してくれて、あとは添乗員さんが都合をつけてくれたようです。
チューリッヒ空港に降り立つとちょうどお昼時。スーツケースを持っていたので、手近にあったカフェで一息つきました。
チューリッヒは物価が高いとは聞いていましたが、このパンとコーヒー二人分で 15スイスフランも。日本では120円で買えるエビアンのボトルが、なんと 4スイスフランもするのです。びーっくり!( 1 スイスフラン=90円 )
食事に予想外にかかりそうで、あわてて両替を追加しました。
チューリッヒ中央駅にほど近い所にホテルを予約していました。空港から中央駅まで電車で12分(3.2スイスフラン)ですが、到着して駅構内を歩きまわるのも二度手間だし、高いけどタクシー(50スイスフラン)にしました。タクシーは安全で快適ということでした。
中央駅は地上・地下があり複雑で迷路みたいです。大工事が進行中で、正確な構内図もありません。とてもこんな構内でスーツケースを引っ張っては歩けないところでした。
チューリッヒのホテルは料金の高いところから埋まり、ビジネス客で平日の方が取れにくいとのこと。それに世界の金持ちがスイスの銀行に、避暑に、と続々と集まってくるのでしょう。
設備の割には料金が高いのがチューリッヒのホテルです。予約の時に、ホテルからの返答に時間がかかりちょっと不安でした。朝食時の人数を見ていると、予約が取れてよかったとつくづく思ったほどです。
私たちが泊まったのはビジネスホテルで、ダークスーツのビジネスマンそれも明らかにバンカーらしき人が多く、商工業・金融業の盛んなスイス最大の都市からすれば当然かもしれません。
ホテルでひと息つくと、トラムに乗って中央駅に行き情報を集めました。
トラムの切符は停留所でしか買えません。それもコインしか使えないので、いつもコインの枚数を気にしていました。
左が自動券売機。右下の英語表示のボタンを押して、30分券(2.6スイスフラン) か、1時間券(4.1スイスフラン) か、1日券かを決めて、指示に従ってコインを入れます。
切符には、乗車の有効時間が刻印されて出て来るので、その時間内だったら乗り換えが効きます。
私服の検察官に不正乗車が見つかれば、罰金80スイスフランだとか。
切符には時間が刻印されているので行動の記録にもなるという利点があります。
メモ代わりになり、旅の記録にも役立ちます。4日間歩くことのほうが多かったので、トラムの乗車回数もこれだけで済みました。
情報センターでの情報集めは、市内地図、トラムの路線図、美術館、旧市街の情報など。これが大いに役立ちます。
夕食は中央駅地下のフードコートのスタンドで。飛びつくほどのメニューはありません。日本の食事がいかにきめが細かいか、いかに舌が肥えているか、いかに食のセンスがあるかをつくづく感じました。
軽めでピリッと引き締まった味が欲しくて注文したのが、カレーライスみたいなもの。辛くて辛くて、さすがの私の口もホットホット。
今回の旅のメインエヴェント、ヴィンタートゥール行きの列車も確かめました。