三ツ矢雄二プロデュース LGBT THEATER Vol.1「MOTHERS AND SONS～母と息子～」

サンシャイン劇場
原作：テレンス・マクナリー「MOTHERS AND SONS」
演出：三ツ矢雄二
翻訳：安達紫帆
出演：原田美枝子　大塚明夫　小野健斗　中村琉葦（ダブルキャストB）

重い作品。同性愛と家族、AIDS、老い等々
老いた孤独な母親に対して、子供が希望という位置づけだろうか。
主役は出てこなかった、死んでしまった息子なのかもしれない。
原田の演技はしっかりと狂気すれすれの母親を表現。
声優の大塚はセリフに安定感がある。
原題は、複数形である、もう少し普遍的なテーマがあるか。
ブロードウェイで観たかった作品。
空席はちょっと後方は目立った。女性客が多く、いわゆる腐女子ってこんな感じかなと思わせるような人も少なくなかった。

二度目の夏

本多劇場

作・演出　岩松了

東出昌大
仲野太賀
水上京香
清水葉月
菅原永二
岩松了
片桐はいり

休憩なしの2時間。セリフ劇、最後にちょっと舞台転換のような感じがあるが、あまり動きはない。
意図していたのか意図していないのか、人々が恐らく望んでいない方向に導かれていく様子が描かれる。
悪人はいない、普通の人々、といっても、金持ちではあるが、のちょっとした出来事。
片桐が、コメディ要素も取り入れ、しっかりとした存在感。
結末は、ある種の演劇らしい。
ちょっと、冗長な部分があったかもしれない。