仕事で東北を訪れたという息子が、三陸の昆布とわかめとひじきを送ってくれました。
「何か地味・・・」の感じもありますが、ちょうど関西の旅の最中に電話があり、それならと昆布類を注文しました。九州ではパックに詰めた刻み昆布しか手に入らないからです。
送ってきた昆布は一本物で長さが3メートル以上もあります。この長さにビックリ!まるで帯!
震災後は三陸わかめが手に入りにくくなり、震災の大きさに心を痛めましたが、あれから2年、こうして三陸に成長した昆布を見ると、復興に向けて少しづつ動き出しているのを感じます。復興への意欲と品質の良さとプライドをかけて、三陸は頑張っています!
そういえば、「あまちゃん」のテーマソングとともに映し出される美しい三陸の海の中。しっかり根を張った昆布がゆらめいているのを見ると、朝から爽快感が増します。
「夏ばっぱ」が海岸で岩の海藻をこそぎ落としている傍の岩にも、採ってきたばかりの写真のような長~い数本の昆布がありました。(ドラマの 撮影場所云々は置いとくとして・・・ )
以前、お中元売り場で、自分もこれをもらったら嬉しいな・・・、と幅30センチの一本物のラウス昆布を贈ったことがあります。普段自分ではなかなか買えないものを贈る、もらう、というのはとても嬉しいことです。
という訳で、やっと肉厚の材料が手に入ったのでさっそく作ったのが、昆布と椎茸の佃煮です。
半蒸し昆布…150g 干しシイタケ…5,6枚干しいりこ・いりごま…適宜
調味料 ( 醤油…100ml 酢…150ml つゆの素(ストレート)150ml きび砂糖…150g )
① 半むし昆布は適当にハサミで切り、5分くらい水につけてザルにとる
② 干しシイタケは水で戻し細切りに。いりこはフライパンで空煎り
③ 鍋に 調味料を入れ、黒糖が溶けるまで煮立てる
④ 上の鍋の中に、いりごまを除いた料を全部入れ、強火で煮立て、その後弱めの中火で約50分ほど煮詰める
⑤最後に、冷ましてからいりごまをふりかける
いりこは、かたくちいりこの市販品「食べるいりこ」を使ったら大きさも味も口当たりもよく、調味料は好みに応じて増減するといいと思います。
三陸わかめを使って、大船渡のばっぱの「わかめご飯」を作ったら、磯の香りが新鮮でとてもおいしくできました。若々しいワカメの色がとってもきれいです。