シリアスな映画であり、私の隣の席の紳士は何度も涙をぬぐってすすり泣きをしていたが、私にはそこまでの感動はなかった。彼は関係者かもしれないが。
水俣病を米国の写真家からの視点で描いた作品。史実に基づくという前書きもあり、チッソ社も実名で出てくるし、こんなこともあったんだ、時代が違うよなあと感じることも多い。
ジョニー・デップ演じるカメラマンが写真について真剣なまなざしで語るシーンは迫力がある。美波も加瀬亮も英語がホント上手い、幼い頃の発音って重要とつくづく感じる。
映画は、フォーカスが今一つ。写真家の人生にフォーカスしている?水俣の悲劇?水俣に翻弄される人々?今一つ描き方が浅いように思う。
大越さんに似た人が観てたけど、ちょっと背が小さいか。
監督 アンドリュー・レビタス
ジョニー・デップ 真田広之 國村隼 美波 加瀬亮 浅野忠信 岩瀬晶子 キャサリン・ジェンキンス ビル・ナイ 青木柚