賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

ツバキ 「熊谷」

2016年03月16日 | 椿・サザンカ
3月2日の神奈川県立フラワーセンター大船植物園のつばき園から


「熊谷(くまがい)」。
プレートには「熊ヶ谷(くまがや)」になってましたが“くまがい”でいいでしょう。
濃朱紅色の一重、平開咲きで梅芯の大輪。3倍体品種のため花も葉も大型で肉厚。花期4月。


こちらは3月12日に川崎市緑化センターのツバキ展で展示されていた「熊谷」。


データを調べたら、緑化センターで撮影したのは2009年3月以来のことでした。


前回「熊谷」を載せたのは2009年4月15日で、横浜市のこどもの国・椿の森の花でした。
これはその3年後、2012年4月15日に撮っていたもの。


椿の森でも2013年4月1日の旗弁化したこの花以来撮っていません。
なお、旗弁については、上記リンク先に
“雄しべの葯が弁化した唐子咲きの花形になるものがある。
しかもそれが毎年とは限らず、年によって不定に現れる”と記していました。


最後に、町田市の薬師池公園で2010年3月20日に撮っていた花のファイル名は「熊谷?」。
なぜ“?”をつけたのかは不明ですが「熊谷」らしい花ですのでおまけで…。

ツバキ 「京小町」

2016年03月15日 | 椿・サザンカ
3月2日の神奈川県立フラワーセンター大船植物園のつばき園から


「京小町」。


いろいろ調べてみましたが品種データは見つかりません。
写真からは白地に濃淡の紅色の縦絞りが入る八重の中輪といったところで、
花色は2012年4月24日に載せた薬師池公園の「江戸錦」に似た感じかと。


大船植物園では2014年4月9日にたくさん撮っていて、旗弁の入ったものや


紅花も多く見受けられました。

「京小町」は2010年4月3日に茅ヶ崎市の氷室椿庭園の花載せたのが最初ですが、

2015年3月25日にも同庭園で撮影していました。


きれいな花ですが、大船のよりも、しべがやや貧弱ですかね。

ツバキ 「和歌の浦」

2016年03月14日 | 椿・サザンカ
3月2日の神奈川県立フラワーセンター大船植物園のつばき園から


「和歌の浦」。
白~淡桃地に桃色の小絞りや縦絞りが細かに入る八重の中輪。


大きさがあまり変わらない17、18枚の細長く平坦な花弁が三、四重に重なり、
広く平開して貧弱な筒しべか散しべを抱える。


白地から紅地まで花色に変化が多く、白、紅の単色花も咲く。


花期は4~5月で、江戸期からの古種。
(品種説明は淡交社刊「新装版 日本の椿花」から引用)



茅ヶ崎市の氷室椿庭園でも2015年3月5日に「和歌の浦」を撮っていました。

「和歌の浦」は2010年4月15日に町田市の薬師池公園で撮影した花を載せています。

ウメ 「見驚」

2016年03月13日 | 椿・サザンカ
本日2回目のアップです。
最初はツバキの「見驚」でしたが、

同じ3月2日の大船植物園でウメの「見驚」も撮っていました。


園の名札には、野梅系。花は淡紅色で大輪八重咲き。


水戸・偕楽園の梅図鑑には、
開花は2月下旬~3月中旬。花色は淡紅から移り白(蕾のうちはピンクで開花すると白色)
八重の大輪(3~4cm)で野梅性。実つきはよいが八つ房梅のようで漬物には向かない。


ここからの2枚は2011年2月26日に神代植物公園で撮影していた「見驚」。


2011年2月6日に世田谷の羽根木公園で撮った「見驚」を載せていたので、
神代のほうは紹介しそびれていました。同名のつながりでようやくお披露目です。

ツバキ 「見驚」

2016年03月13日 | 椿・サザンカ
3月2日の神奈川県立フラワーセンター大船植物園のつばき園から

「見驚」。
白色の八重、蓮華咲き、大輪。花期3~4月。
弁数30枚前後の、重ねの厚い蓮華咲きの華麗な花。

こちらは2014年4月9日に大船で撮影。
花芯には正常な雄しべと、それが弁化した小旗弁とが混じる。
ときに、小さい旗弁だけの唐子咲きにもなる。
(以上、淡交社刊「新装版 日本の椿花」から引用)


同じ日に茅ヶ崎市の氷室椿庭園でも「見驚」を撮っていました。


そして横浜市のこどもの国では2010年4月4日に1枚だけ撮ったきり。


最後は昨日(12日)川崎市の緑化センターで撮った「見驚」。
緑化センターの花は2013年3月23日2003年3月23日に載せています。

ツバキ 「雪小町」 「玉椿」

2016年03月12日 | 椿・サザンカ
3月2日の神奈川県立フラワーセンター大船植物園のつばき園から

「雪小町」。


2010年1月7日に横浜市のこどもの国・ツバキの森で撮った「雪小町」を載せていますが、


そこで記載した「新装版 日本の椿花(淡交社刊)」の特徴、
“淡桃色の八重~牡丹咲き、割しべの中輪”には、こちらの「雪小町」が近いようです。


ただし、この日咲いていた花はどれも傷みが見えていてちょっと残念でしたね。



一輪だけ咲いていた「玉椿」。
初めて撮った品種ですが、検索しても品種データは見つかりませんでした。

ツバキ「加茂川」

2016年03月11日 | 椿・サザンカ
神奈川県立フラワーセンター大船植物園のつばき園から

3月2日に1枚だけ撮った「加茂川」。
てっきり初めての品種だと思っていたのですが…


1月10日の整理していなかったデータのなかに数枚の「加茂川」がありました。


で、ブログ内を検索してみたら、


伊東市の小室山公園・つばき園の一輪挿しの展示の花を2014年3月13日に載せていたんですね。
白色の一重、筒~盃状咲き、筒しべの中輪。花期は12~4月。
尾張古種で1931年の中部椿銘鑑に記載。


これは1枚目の花をちょっとワイドに撮って蕾も写っていたものです。

(当初アップしたものに誤認があったので再編集しました)



「ヒスイカズラ」

2016年03月10日 | 
3月2日の神奈川県立フラワーセンター大船植物園の鑑賞温室から

「ヒスイカズラ」。


日の当たったところを中心にアップで。
これから開くのがたくさん待機しています。一斉に開いたら壮観でしょうね。

  
ほかで開いていた部分を並べて。


「ヒスイカズラ」は2013年3月17日 に神代植物公園で撮影したものを載せています。

ウメ 「長寿」 「紅筆」 「小輪緋梅」

2016年03月09日 | 
3月2日に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮影したウメから、

開花状況が“見頃”だった「長寿」。


園の説明文には、野梅系、花は白色の八重咲きで萼は紅褐色。


WEB検索にあった花図鑑さんのページから、
青梅市で栽培されてきた品種で開花時期は2月~3月。
花径が2cm~2.5cmの中輪で香りが強い。


生田緑地梅林の立札には“白黄色最上花”



こちらは“咲き始め”の「紅筆」。


これも花図鑑さんのページからで
野梅系・紅筆性の桃色をした一重咲きの中輪(2cm~2.5cm)。
花弁の先は桃色で、花芯部の色は淡い。
蕾の先も紅色に染まり、これを口紅の紅筆に見立てたのが名の由来とのこと。


開花時期は2月~3月。生田緑地梅林の立札には“口紅小輪一重”


もう一種、園の名札が「小輪緋梅」なので準備しましたが、以前載せた「緋梅」のことのようです。


「緋梅」については2011年3月11日の神代植物公園の項でゴチャゴチャと書いていますが、


水戸・偕楽園の梅図鑑から追記すると、
分類が花梅で紅梅性。枝は枝垂性がある。花の大きさは1.5~2cmの小輪。

ウメ 「鶯の谷」 「武蔵野」

2016年03月08日 | 
3月2日に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮影したウメから、
今回も当ブログで紹介したことのない品種で

「鶯の谷」。


園の説明文には、野梅系。 花は白色の一重中輪で萼辺は紅色。


WEB検索で見つけた花図鑑さんのページから、
開花時期は1月から2月、比較的早咲きの品種。
花の大きさは2~2.5cmの中輪で、色は白に淡いピンクがかかる。


園のホームページにちょうど3月2日の開花状況が載っていて“見頃”になっており、
そのとおり、たくさんの花が開いていました。



こちらは“咲き始め”だった「武蔵野」。


園の説明は、豊後系。花は八重咲きの底黄で淡紅色。


水戸・偕楽園の梅図鑑では、
豊後性の花梅で開花は3月中旬~4月中旬。花色は淡紅(淡いピンク)。
4cm以上の極大輪で、梅の中で最大輪。しべ短く、不正形に開く。萼は赤茶色。


生田緑地梅林の立札の記載は“淡紅色大輪上花”。

ウメ 「黄門枝垂」 「巻立山」

2016年03月07日 | 
3月2日に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮影したウメから、
今回も当ブログで紹介したことのない品種で

まずは「黄門枝垂(コウモンシダレ)」。


園の説明文には、野梅系で枝垂性。 花は淡紅色一重咲きの大輪で早咲き。


名前からして、水戸・偕楽園の梅図鑑には記載されていると思いましたが、残念ながら…。


生田緑地梅林の立札の写真を引っ張り出したところ、枝垂れ性一重咲きの部にあり、
記載は簡潔に“極淡紅五弁上花”。



もう一種「巻立山(マキタチヤマ)」。


こちらは園の説明は見当たらず、水戸・偕楽園の梅図鑑にありました。


豊後性の花梅で開花は2月上旬~3月中旬。花色は裏弁爪紅絞り、一重の中輪(2~2.5cm)。
抱え咲きで花弁は細かく波打つ。


生田緑地梅林の立札の記載は“裏爪紅絞り咲分中輪”。

ウメ 「玉英」

2016年03月06日 | 
3月2日に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮影したウメから、
当ブログで紹介したことのない品種

「玉英(ギョクエイ)」。


園の説明から引用すると、
野梅系、果実は大きく、梅酒などに適す。花は一重咲きでやや黄色を帯びた白色。


水戸・偕楽園の梅図鑑から補足すると、
分類が実梅、開花は2月下旬~3月中旬、一重の中大輪(2.5~3.5cm)。


花粉が少なく自家不結実性なので、南高梅などを受粉樹として一緒に植えるのがよい。


メジロが近くにきたので一緒に撮りました。

「雪割草」

2016年03月05日 | 
3月2日の神奈川県立フラワーセンター大船植物園から、

「オオミスミソウ」。
やわらかな日差しを浴びて可憐な姿を見せていました。


名前としては、私には「雪割草」のほうがしっくりときます。


「雪割草」は、キンポウゲ科ミスミソウ属( Hepatica )の園芸名で、
日本にはミスミソウ・スハマソウ・オオミスミソウ・ケスハマソウが自生している。


これら雪割草の中で最も注目されるのが「オオミスミソウ」。
自生地は新潟県を中心とする日本海側で、新潟県の草花にもなっている。


「オオミスミソウ」は変異の幅が広く、さまざまな色や形が楽しめ、しかも性質が丈夫。


実は2月11日の第2展示室で2鉢展示されていて、掲載のチャンスを伺っていたのですが、

あわてて載せずに正解でした。
お仲間たちと一緒に紹介されて喜んでいることでしょう。

「河津桜」 「啓翁桜」

2016年03月04日 | 
今回もサクラ。
まずは3月2日に鎌倉市の神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った

「河津桜(カワヅザクラ)」。


ちょうど満開という状態でした。


原木がある河津町の“河津桜まつり”WEBページによると、3月3日の開花状況は
河津桜原木や川沿い桜並木は満開を過ぎて葉が出てきたとのこと。


こちらの木も枝先の方は風に散る花びらも出てきているようですね。


おまけは、2013年3月12日に神代植物公園で撮影した、まだ若木の河津桜の花。

河津桜は過去に町田市の薬師池公園 皇居東御苑 の花を載せています。



そして、大船植物園の入園口前に展示されていた「啓翁桜(ケイオウザクラ)」。
太い幹はなく、形の良い枝が何本もスプレー状にまとまって、一つの株をつくる。


秋冬の低温期に休眠し、気温の上昇で目覚めて開花する桜の性質を利用し、寒さに当てて温室や温湯処理を施す促成栽培で冬期に開花させられる。
出荷量日本一は山形県で、出荷時期は12月から3月。
お客さんの手元で満開を迎えられるよう、花はつぼみの状態で出荷するそうです。

「おかめ桜(オカメザクラ)」

2016年03月03日 | 
3月2日に鎌倉市の神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った

「おかめ桜(オカメザクラ)」。
木にかけられた説明によると、1970年代前半にベルギーのカルムホルト樹木園の園主が来日した折、
土産に頂いた数種の桜の一つで、大船植物園で穂木から接木し育成したもの。


多くの品種を集めたイギリスのプラントハンターだったイングラム氏が、自ら作った
マメザクラとカンヒザクラの交雑種に「おかめ」と名付けたのが名前の由来だそうです。


早咲きで開花期は2月下旬から3月中旬。
ウィキペディアから付け加えると、淡い紅色の一重咲きで、花は下を向いているのが特徴とのこと。


こちらの2枚は2月11日に入園口前で展示されていた「おかめ」。
昨日の「玉縄桜」と一緒に載せようと準備していたもの。


花色なんかも全然薄くて、出かけたのが正解でしたね。