よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

風景と季節感。

2016年12月12日 | 農家ブランド

週の始まりもミシッと染み入る寒さ。



包装した直売所の餅を持っていったら追加追加で、年末までに終えられるのか、と不安にかられるほどに好評。




午前中にKさん宅へ。

竹細工で友達オーダーのランプシェードを作ってもらったお礼を言いにいったんだけど、

すすめられるままにお茶をごちそうになってきた。御殿、お屋敷だ。



数年前から趣味で篠竹細工を習い、今では道の駅にも納品しているほど。

「若い頃はまったく興味なかったんだけどね」と笑いながら、昔の岩出山を語ってくれた。

嫁に来た頃は、冬の農閑期はお舅さんお姑さんが每日竹細工を編んでたそうで、

当時は每日街なかの竹細工やさんが買い付けに歩いていたそうで、少しでも早く、多く、そして高く買い取ってもらえるようにと

一生懸命作っていた姿を思い出すそうだ。

今、その大変さもトレースするように実感し、また商品としてお客さんへ届ける喜びも味わってるとのこと。

なんで竹細工始めたんですか? と聞くと、最初は「ボケ防止よ」と笑ったが、

岩出山 = 竹細工 で名前は通ってるけれど、それをちょっとでも伝えたいからかなーと。

やっとそういう気持ちになってきたから、と話してました。


今は地域活性や町おこしとしていろんなことをいろんな人が考えて動いているけれど、

一番はそこに住む人の気持ちに起こってくるそういう気持ちを共有することなんじゃないかと思いました。

派手でなくともいい、突飛でなくてもいい。現実、気持ちはあっても地味なことが日常だから。






私はこのブログについていつも考えることがあります。

どうしてよっちゃん商品のPRをもっと書かないの?商売でかいているんじゃないの?

とたびたび言われますが、自分が買って買ってという紹介ばっかりのページを見たら、買わないから(笑)。

という単純な理由で。

単に「これ」という道具は別としても、ものを見るときにその向こうの人の動きや風景に目がいくクセがあるので、

それも価値なんじゃないかなーと思ってるんです。そこに興味が出てくると手に取りたくなる。

このブログはそれでいいんじゃないかと思ってます。

不安なんでしょうね、きっと。

それと無理な背伸びをしても、それが続かないと思っているので出来ないのもある。

ちゃんと成立してるかどーかは別にして。。。。。

そういうもんです。





こちらがお礼に行ったのに、帰りに手作りの「おから炒り」をどっさりお土産に頂いてきました。

楽しい時間でした。

こういう時間を増やしたい。