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Pretenderの備忘録

タイム・スリップ芥川賞

2022-02-18 23:33:06 | 読書
文学ってなんのため?と思う人のための日本文学入門 菊池良著 2022

バックトゥザフューチャーばりに、タイムマシンに乗って博士と少年が芥川賞の歴史を旅をする。石原慎太郎、大江健三郎、中上健次、村上龍、池田満寿夫、赤瀬川原平、平野啓一郎、金原ひとみ、綿矢りさ、又吉直樹と、社会的にも非常に話題になった面々を取り上げている。軽いタッチで、時代と結びつけて語っている。そして、菊池寛や芥川という賞の創設についての一章も。

文学の勧めと言う軽いノリで書いているのだろうが、これはきちんと論文として芥川賞受賞作、選考委員会のやり取り、そして社会動向という分析を行ったら素晴らしいのではないか。
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シラノ・ド・ベルジュラック

2022-02-18 22:11:29 | 芝居・ミュージカル・バレエ
刺激的な舞台であった。脚色と演出がどちらがどの程度なのかは不明。
時代等の置き換えはない。衣装は現代風。セットはシンプルで縦に舞台を使う。また、映像を映し出し、自撮りカメラも(これは玉三郎も使っていた)。
音楽は、ラップ的、途中で普通のミュージカルっぽい曲も。主演の古川はミュージカル俳優らしく歌は素晴らしい。ただ、出演者の中で一番のイケメンの古川が醜悪な男というのがリアリティに欠けるかな。


東京芸術劇場 プレイハウス
作 エドモン・ろスタン
脚色 マーティン・クリンプ
翻訳・演出 谷賢一

出演 古川雄大 馬場ふみか 浜中文一 大鶴佐助 章平 堀部圭亮 銀粉蝶
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