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Pretenderの備忘録

サントリーホール サマーフェスティバル 2019 ~サントリー芸術財団50周年記念~ ザ・プロデューサー・シリーズ 大野和士がひらく ベンジャミン:オペラ『リトゥン・オン・スキン』[日本初演]

2019-08-29 22:18:03 | 音楽 Opera
曲目・出演
ジョージ・ベンジャミン:オペラ『リトゥン・オン・スキン』(2009~12)[日本初演]
セミ・ステージ形式

台本:マーティン・クリンプ
英語上演、日本語字幕付

指揮:大野和士
東京都交響楽団

プロテクター:アンドルー・シュレーダー(バリトン)
妻・アニエス:スザンヌ・エルマーク(ソプラノ)
第1の天使/少年:藤木大地(カウンターテナー)
第2の天使/マリア:小林由佳(メゾ・ソプラノ)
第3の天使/ヨハネ:村上公太(テノール)

現代音楽のわかりにくさではないが、ロマン派でもない音楽。
マンドリン等、いつもと編成も異なる。
都響も主力は松本だから、二軍というところ。
それでも、きちんとした演奏だっと思う。

映像を多用。やや説明的すぎないか?映画を見ていて、それに生で音を付けているような錯覚に陥る。
サントリーホールというオペラ向きでないところに、後ろにちょっとしたステージをつけて、前と組み合わせる。昔、小澤征爾が、ボストンの音楽監督だったころ、こういうようなセミステージということで、オペラ上演を年に一度やっていた。アメリカ初演は、この曲、セイジオザワホールとのクレジットがあった。

テーマそのものが、なかなかグロテスクで、中身を知るとしんどい面もある作品。

大野と同世代の友人の作曲家でもあり、実験であろう。宣伝も先月のトゥーランドットなどと比べたら全くというほどしていないし、空席も目立った。チケットは破格に安かった。
コメント
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