新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

三陸の昆布

2013年06月30日 | くらし

Img_2124_2仕事で東北を訪れたという息子が、三陸の昆布とわかめとひじきを送ってくれました。

「何か地味・・・」の感じもありますが、ちょうど関西の旅の最中に電話があり、それならと昆布類を注文しました。九州ではパックに詰めた刻み昆布しか手に入らないからです。
送ってきた昆布は一本物で長さが3メートル以上もあります。この長さにビックリ!まるで帯!

震災後は三陸わかめが手に入りにくくなり、震災の大きさに心を痛めましたが、あれから2年、こうして三陸に成長した昆布を見ると、復興に向けて少しづつ動き出しているのを感じます。復興への意欲と品質の良さとプライドをかけて、三陸は頑張っています!


そういえば、「あまちゃん」のテーマソングとともに映し出される美しい三陸の海の中。しっかり根を張った昆布がゆらめいているのを見ると、朝から爽快感が増します。
「夏ばっぱ」が海岸で岩の海藻をこそぎ落としている傍の岩にも、採ってきたばかりの写真のような長~い数本の昆布がありました。(ドラマの 撮影場所云々は置いとくとして・・・ )

以前、お中元売り場で、自分もこれをもらったら嬉しいな・・・、と幅30センチの一本物のラウス昆布を贈ったことがあります。普段自分ではなかなか買えないものを贈る、もらう、というのはとても嬉しいことです。


Img_2131という訳で、やっと肉厚の材料が手に入ったのでさっそく作ったのが、昆布と椎茸の佃煮です

半蒸し昆布…150g  干しシイタケ…5,6枚干しいりこ・いりごま…適宜
調味料 ( 醤油…100ml  酢…150ml  つゆの素(ストレート)150ml  きび砂糖…150g )


① 半むし昆布は適当にハサミで切り、5分くらい水につけてザルにとる
② 干しシイタケは水で戻し細切りに。いりこはフライパンで空煎り
③ 鍋に 調味料を入れ、黒糖が溶けるまで煮立てる
④ 上の鍋の中に、いりごまを除いた料を全部入れ、強火で煮立て、その後弱めの中火で約50分ほど煮詰める
⑤最後に、冷ましてからいりごまをふりかける

いりこは、かたくちいりこの市販品「食べるいりこ」を使ったら大きさも味も口当たりもよく、調味料は好みに応じて増減するといいと思います。

三陸わかめを使って、大船渡のばっぱの「わかめご飯」を作ったら、磯の香りが新鮮でとてもおいしくできました。若々しいワカメの色がとってもきれいです。

 

 

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ノリに乗ってます!

2013年06月25日 | 国内旅行記

ノリノリきっぷの二日目。コンフェデ、イタリア戦の残念な思いを吹っ切って、いざスタート!
午前中は東寺見学 ⇒ 京都発サンダーバードグリーン車 ⇒ 新大阪発のぞみグリーン車 ⇒ 広島着 ⇒ ひろしま美術館 ⇒ 広島発のぞみグリーン車 ⇒ 博多着

◆ 東寺

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Eテレ『日本列島巡礼編』で、東寺が真言宗総本山として紹介されていて、とても気になっていました。
八条口側にあったせいかなかなか訪れる機会がなく、今度やっと行く機会を得ました。小雨でずっと傘をさしていましたが、不快な雨ではありませんでした。

観光ルートをはずれているのか、国宝ざっくざくの端正なたたずまいのお寺なのに、程よい観光客の数です。

国宝・五重塔は、9世紀初め弘法大師の創建ですが、たびたびの焼失の後、家光の寄進により竣工したもの。
国宝・金堂は8世紀の終わりに創建。焼失の後、秀頼発願により再興したもの。家康が大阪城に蓄えられた大量の金を減らすために仕向けたとか聞いたことがあります。でもおかげで、こうして後世にまで残りました。


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講堂は弘法大師により着工されましたが、15世後半に土一揆より焼失、まもなく再興されたものです。21躯の仏像のうち15躯も国宝。さすが京都です。
仏教用語は難しくて何度聞いても頭の中で整理できません。でも、知的で美形で瞑想する帝釈天には釘づけ。「ハンサム」の定義づけは何百年前から変化していないようです。造形美も技術も西欧の彫刻に劣りません。


 ひろしま美術館

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上の写真はひろしま美術館のゴッホ「ドービニーの庭」。下がスイスのバーゼル市立美術館のもの。制作順はバーゼル作品が先です。

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ひろしま作品では、左下に暗い赤で塗りつぶされた部分がありますが、バーゼル作品にはその部分に黒猫が描かれているのです。
ひろしま作品ではその謎の部分に、「消えた」「消した」「もともと描かなかった」などと、ゴッホの衝撃的な死の直前の作品であるためにいろいろ取沙汰されていました。


しかし数年前、吉備国際大学で科学的に研究された結果、ひろしま作品にも黒猫が描かれていたこと、全体的に鮮やかな透明感のある色彩で表現されていたとされました。黒猫は後年他の画家によって隠されてしまったということです。
ひろしま美術館では、その検証が丁寧に復元画で説明され、視覚的にもわかり易くまとめてあるのが印象的でした。

もう一つの検証。藤田嗣治「裸婦と猫」の墨による面相筆のこと。油絵具は油性のために水性の墨をはじきますが、タルクを塗ることで油絵の上に面相筆で墨で輪郭を描くことができたのだそうです。
これもその過程がかなり詳しく説明、展示されていました。なかなか面白い企画だと思います。


◆ 広島お好み焼き
ここに来てぜひ食べたかったものが広島お好み焼きです。駅の「」でオススメのおいしいお店を聞いたら、駅ビルの中にある「麗ちゃん」を教えてくれました。

Img_2109行列のできる店です。混んでる、混んでる!背広の男性が多い!出張組らしき人も!観光客も!外人さんも数組!
ちょうど博多の焼き鳥屋さんというところかしら?
お好み焼きを肴にビールを飲み、食べたらさっさと帰る・・・、回転の速いお店です。
屋台から初めて50年の歴史を持つというお好み焼きの店でした。タレは「カープ お好みソース」、甘口とピリ辛の辛口。どちらもおいしいです。満足です!

今回の旅は観るところを絞ったのでゆっくりの旅でした。念願のクラーク展を観れたし、久しぶりに京のおばんざいも食べたし、古都の空気も吸ってきました。
正規料金を払うなら、旅費は倍以上はかかるでしょう。このお得感が何より満足度をぐっと引き上げてくれましたo(^-^)o 

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『奇跡のクラーク・コレクション』展 in 神戸

2013年06月22日 | 国内旅行記

Img_0001_2米国のクラーク美術館で選りすぐられた作品73点の展覧会が、「ルノワールとフランス絵画の傑作」として、兵庫県立美術館で開催中です。三菱1号館美術館での長い展示期間を終え、やっと西日本にやってきました。

「奇跡のクラークコレクション」とうたわれたこの展覧会の何が「奇跡」かと言えば、大富豪クラーク夫妻の確かな審美眼で逸品ばかりが収集されたという奇跡、まとまった形で初めて日本で展示される奇跡、だそうです。


中でも夫妻がこよなく愛したというルノワールの作品は22点もあります。

ルノワール特有の、内側から輝くような透明感のある肌の質感に、思わず指で触ってみたくなります。滑らかさ、柔らかさ、肌の温もりまで感じてしまいます。まさにルノワールの肌は、女性のあこがれの肌です。
その表現も1882年ごろまでの作品で、それ以後は輪郭もタッチも固く色彩も赤っぽく変化していきます。

コロー、ミレー、モネ、シスレー、ピサロ、マネ、ドガ、ロートレックなど、印象派好きの日本では聞き飽きるほどの名前ですが、全73点のうち59点が日本初公開。なかなか見ごたえがありました。
クラーク美術館は、現在安藤忠雄氏の設計による改装中で、その期間を利用して世界巡回展が開催されているのだそうです。

作品の展示間隔もゆったりしていて観やすいのですが、音声ガイドを聞きながらカタツムリ速度の鑑賞はけっこう疲れます。2Fの海の見えるレストランでランチ休憩をした後、「小磯良平記念室」「金山平三記念室」で日本の画家の力作を見て回りました。

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三の宮から新神戸へ戻り、例の夢のチケットを使って新幹線で新大阪へ。そこで待つまもなく富山行のサンダーバードに乗り継ぎ京都へ。これで一日目のチケットは終了です。
つくづく便利だと思ったのは交通系ICカード。福岡で使えるnimocaカードが近鉄でも使えます。面倒な料金表を見たり切符を買う不便さが省けることは旅のストレスをためません。旅はどんどん省力化されています。

ホテルは八条口の新・都ホテル。何度か泊まって部屋も気に入り、アクセス抜群なので迷いもなくここに決めました。

 

 

 

 

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JR西日本 『ノリノリきっぷ』

2013年06月21日 | 乗り物

 

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JR西日本発売の、この『ノリノリきっぷ』の情報をくれたのは友人Mさんです。

鉄道趣味の女子を称して「鉄子」と賑わった時期がありましたが、Mさんの「鉄子夫人状態」はまだ健在、どころか意気軒昂といったところ。いつもJRの新商品や情報収集に余念がありません。
Mさんは、和服を着こなし、篠笛を吹き、電動自転車を巧みに乗りこなす日本美人。JRを最大限に乗りこなして各地の美術館巡りをする、神出鬼没の行動型の女性です。


『ノリノリきっぷ』は、グリーン車・普通車の座席指定が4回まで利用できます。指定しないなら新幹線、特急、普通が2日間乗り放題と夢のような切符です。いくつかの制約はありますが、値段は2万円。このちらしのご夫婦は谷村新司ご夫妻です。何ともいい雰囲気ですね~。コマーシャルのための「あつらえ夫婦」ではないことは一目瞭然ですね。
利用範囲はJR西日本管轄の路線に限られており、利用できるのは地図にある部分だけです。

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三菱1号館美術館で開催されていた「奇跡のクラークコレクション」展が、今、兵庫県立美術館にやってきています。東京と違いここなら入館に並ぶことは先ずはなさそうです。
「観たい」と「使いたい」がうまく合致して、天気予報は曇り時々雨でしたが、関西に向かって「ノリノリきっぷでゴー!」と出発しました。


 博多   → 新神戸 (のぞみ グリーン車指定席)下車、 兵庫県立美術館へ
 
 新神戸 → 新大阪 (ひかり 自由席)
 新大阪 → 京都   (サンダーバード 自由席)  新・都ホテルで1泊

 京都     → 新大阪 (サンダーバード グリーン車指定席)
 新大阪 
→ 広島      (のぞみ グリーン車指定席)下車、 ひろしま美術館へ
 広島     → 博多    (のぞみ グリーン車指定席)

 

正規の料金を払ってなら、上のスケジュールは自慢にはなりませんが、2万円切符でこれだけたくさん乗りこなしたというところがとても自慢なのです。マニアックな「瞬間鉄子」状態。
でも、グリーン車に乗る機会をこれで一生分使い切ったのかも・・・。

 

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青じその利用

2013年06月13日 | 食・レシピ

庭のあちこちに雑草然として顔を出す青じそ、まるでモグラ叩きのように抜き取っています。醤油漬けにして瓶に保存し、おにぎりや和え物に重宝はしていますが、なんせ使い切れない状態です。

そんな時にぴったりの
「あさイチ」の青じそ情報です。(左の緑文字をクリックすると、HPに青じその効用、レシピ、保存方法などが出ています)

<青じそ万能だれ>
・・・ルテオリンの吸収を高めるためにすりつぶすのがいいそうです。
材料
青じそ 30枚、 サラダ油 大さじ3、  薄口しょうゆ 大さじ1、
みりん 大さじ1、  塩 小さじ1、  酢 大さじ1  
 

作り方
①粗く刻んだ青ジソをミキサーに入れる
②酢以外の調味料も加えて、ドロドロになるまでミキサーにかける
③ペースト状になったら、酢大さじ1を加えてミキサーでひと混ぜする

要するにバジルソースの日本版。薄口しょうゆの塩分があるので私は塩は控えました。さっぱりとした味と香りがとってもおいしいです。夫の評価も「〇」。何よりも雑草と化している青じその華麗な変身に我ながら拍手です。

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作ったばかりの青じそ万能だれに合う料理を考えていたらこれに決まりました。鶏肉に軽く塩コショウをして弱火で表裏を返しながら20分焼くと、表面はカリカリ、中は軟らかく焼き上がります。これに作ったばかりの青じその万能だれをたらしました。

野菜サラダにかけてみると、ううーん、ちょっとあまりお勧めできない取り合わせに・・・。緑に緑のソースでは、ちょっとグロテスクに(´゜Д゜`;)

グラスは、リンゴジュースをウォッカで割ったもの。テレビでワルシャワの街歩きを見ていたらこの飲み物が出てきました。ポーランドの典型的な飲み物だとか、さっそく夕食に。

残ったトマトをラップに包みながら、出来上がりかけたお味噌汁を見てはたと思いついたことがありました。トマトの皮と種を取り除いてサイコロに切って入れると、なんとまあとてもマイルドな深い味になりました。トマトが出回る時期にはいろいろ試してみましょう。この意外な組み合わせも、確かテレビ情報です。


♪~~♪  レバニラ炒め  ( レバー + セロリ + ニラ + ネギ ) ♪~~♪

レバーとニラだけでなくセロリとネギが入るので一品料理の格も上がります。ついでに残り物のニンジンも入れてみました。
レバーを氷水につけたり、下味をしっかりつけて冷蔵庫で30分以上置くことがコツ。
ご飯はセロリの葉を刻んだものと塩をぱらっと振り入れて混ぜたもの。ずっと前に
「一人暮らしの料理」で観た簡単料理。これが実に病みつきになりそうなほどに、夏にぴったりのご飯です。

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この時期の庭

2013年06月01日 | ガーデニング

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今の時期の定番、サフィニアです。20年前サントリーが売り出した時に「???」でした。なぜお酒の会社が?・・・。今ではフィルムの会社が化粧品を開発する時代で、その走りだったのでしょうか。

園芸店の見本の鉢植えの豪華さにさっそく飛びついて以来、毎年育ててます。いろんなサフィニアが開発され、その都度新しい品種に心を移していたのですが、やっぱり最初のこの品種が一番飽きが来ません。雨に濡らさないと、素直にすくすくと育ちます。

 

ブログの最初を飾るのは赤系の花がインパクトが強いのですが、好きなのはブルー系の花です。
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上左:デルフィニウム                        上右:アメリカンブルー

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上左:ヒエンソウ(?)こぼれダネです。           上右:ブルースター

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上左:ブルーサルビア                    上右:イングリッシュラベンダー


 庭の野菜を使ったお昼ご飯..:。:.::.*゜:.。:..:*゜..:。:.::.*


バジルとトマトの冷たいスパゲティ と サラダ菜と豆腐のサラダ

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花たちの横に遠慮がちに育つ野菜。虫は「サラダ」が嫌い??? サラダ菜にはなぜか虫が寄りつかないのです・・・。

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