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Pretenderの備忘録

人形の家 Part2 

2019-08-27 22:11:14 | 芝居・ミュージカル・バレエ
紀伊國屋サザンシアター

作 ルーカス・ナス
翻訳 常田景子
演出 栗山民也
出演 永作博美、山崎 一、那須 凜、梅沢昌代

人形の家の続編を最近海外で戯曲化。
非常に大胆な試みで面白いと思った。
舞台設定は15年後だが、女性の自立は原作から百年後の今もまだまだ大きな課題があるということだろう。それを思わせる未来に向けたセリフもちりばめられる。
それを阻んでいるのは、主に男性であるが、女性自身の意識にも問題ぶたいがあるという問いかけか。
永作は、ノラってこんな感じなんだろうなと感じさせる好演。人形の家をやっても上手く演じるだろう。
梅沢も安定感ある演技で支える。
山崎はやや単調になるきらいはあるが、観客をイラっとさせるようないやらしさを自然に出しており、彼の技量であろう。
那須は初めて観たが、現代っ子ぽいふてぶてしさと不安定さを上手く表現できていたと思う。
重い舞台ではあったが、未来志向ではある。
コメント
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