新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

マルティン・ガルシア・ガルシア ,Piano

2024年11月02日 | 音楽
手元に今年中のチケットが5枚あります。そのうちの1枚が今日。リサイタルに行けるか危うくなりかけたけど、無事聴くことができました。
というのも、今週初め、夫が家の中でも介助が必要なほど腰に激痛が走りました。2階から下りられません。

もともと脊柱管狭窄症の病名を持っているので、整形外科でカロナールを出してもらうと、これが意外なくらい効果があり、少し落ち着いたところで病院へ。
レントゲンでは骨折はなく、MRI で脊椎靭帯骨化症とわかりました。治療法はないということで、とりあえずカロナールを飲んでいます。脳神経外科では長期服用のリスクを言われましたが。

取り敢えず、昨日から症状が落ち着いています。ということで、無事リサイタルに行くことができ、久しぶりに妹にも会えました。

3年前のショパンコンクール以来、テレビ出演でも顔を見ているし、人懐っこい感じが好感が持てます。
ポロネーズの引き初め、指が高音に滑り出した途端、ああ来てよかった!その音色だけでガルシアさんのピアノがわかりました!

前半はショパンオンリーでしたが、後半はスペインの作曲家モンポウの「ショパンの主題による変奏曲」。
前奏曲7番を主題に12の変奏を展開するもので25分間も。
哀愁あるファリャを思い描いたり、スタッカートの効いたエネルギッシュな音にフラメンコをイメージしたり、やはりスペインの香りが漂いました。

男性客が目立ったし、スタンディング・オベイションや口笛もあり、演奏者としては嬉しかったと思います。アンコールが3曲も!
リストやラフマニノフの2曲。シューベルト「楽興の時」は、まるでピアノが歌っているような素晴らしい演奏でした。

今年は、チョ・ソンジンさんとガルシエさんのピアノを聴けたことが大収穫でした。素晴らしい音色がずっと頭に残っています。
あと4枚のチケットも無事に消化できますように・・・。






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