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Pretenderの備忘録

シェフたちのコロナ禍

2022-02-10 23:20:34 | 読書
道なき道をゆく三十四人の記録 井川直子 文藝春秋 2021

2020年4月から5月にかけ、最初のコロナの混乱の時期に、34名にシェフに取材をし、秋口に再度取材した記録。店は、ミシュランの星もあるし、居酒屋もある。行ったことのある店もあったし、行って観たいなと思わせる店もあった。

非常に印象に残ったのは、どのシェフも従業員のことを非常に考えていること。素晴らしいなと思うと同時に、人を採用するのが大変なのだろうとも思った。そして、常連を非常に大切にする姿勢。常連とシェフと従業員で店の雰囲気が作られていく、それは私も学生時代に六本木の有名店の賄を食べさせてもらうような経験をして学んだことだ。

2021年初、そしてオリンピックを挟んだ夏、現在の2022年初からと、コロナは続いている。店もどういう風になっているだろうか。続きの物語が読みたい。
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