仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

マインドフルネスで痛みが和らいだ?・・・呼吸とイメージで

2021年06月15日 | 健康・病気
 先週は、筋トレをしすぎてしまった上に、週末の田植えで体を冷やした私は、背中と腰が痛くなってしまった。(場所で言えば広背筋の下の方)

 最近は毎朝マインドフルネスをしているので、「痛みが和らぐイメージ」でやってみた。



 ここから書くことは、科学的な証明はできないだろうし、自分自身の思い込みの可能性も大きいだろうが、事実なので、記す。



 今朝のマインドフルネスは、次のようにやってみた。



 呼吸をする際に、体をきれいにしてくれるものを吸い込むイメージで息を吸う。

 息を少し止め、きれいなものが痛みのある部分に広がるイメージを持つ。

 痛みのもとになっているものが、体の外に出て行くイメージで息を吐く。



 これを5分くらいしたところで、痛みが和らぐのを感じた。

 5分前とは明らかに違うので、自分でも驚いた。

 

自分に対して行う催眠術のようなものかもしれないが、とにかく痛みは和らいだ。

 他人には勧めようとは思わないが(信じてもらえそうに無いので)、これからも痛みが出たときは行うことにしよう。

 いやあ、こんなことって本当にあるものなんだなあ。


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ダイエットでおなかが空いたときにうってつけの食材とは

2021年06月14日 | 健康・病気
 ダイエットで食事制限をしているときは、空腹がつらい。

 自分にとって一番の味方は、「ナッツ類」である。

 これで空腹からは逃れられる。

 しかも、自分の体重は増えていない。(人によると思いますが)

 

 最近は、ほかにも空腹のつらさを和らげる食材をとっている。

 それは、「コンブ」である。

 これは、栄養学の名著「食べ物さん、ありがとう」からの学びである。

 著者の川島四朗先生は、自分で試してみた栄養学の知恵を教えて下さい。

 著者によって実証済みである。



 コンブは口に入るくらいの大きさに切っておく。

 それを自分は、ジップ付きのビニール小袋に入れている。

 おなかが空いたら口に入れる。

 おいしいし、体にもよい。

 何より空腹は紛れる。


 川島氏は、次のように述べている。



 私はおなかがすいたら、電車の中てもすました顔をして、コンブを食べています。

 コンブをチューインガムぐらいの大きさに切ったものを、五、六枚、出かける前に背広のポケットに突っ込み、それを電車の中て口に放り込むのてす。

 周りの人は、ちょっと色の黒いチューィンガムを食べているな、ぐらいにしか思わないようてす(笑い)。


 でも、私は知らん顔てす。

 大学(桜美林大)へ行く時は、新宿から食べ始めて、町田に着くまてに三枚ぐらい。

 トロトロになるまで、よく噛みます。

 そして、駅に着いたらホームの水道のただ無料の水をたっぷり飲むんてす。

 胃の中てコンブがふくらみますから満腹感があり、栄養的にもいいてす。


 コンブの栄養索としては、ミネラル、カルシウム、葉緑素が豊富……。

 おまけに味もよい。いくら食べてもあきません。

 「日本人の栄養学講座 食べ物さん、ありがとう」 (朝日文庫)   より


   川島 四朗 (著)  聴き手及びイラストはサトウ サンペイ 氏


 ナッツ類と、このコンブのおかげで、空腹のつらさから、自分は解放されている。

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映画「Mr.ノーバディ」・・・すっきりしたい人にお勧め

2021年06月13日 | 映画
 映画「Mr.ノーバディ」を観た。

 おもしろかった。

 「ジョン・ウィック」の脚本を書いた人が関わっているということで、雰囲気は、似ている映画だった。(暴力のシーンなどは特に)

 これまでに観てきた映画と似ていると言えば、

 「イコライザー」「会計士」も似ている。(「イコライザー3」「会計士2」ができるといいなあ)

 裏の顔を持つ人が主人公であるということ。

 悪い人以外には残酷ではないこと。

 等は似ている。

 
 
トラップ作り、武器作りについては、「イコライザー」や「ランボー ラスト・ブラッド」にも似ている。

 (ちなみに、「ランボー ラスト・ブラッド」は、これから先観ることはないと思います。あまりにも暗いので)

 

ただ、似ている映画は思いつくのだけれども、そのどれとも似ていないとも言える。


単調な毎日を繰り返しているくたびれたおじさん(主演のボブ・オデンカークは御年58歳!)が、強盗やバスに乗り込んできた悪党に対して、だんだん切れていく様が興味深い。

 ストレスがたまっている人もすっきりするのではないだろうか。

映画を観てすっきりしたい人にはお勧めです。(暴力シーンが苦手な人には勧めません)
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研究授業前の心の準備・・・プロ野球のピッチャーに学ぶ

2021年06月12日 | 授業づくり
 若い頃 研究授業の前に、校長先生から教えてもらった話である。

 校長先生が私を呼び止めて、こう言った。

「プロ野球のピッチャーってね。登板前にイメージトレーニングをするらしいよ。」

 何で野球の話?と思って聞いていると・・・。

「どの打者には、どのボールをどんな順番で投げるか、もし走者を出したときには、どう投げるか、試合で考えられる全ての場面をイメージトレーニングするんだよ。」

 「へえ、そうなんですね。」と返事をしたら、次のように言われた。

「明日の研究授業は、イメージトレーニングしてる?」

「イメージしておくと、慌てなくてすむからやっておくといいよ。」

 授業をしていると、「想定外」の事態が起きるものである。

 イメージトレーニングをしていると、その「想定外」が少なくなった気がする。

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この授業のゴールは何?・・・これにこだわると授業がましになる

2021年06月11日 | 授業づくり
 この授業のゴールは何?

 若い頃、研究授業の後に、先輩の先生から言われたことがあります。

「今日の授業は結局子どもにどうなってほしかったわけ?」

 はっきりと答えられなかった私に、先輩は、こう言いました。

「授業がうまくいかなかったのは、そこだと思うよ。」

「授業のゴールイメージがはっきりしていないということは、学習活動の全てにおいて目指すゴールがないと言うことでしょ?」

「授業は、ゴールイメージを明確に持つこと。例えば、『練習問題の3番が全員解けて、教師がほめながら丸を付ける』と言うように、具体的にゴール設定をするといいよ。」


 更に続けて、こう言われました。

「授業はゴールイメージを決めて、それに向かって導入から組み立てる。自分はそう考えて教材研究をしている。」



 先輩から教えてもらったように、ゴールイメージを決めて教材研究をするようになってから、少しは自分の授業がましになった気がします。
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「仕事の成果は仕事で報いる」・・・部下を定時に帰す『仕事術』からの学び

2021年06月10日 | 本と雑誌
 昨日は、「部下を定時に帰す『仕事術』・・・佐々木常夫氏の人間味も伝わってくる」を書いた。

 ほかにも記しておきたいところがあるので書くことにする。

 佐々木氏は、成果に応じて報酬を増やすというアメリカ方式のやり方は間違っているという。

 「仕事の成果は仕事で報いる」のがよいと主張している。

 成果を出した人には、スケールの大きな仕事や、やり甲斐のある難しい仕事を任すというのである。

 佐々木氏は、根本的に「仕事は善」だと考えているのだろう。

 キリスト教的な「労働は悪」と考えていないからこその発想である。

 学校現場でも同じである。

 成果を出した人には、もっとやり甲斐のある仕事が任される。



 本日の記事は、佐々木氏の書いた次の箇所に対する感想である。


 間違った成果主義を取り入れるな

 成果に応じて多少の差をつけるのは当然のことですが、極端に差をつけることは会社全体の活力につながらないと考えています。

 日本の社長は一般社員の約10倍の報酬で、アメリカは200~500倍と言われますが、そんな大きな差をつけるアメリカ方式を見習ってはなりません。

 第一、多くの報酬を得た人たちがますます働くことにはなりません。

 なぜなら、成果をあげる人はもともとたくさん働いているからです。

 むしろ、報酬を減らされた人たちのモラールダウンの弊害のほうがよほど大きいのです。

 「仕事の成果は仕事で報いる」というのが私の考えです。

 私の経験からいっても、自己実現欲求を満たしてくれるスケールの大きな仕事や、やりがいのある難しい仕事を任されたときの喜びは大きいものです。

 ある仕事で成果を出した人には、このように仕事で報いるのが正しいと思います。


部下を定時に帰す『仕事術』 p.175
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部下を定時に帰す『仕事術』・・・佐々木常夫氏の人間味も伝わってくる

2021年06月09日 | 本と雑誌
 佐々木常夫氏の「部下を定時に帰す『仕事術』」を読み返した。

 やはり、素晴らしい本である。

 具体的で、その具体に哲学というか、佐々木氏の信念もうかがえる。



 この本の副題が「『最短距離』で『成果』を出すリーダーの知恵」である。

 本の帯には「現場で鍛え上げた佐々木流『仕事術』」と書いてある。



 職種は違っても、取り入れられるノウハウはかなり多かった。

  
自分は、仕事術という「技術」だけでは無く、佐々木氏の人間味というか、生き方や仕事に対する考え方がとても参考になった。

 例えば、次の記述である。


 アドバイス13「友達は大事にしよう - 友情は手入れが必要」p.165 より


 仲間の一人が、「佐々木が東京に戻ってきたから、彼なら同窓会をしてくれるだろう」と言ったそうです。

 そこで私は、転勤後間もない2月の第4金曜日に、ワンゲル仲間に集合をかけました。東レの社員クラブに招待したのです。

 そうしたら、30名の仲間が来るわ来るわ。岡山から、高松から、大阪から続々と集まってくれました。

 そのうちの1人が、「6時開始というのは遅い。もっと早く集まろう。」と言い出し、約半数の仲間は4時に東レの応接室に集まってきました。

 20年ぶりの再会に大騒ぎとなり、受付の女性に注意される始末でした。

 その後、6時に同窓会が始まり、9時過ぎに場所をかえて2次会、3次会と深夜に及びました。そして私は、同窓会を毎年その日時、つまり2月第4金曜日6時に東レ社員クラブで行うことに決めました。

 その会は昨年で20回を数え、別名「佐々木会」と呼ばれています。

 どんなに仲のよい友達でも、会う機会をもたなければ疎遠になってしまいます。

 親しかった人、お世話になったお客さまなどには、ときどき電話をかけたり、年賀状を出したり、コミュニケーションをとるべきでしょう。

 そういう人たちは自分の財産なのですから。友情には手入れが必要ということです。





 本当に大事な人間関係であれば、「手入れ」が必要ということである。

 「去る者は日々に疎し」という言葉がある。

 尊敬する鍵山秀三郎先生は、「いい縁ほどすぐ遠のく」と言っている。



 こういう人間味のある言葉から、佐々木常夫氏という方は、温かい人なんだろうなあと感じる。

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「スパイスカレー」・・・確かに簡単でうまい

2021年06月09日 | 食・レシピ
 昨日の「「スパイスカレー」なるものを作ってみたい・・・揃えるスパイスは3つだけ?」の続き

 具材の豚肉とピーマンを炒める。

 

 カレーの素になる「グレイビー」を混ぜる。



 豚肉とピーマンのカレーができあがり。


 

 ご飯は、発酵発芽玄米

 卵は、平飼いの卵

 確かに、スパイスが効いていておいしかった。

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「スパイスカレー」なるものを作ってみたい・・・揃えるスパイスは3つだけ?

2021年06月07日 | 食・レシピ
 先日、録画しておいた『所さんの目がテン』を見ていたら、「おうちで作る本格スパイスカレー」が紹介されていた。(2021年3月28日放送)。

 作るのも食べるのも好きな自分としては、見ないではいられない。

 おいしそうなスパイスカレーが紹介されていた。

 自分でも作ってみたい。

 番組で紹介されていたのが、3つのスパイスだけで作れるとのことだった。

 その3つとは、「ターメリック」「クミン」「コリアンダー」である。

 それぞれの頭文字をとって、「タ・ク・コ」で覚えればよいとのこと。

(自分は、香り付けのために、「カルダモン」というスパイスも加えてみた)



 スパイスとタマネギなどで、カレーの素になる「グレイビー」を作る。


 「グレイビー」の材料は、次の通り。

 タマネギ、トマト、ニンニク、生姜、それぞれ1個(または1かけ)

 そして、3つのスパイスと食塩(すべて小さじ1杯ずつ)


 すべて「1」で覚えればよいというのも分かりやすくていい。



 早速作ってみる。

 具材を十分炒めて、きつね色になったところで、スパイスを入れる。

 味見をして、物足りなければ、塩を少し加える。

 これで、スパイスカレーの基本となる「グレイビー」ができた。



 さて、次は、食べたい具材を1つか2つ選び、炒めたものに、この「グレイビー」と水(または牛乳やココナッツ)を入れて混ぜるだけ。

 番組では、「ほうれん草とシメジ」「牡蠣」が紹介されていた。

 さて、自分は、何を具材にしようかなあ。

 冷蔵庫の中をのぞいてみよう。

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風呂上がりの真向法で柔軟性をキープ・・・ポイントは、「緩める」

2021年06月06日 | 健康・病気
 かなり昔、「「老化」は「硬化」である。・・・硬化を防ぐ方法はこれ。」というブログを書いた。

 内容は真向法の紹介である。

 真向法は、4つだけの柔軟体操である。

 手軽に始められる。

 こういう運動について最も大事なのが、「習慣化」だと考えている。

 習慣化するには、日々の生活に位置づけるのがよい。

 「○○するとき(した後)は、真向法をする。」と、決めてしまえばよい。

 自分の場合は、「風呂上がりには真向法をする」と決めている。

 することにしているので、風呂から上がったら、ストレッチマットのところに行き、真向法をする。

 体がほぐれているので、気持ちよく伸ばせる。

 

 そうそう、最近、真向法の解説DVDを見て、改めてポイントを学んだ。

 それは、「一度体を戻す」である。

 たぶん、ほかのストレッチの際も有効なポイントである。

 「伸ばした後は、必ずもとの姿勢に戻る」ということである。

 自分は、なかばムキになって、筋肉を伸ばそう伸ばそうとする傾向がある。

 伸ばすだけでは無くて、緩めるのである。

 伸ばした後は、緩める。そして、また伸ばす。この繰り返しで、だんだん柔らかくなってくる。

 (自分の場合は、柔らかくなるというよりも、硬くなっていくのをなんとか押しとどめるために真向法をやっているという感じだけれども。)
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映画「たんぽぽ」を久しぶりに観た。今でもかなり面白い。

2021年06月05日 | 修養
 映画「たんぽぽ」を久しぶりに観た。

 やはり面白い。

 脚本・監督は伊丹十三氏。売れないラーメン屋を立て直す物語である。

 1985年の映画であるが、今観ても本当におもしろい。

 黒澤映画(七人の侍、天国と地獄、悪い奴ほどよく眠る、等々)を観たときも感じたのだが、テンポがよい。間延びしていない。

 飽きることなく、次々に話が展開されていく。

 そのため、映画の世界に引き込まれていく。



 ラーメン屋の建て直しが、メインの話なのだが、それとは関係なく挟まれるサイドストーリーもおかしい。

○ とてもグルメなホームレスたち(作るオムレツがとてもおいしそう)

○ 食にうるさい白服の男

○ 音を立てておいしそうにパスタを食べてしまうマナー講座

○ 注文できない重役とフランス料理に詳しい平社員

○ 歯の痛い男と自然食で育てられる男の子

○ スーパーで食材を押しまくるおばあさん

○ 春巻きをおいしそうに食べる老紳士

○ 病気の妻の元へ走る男



 メインの話とは関係ないが、どの話も「食」という共通点がある。

 メインの話を引き立てる話になっている。

 メインのメニューを引き立てるサイドメニューのような役割になっている

 また、何年かたったら、きっとこの映画を観るだろうなあ。
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算数科で「見通し」を持つのは2つ

2021年06月04日 | 授業づくり
 算数科の授業で、「見通しを持たせる」段階がある。

 問題が提示された後である。

 何の見通しを持たせるか。

 2つあると考えている。

 1つは、解き方の見通しである。

 どのようにしてとけばよいかの見通しを持たせる。

 その際、既習事項との比較をさせる。

 これまで学んだ学習との違いは何かを考えさせることによって、課題が明らかになる。

 そうすることによって、解き方の見通しが持ちやすくなる(ことが多い)。



 2つめは、「答えの見通し」である。

 だいたいでよいから答えはどれくらいになりそうかの見当をつけさせる。

 例えば、7÷2.5の場合、答えは、3くらいかな?2くらいかな?

 という見通しを持たせる。

 もし、答えが20となった倍は、解き方のどこかが間違っているのではないかという判断が自分でできる子に育つ。
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血圧の基準値は、年齢によって違う。50歳なら上は140が基準値?

2021年06月03日 | 健康・病気
健康診断は受けてはいけない」近藤誠著(文春新書)を読んだ。

 自分の健康診断に関する考えがかなり変わる本である。



 例えば、血圧の基準値は、昔と今とではだいぶ違う事が分かった。

 昔は、「上の血圧の基準は、自分の年齢に90~100を足したものだ」等と言われていた。

 というのも、人は年をとるほど動脈が狭くなり、そのままだと、脳に届ける血液量が少なくなる。

 そこで、体は、血圧を自動で調節して高くし、高血流を確保するわけである。

 ところが、世界保健機関(WHO)は、次のように変更してきた。

 1978年にすべての年齢の基準値として、95~160、 これ以上は高血圧であるとした。

 1999年には、90~140になった。

 日本も2000年に、日本高血圧学会が90~140とした。

 比較試験をしても、低い血圧のグループの方が、死者が多くなっているという結果が出ている。

 それなのに、なぜ下げたのか?

 降圧剤という薬が売れるからである。



 著者は、次のように書いている。



 数千万人が降圧剤を飲んでいる日本では、不都合な事態がたくさん生じています。

 ひとつは”脳梗塞”です。血圧を下げると、脳血管の中で血がかたまりやすくなり、血液が流れなくなって脳組織が死滅するのです。

 脳梗塞は”脳卒中”の一種ですが、日本の別の比較試験では、上の血圧が150~180、下の血圧が90~100の人にクスリを飲ませたところ、プラセボ群にくらべ、脳卒中が50%増しになりました(臨床医薬2000; 16: 1363)。

 別の不都合は”ボケ症状”です。クスリで血圧を下げると、血流が減るため脳の働きがおち、記憶力や判断力の低下、無気力などが生じ、ボケに似てくるのです。

 日本での調査では、上の血圧をクスリで120未満に下げると、食事、入浴、着替え、排泄、歩行などの日常生活に支障をきたして自立できない人が七割にのぼりました。

 さらには、フラフラして転んで大腿骨を折り、手術しても寝たきりになるという負の連鎖もよく生じます。


 以上「健康診断は受けてはいけない」近藤誠著(文春新書)より引用



 ちなみに、脳卒中には、脳梗塞と脳出血とがある。

 脳の血管が詰まるのが「脳梗塞」、血管が破れるのが「脳出血」である。

 脳卒中の中でも、昔は脳出血が多かった。栄養状態のせいかもしれないが、血管が破れる人が多かったのである。

 今は、脳梗塞の方が多いそうだ。

 これは、血圧を下げる薬も原因の一つではないだろうか。

 血圧を下げることで、血栓(血のかたまり)を押し流す力が弱くなるからである。

 


 自分の血圧は、朝が95~150、夜は65~120である。

 昔の基準のように、年齢に90から100を足した場合は、正常値となるので、これからも降圧剤は飲まないことにする。



 それにしても、「高血圧症ですね。」と診断されたとしても、本人は自覚症状は無いことが殆どである。

 症状が無いのに病人になるというのは、考えてみればおかしな話である。


 ほかにも、がん検診、メタボ健診、ピロリ菌検査、脳ドック、骨粗鬆症など、「健康診断のウソ」が書いてある。

 自分や家族、周りの人の健康を守るためには、こういう知識も必要だと思う。

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世界一効率がいい最高の運動・・・HIITとは?

2021年06月02日 | 健康・病気
「世界一効率がいい最高の運動」があるらしい。

その名は、「HIIT」(ヒット) High Internsity Interval Training

(本要約チャンネル「世界一効率がいい最高の運動」で知った。)

かかる時間は4分間。

20秒間の運動と10秒間の休息を8回繰り返す。

それだけである。

20秒間の運動は、腕立て伏せや腹筋、背筋、スクワットやバーピーなどを取り入れる。

「HIIT トレーニング 動画」で検索すれば、色々な動画が出ている。

筋力トレーニングや有酸素系のトレーニングをしたときと同等(またはそれ以上)の効果があるらしい。

 早速今日の夕方やってみた。

 少しきついが、確かに体には良さそうである。

 問題は、これをどう継続するかだろうなあ。
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仏壇の前で拝む・・・こんなに心が落ち着く時間は少ないのではないか。

2021年06月01日 | 修養
実家に帰ると、床の間に行き、仏壇の前で拝む。

拝む事で、心がとても落ち着く。

拝みながら心の中に思っていることは、大体おなじである。

「ご先祖さまのおかげで、今幸せに生きております。ありがとうございます。」

ときどきは、「今、こんな仕事を頑張っております。いつも見守ってくださり、ありがとうございます。」

なんて事も思う。

その後は、しばらく心を落ち着かせて、ひたすら拝む。

ゆっくり呼吸しながら。

最近は、マインドフルネスとか瞑想とかやっているけれども、仏壇の前でご先祖さまを拝むという行為は、それらと似通っているのではないかなあと思う。
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