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映画「たんぽぽ」を久しぶりに観た。今でもかなり面白い。

2021年06月05日 | 修養
 映画「たんぽぽ」を久しぶりに観た。

 やはり面白い。

 脚本・監督は伊丹十三氏。売れないラーメン屋を立て直す物語である。

 1985年の映画であるが、今観ても本当におもしろい。

 黒澤映画(七人の侍、天国と地獄、悪い奴ほどよく眠る、等々)を観たときも感じたのだが、テンポがよい。間延びしていない。

 飽きることなく、次々に話が展開されていく。

 そのため、映画の世界に引き込まれていく。



 ラーメン屋の建て直しが、メインの話なのだが、それとは関係なく挟まれるサイドストーリーもおかしい。

○ とてもグルメなホームレスたち(作るオムレツがとてもおいしそう)

○ 食にうるさい白服の男

○ 音を立てておいしそうにパスタを食べてしまうマナー講座

○ 注文できない重役とフランス料理に詳しい平社員

○ 歯の痛い男と自然食で育てられる男の子

○ スーパーで食材を押しまくるおばあさん

○ 春巻きをおいしそうに食べる老紳士

○ 病気の妻の元へ走る男



 メインの話とは関係ないが、どの話も「食」という共通点がある。

 メインの話を引き立てる話になっている。

 メインのメニューを引き立てるサイドメニューのような役割になっている

 また、何年かたったら、きっとこの映画を観るだろうなあ。
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