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Pretenderの備忘録

寿 初春大歌舞伎 昼の部

2008-01-06 20:11:35 | 歌舞伎
歌舞伎座 1階16列22番

猩々
能の代表的な作品の一つを歌舞伎に仕立てたもの。
梅玉、染五郎が舞う。私自身、能でこれを舞ってからは初めて観るので、今までと違った視点で見ることが出来て面白かった。能との表現様式の違いが非常に明確になるというか。音楽のつくりから、足の運びから、歌舞伎は華やかにやるよなあと改めて実感。それにしても、文字変換ですぐに出てきたことに驚き。

一條大蔵譚
大蔵卿に吉右衛門、大らかで上手く演じている。中村屋や松嶋屋もよく取り上げるが、個人的には播磨屋のが好き。
梅玉の鬼次郎、魁春のお京、段四郎の勘解由、吉之丞の鳴瀬と脇がしっかり。福助の常盤御前、いまひとつ存在感に欠ける。

けいせい浜真砂 女五右衛門
雀右衛門の石川屋真砂路、吉右衛門の真柴久吉。10分程度の短い出し物ですが、京屋さん、台詞も途切れ途切れですし。3年前くらいまでは本当に溌剌とされていたのですが、もうさすがに観ているほうも辛くなってきた感じがございます。

魚屋宗五郎
幸四郎の宗五郎、再演されたということは、前回は別に不評ではなかったということでしょうか。最近、菊五郎が手がけてきたような世話物にチャレンジしている幸四郎ですが、なんかミスマッチな感じがします。硬いというか、芝居っぽいというか、粋とかがあまり感じられないというのでしょうか。

お祭り
團十郎の鳶頭。まあ、すっきりと。



コメント
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