雨音が窓を敲くと、秋になるなあってなる。
夏が終わる、そんな稲光が奔る雨の夜で、
窓の外は墨色ながした街燈、水光るアスファルトが漣よせる。
こういう雨の夜は嫌いじゃない、
とはいえ災害は困るけど。
自分が生まれた夜は雨だったらしい、
夏が完全に終わり寒くなる、毎年そんな日。
その日も冷たい雨が降っていたと、祖母が教えてくれた。
ちいさな田舎の産院で、初めて生まれた赤ん坊。
おかげで産湯に浸かるトコから写真やたらある、
看護師さんに抱かれていたり、祖母に、そして母。
そういう誕生の世界、誰もが経験して今がある。
そういう誕生の祝福を、誰もが受けたわけじゃない現実もある。
そして、祝福されたはずの誕生も、哀しみや怨嗟で終えてしまうこともある。
感染症、自然災害、いろんな理由が今はあって、
そんななかに自殺他殺も起きてしまうことは、人間の傲慢かもしれない。
他殺=食物連鎖だったりすることは自然界にもある、
いわゆる縄張り争いも生存競争=食物連鎖のためで、
そういう縄張り争いの一端に人のいわゆる他殺もある。
それが仲間でも家族でも利害関係が絡めば縄張り争い、
命が危険にさらされると、生きたいと生物は願う。
それが生命のアタリマエで、だから自死でもそういう痕跡は遺る。
そういう痕跡を読み解く時間は、そんなに短くはなく、長くもない。
なーんてこと考えると際限なくなるんだけど、笑
そーんな今夜の今日は土曜だけど公用あれこれ忙しくて、
忙しいなり充実していたり・疲れたぶんだけ風呂は気持ちいいサイコーで、
そんなこんなで深夜になっちゃった今、悪戯坊主のカマッテにゃーにゃーコールに癒されます、笑
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