雪山×Metropolitan

山岳点景:氷瀑の春
これ↑今日、東京にて撮りました。
三頭大滝といって三頭山@東京都檜原村にあります。

青空に気温が高い今日、崩壊音を何度も聴きました。
高温でゆるんだ雪面が崩れるワケですけど、こういう日にムリすれば雪崩に巻きこまれます。

滝までの道は除雪されて薄くなっています、が、氷化した部分は滑りやすくアイゼン推奨されていました。
ゆるんだ雪も崩れやすく足をとられます、ソンナワケで転んだ痕跡もいくつか見ました、笑

道の傍ら、根元の深さに積雪量がわかります。
暖冬の今シーズンは50~60cm、とはいえ4月まで降雪あるので冬装備が無難です。

木々の葉が落ちる冬は鳥を見つけやすくなります。

上↑はヤマガラ、金茶色が陽にきらきら可愛いです。
下はコガラ、ナニか見つけて狙っています、笑

頭上の梢は木洩陽あかるくて例年の樹氷がありません。
それでも靴底はアイゼンざくざく雪山シーズン、北斜面の深い積雪も見えます。

で、三頭大滝です。

吊橋から撮るとコンナカンジになるんですけど、冬期は凍結しやすいので要注意。
ちなみに吊橋が乾いている場合、アイゼンのまま渡ると橋を痛めます。
板にアイゼンの爪が刺さる→ひっかかり転倒もあり危険です。
滑って墜ちたら…オッカナイ結末が谷底に待っています。

それだけの高度×落差ある滝は飛沫から凍って、造詣を生みます。
滝は厳冬に凍結、その氷の下を滝水は注ぎ止まりません。

滝の上流は沢、木洩陽に雪埋もれたモノトーンはきれいでした。
もうちょい登りたいとこですが気温高い→雪崩の危険大なので今日はここまで、笑

沢水の飛沫×積雪の滴りが氷柱をつくります。

ビジターセンターでいつもの蕎麦を食べて、
駐車場へ降る道ばた、雪どけ水×苔が春の気配でした。

第123回 昔書いたブログも読んで欲しいブログトーナメント
もし山に行ってみたいなー思われたら、
まずは羽根田治『ドキュメント気象遭難』『ドキュメント道迷い遭難』読みやすくてイイかなと。
気象変化や山の危険性・注意すべき点を描かれています、まずはの基礎知識&心構えに一読おすすめです。
で↓山の鉄則ざっくり書くと、
低山でも装備きちんとする
○アイゼンの携行:秋から春先は凍結の可能性アリ・低山でも北斜面は凍ります、一度でも転んで墜ちたら遭難するのが山です。
○ヘッドライト携行:谷間や樹林は翳りやすく暗い、急な降雪で見通し悪化、など照明器具が必要になることも。
○水は必須:適切な水分補給は高山病も防ぎます、怪我をしたとき傷を洗うためにも必要です。
○登山靴:登山前に履きならしておく+防水・滑り止めなど機能性よいもの+専用靴下。靴紐もエイトノットなど解けないよう結ぶ。
○温度調整できる+濡れない服装:雪と風と日蔭で気温低い×歩くと体温上昇→汗が冷えて低体温症なんてことも。
○熊鈴必携:クマは意表を突かれると襲ってきます、鈴の音で「いるよ」と知らせることで遭遇を防ぐってワケです。
遅くても14時には下山完了※ヘッドライト携行
日が傾く→斜面で影になる→15時には真っ暗なんてことも。
特に冬山は午後になると気温が下がります、登山道が帰りは凍結している可能性も。
沢は雪崩の巣になる
低山でも沢=斜面がおちこむ集中点は雪崩の直撃を受ける可能性が大きくなります。
ちいさな雪崩でも足をとられたら滑落&転落→遭難事故につながり危険です。
もし迷ったら山頂に戻る
山頂は必ず正規ルートにあります、正規ルート=危険地帯を避けていける道です。
登山道から逸れると危険地帯=崖や滝につっこんで転落死の可能性大、疲れていても来た道を戻ることは鉄則です。
とくに冬は積雪で道が埋まるため迷いやすくもあります、雪で崖に気づかず踏抜いて滑落…なんて事故も多いです。
ホント↑ざっくりなので専門書&山慣れている人に教えてもらってくださいね?笑
カメラ使う場合の注意点ですけど、
○肩に架けたダケで歩くとカメラの重みが振れる→バランス崩しやすくなり危険です。
○遣うときだけ安全な場所でザックから出すorザックのチェストハーネスで固定する、など気を付けてください。
○山での三脚利用はぶっちゃけキケンです。
・背負った三脚をひっかけor風に煽られ転滑落、据えた三脚の重心を崩して転滑落…なんて事故も。
・三脚で根や芽を潰してしまう=貴重な植生を失ったケースが頻発しています、アナタの一枚より環境保全のほうが大事です、笑
丹沢や奥多摩は「低山だし」っていう油断=無知識から起きる遭難事故がほとんどです。
ニュースでも見ないよなんて想うかもしれませんが、頻発すぎて載らないって実情もあります。
山は「自助」が当りまえ、安全管理きちんとして楽しんでくださいね、笑
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山岳点景:氷瀑の春
これ↑今日、東京にて撮りました。
三頭大滝といって三頭山@東京都檜原村にあります。

青空に気温が高い今日、崩壊音を何度も聴きました。
高温でゆるんだ雪面が崩れるワケですけど、こういう日にムリすれば雪崩に巻きこまれます。

滝までの道は除雪されて薄くなっています、が、氷化した部分は滑りやすくアイゼン推奨されていました。
ゆるんだ雪も崩れやすく足をとられます、ソンナワケで転んだ痕跡もいくつか見ました、笑

道の傍ら、根元の深さに積雪量がわかります。
暖冬の今シーズンは50~60cm、とはいえ4月まで降雪あるので冬装備が無難です。

木々の葉が落ちる冬は鳥を見つけやすくなります。

上↑はヤマガラ、金茶色が陽にきらきら可愛いです。
下はコガラ、ナニか見つけて狙っています、笑

頭上の梢は木洩陽あかるくて例年の樹氷がありません。
それでも靴底はアイゼンざくざく雪山シーズン、北斜面の深い積雪も見えます。

で、三頭大滝です。

吊橋から撮るとコンナカンジになるんですけど、冬期は凍結しやすいので要注意。
ちなみに吊橋が乾いている場合、アイゼンのまま渡ると橋を痛めます。
板にアイゼンの爪が刺さる→ひっかかり転倒もあり危険です。
滑って墜ちたら…オッカナイ結末が谷底に待っています。

それだけの高度×落差ある滝は飛沫から凍って、造詣を生みます。
滝は厳冬に凍結、その氷の下を滝水は注ぎ止まりません。

滝の上流は沢、木洩陽に雪埋もれたモノトーンはきれいでした。
もうちょい登りたいとこですが気温高い→雪崩の危険大なので今日はここまで、笑

沢水の飛沫×積雪の滴りが氷柱をつくります。

ビジターセンターでいつもの蕎麦を食べて、
駐車場へ降る道ばた、雪どけ水×苔が春の気配でした。

第123回 昔書いたブログも読んで欲しいブログトーナメント
撮影地:三頭山@東京都檜原村
もし山に行ってみたいなー思われたら、
まずは羽根田治『ドキュメント気象遭難』『ドキュメント道迷い遭難』読みやすくてイイかなと。
気象変化や山の危険性・注意すべき点を描かれています、まずはの基礎知識&心構えに一読おすすめです。
で↓山の鉄則ざっくり書くと、
低山でも装備きちんとする
○アイゼンの携行:秋から春先は凍結の可能性アリ・低山でも北斜面は凍ります、一度でも転んで墜ちたら遭難するのが山です。
○ヘッドライト携行:谷間や樹林は翳りやすく暗い、急な降雪で見通し悪化、など照明器具が必要になることも。
○水は必須:適切な水分補給は高山病も防ぎます、怪我をしたとき傷を洗うためにも必要です。
○登山靴:登山前に履きならしておく+防水・滑り止めなど機能性よいもの+専用靴下。靴紐もエイトノットなど解けないよう結ぶ。
○温度調整できる+濡れない服装:雪と風と日蔭で気温低い×歩くと体温上昇→汗が冷えて低体温症なんてことも。
○熊鈴必携:クマは意表を突かれると襲ってきます、鈴の音で「いるよ」と知らせることで遭遇を防ぐってワケです。
遅くても14時には下山完了※ヘッドライト携行
日が傾く→斜面で影になる→15時には真っ暗なんてことも。
特に冬山は午後になると気温が下がります、登山道が帰りは凍結している可能性も。
沢は雪崩の巣になる
低山でも沢=斜面がおちこむ集中点は雪崩の直撃を受ける可能性が大きくなります。
ちいさな雪崩でも足をとられたら滑落&転落→遭難事故につながり危険です。
もし迷ったら山頂に戻る
山頂は必ず正規ルートにあります、正規ルート=危険地帯を避けていける道です。
登山道から逸れると危険地帯=崖や滝につっこんで転落死の可能性大、疲れていても来た道を戻ることは鉄則です。
とくに冬は積雪で道が埋まるため迷いやすくもあります、雪で崖に気づかず踏抜いて滑落…なんて事故も多いです。
ホント↑ざっくりなので専門書&山慣れている人に教えてもらってくださいね?笑
カメラ使う場合の注意点ですけど、
○肩に架けたダケで歩くとカメラの重みが振れる→バランス崩しやすくなり危険です。
○遣うときだけ安全な場所でザックから出すorザックのチェストハーネスで固定する、など気を付けてください。
○山での三脚利用はぶっちゃけキケンです。
・背負った三脚をひっかけor風に煽られ転滑落、据えた三脚の重心を崩して転滑落…なんて事故も。
・三脚で根や芽を潰してしまう=貴重な植生を失ったケースが頻発しています、アナタの一枚より環境保全のほうが大事です、笑
丹沢や奥多摩は「低山だし」っていう油断=無知識から起きる遭難事故がほとんどです。
ニュースでも見ないよなんて想うかもしれませんが、頻発すぎて載らないって実情もあります。
山は「自助」が当りまえ、安全管理きちんとして楽しんでくださいね、笑

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