ブログを始めて5回目の渋 皮煮のアップ。毎年同じ時期、同じテーマではマンネリ化も否めませんが、置かれた状況も思いも毎年違ってきます。
前日に鬼皮をむき、翌日に3時間の連続調理時間が必要なので、確実に時間が取れ、食事の準備の合間を見計らってからでないと渋皮煮をスタートできません。
10数年前にゲ ットした鬼皮むき専用の「栗くり坊主」が大健闘!刃にギザギザの切り込みが入っていて、がっしりと鬼皮をつかみます。それを繊維に沿って下に引っ張るだけ。
この新兵器の登場はまさに「改革」に値します。それまでは怪我をしながらの包丁さばきでした。今では、鬼皮むきはすっかり夫のレパートリー。ほとんど剥き損じはなく、渋皮を美しく羽織った剥き栗が誕生しました。
1キロずつを別々の鍋で同時進行で作りました。いつも2キロを一つの鍋で作るのですが、今回はちょっと丁寧に作ってみました。1キロ単位で作る方が煮崩れがありません。
- 栗1キロにつき、タンサン小さじ1を入れて一晩置きます。
- 翌朝水を変えて、またタンサン小さじ1入れて30ほどゆでます。
- お湯を捨て、ぬるま湯の中で渋皮の筋を取り除き、今度は水だけで30分ゆでます。これをもう1回繰り返します。
- お湯を捨て、栗にひたひたの水と砂糖400gを入れてアクを取りながら50分ほど煮ます。
- 醤油大さじ1を入れて5分煮て火を止めます。
- ここで終わりにすると渋皮煮の出来上がりで、瓶に入れて冷蔵庫で保存します。マロングラッセにするためには、鍋ごとひと晩置きます。
- 次の日今度は汁だけを火にかけ、少し煮詰まったら栗を入れ30分ほど煮ます。ここでもうひと晩置きます。
- 次の日、鍋ごとことことこと・・・。煮汁がとろっとしてきたら、仕上げにブランデーを50ccほど入れ火を止めて出上がり!
- 瓶詰めにして、冷蔵庫で保存します。3泊4日・・・、マロングラッセの出来上がりです。
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今年のキンモクセイはびっくりするほどびっしりと花をつけ、強い香りを放ちました。この香りにひかれてか庭に1本は植えている家が多いようです。
香りの期間は意外に短く、しばらくすると木の下は黄色いじゅうたんになっていました。これから本格的な秋に向かいます。
やはりこれも異常気象のせいでしょうか、夏に地植えのホンコンカポックに鈴なりの実がふさふさと実っているのを、数か所で見かけました。赤に近いだいだい色。ちょうど南天の実が下に向かって垂れ下がっているような具合です。ホンコンカポックはグリーンのインテリアとして普及していたので、実がなるという事実を知りませんでした。驚きでもありショックでもありました。日本はやはり亜熱帯化に向かっているのかしら・・・?