今月は歌舞伎座は一部のみ。
天竺徳兵衛の一部を切り取って、コロナ時代に合わせて上演。まあ筋的に一貫はしているのだが、この時期に怪談話みたいなのがどうなのか。前後の脈絡もちょっとあった方が良いとは思う。見取り狂言はみんなそうではあるが。長い猿翁のものを見取り的に上演していくのは新しい試み。伊達の十役も十二月にどう料理するのだろう。
俄か獅子、何度も観ているような気がするが、それほどの上演でもない。松也がカッコいい鳶を。孝夫さんの次はお祭りは松也かなあ。
歌舞伎座
四世鶴屋南北 作「彩入御伽草」より
奈河彰輔 脚本
石川耕士 補綴・演出
市川猿翁 演出
三代猿之助四十八撰の内
一、天竺徳兵衛新噺(てんじくとくべえいまようばなし)
小平次外伝
小平次/女房おとわ 馬士多九郎 妹おまき 奴磯平 百姓正作 庄屋満寿兵衛 尾形十郎 | 猿之助 巳之助 米吉 男寅 橘三郎 寿猿 松也 |
二、俄獅子(にわかじし)
鳶頭 芸者 芸者 | 松也 新悟 笑也 |