よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

海山新聞バック@修学旅行。

2013年06月02日 | 復興プロジェクト


今日も晴れ。

午前中、大崎観光公社へ。

修学旅行のプログラムに海山の新聞バッグワークショップを盛り込めるかという御提案を頂き、

来年の予定に先駆けて首都圏の中学から先生方が下見に来られ、お話をさせて頂きました。

人数が多いのですが、先生の希望としてはせっかくの機会なので、

「新聞バッグを作った」という体験で終わらせず「人対人」という関わりあいの空間でやって欲しいとのこと。

振り返ってみれば確かに、京都、奈良に行った修学旅行を思い出すと、

鹿が居たなー、東大寺のふっとい柱をくぐったなーくらいしか覚えてない。。。

向こうの「人」がその記憶にはいない。




先生に伺うと、今の中学生「草むしりをしよう」というと「手袋がないとできない」というのが多いらしい。

土を直接触る、というのが怪我でもするような感覚なんだという。。。

唖然とするしかなかった。正直驚いたを通り越す。

一番におもったのは今回東北を襲った震災のようなものが来たら、彼等はどーするのだろう!?



果たして、生きれているのか、生かされているのか。。。。と思っちゃう。



先日草刈りの話で直接草刈りをやらなくてすむ農業ビジネスの「経営者」にはなりたくない、と書いた。

震災以降その想いがものすごく強い。

最近色々読んでいるけれど、敗戦後の日本の復興には「人の必死さ」があった気がする。

生きよう、家族を守ろう、この国をもう一度盛り立てよう。。。


今回の震災で、海山の活動の根幹をなすのは仕組みではなく人対人の関わり合い。

そこに縁がうまれ、一緒にやるかと続いてこれまで二年を過ぎました。

今日、新しく代表を受けていただいた曽木さんも同じ話をしていた。

今日まで来たのはその人対人のつながりのおかげだと。

けど、

なんか、広ーくみると、震災から、原発の被害から復興しようとする今の世の中には体温が感じられない気がしてる。

表現ベタだけど、まずつながる仕組みがあって、そこにはまるかはまらないかが最初、というような。


だから、自分が自分がやろうと決めた価値観で生活する以上は、

その対価を頂くお客様に対して近い距離の作り手でありたいと思う。

私自身、まだまだまだまだ未熟だけれど、その過程も含めてよっちゃん農場だと思ってる。




短い時間にはなるだろうけれど、ぜひとも修学旅行プログラムにワークショップが入ればいいなと思います。

何はなくとも、人の濃さは他に負けない海山メンバー。

都会のもやしっ子が帰って寝なくなるくらいの小さい熱は感じさせてあげられるはず。



たかちゃんからおすそ分けで頂いた「ほうき草」
三陸にボランティアにきた外国人が種を巻いたとか。
ほうき、作ってみるか。。。。