Running On Empty

Pretenderの備忘録

ジョン王

2022-12-29 22:17:14 | 芝居・ミュージカル・バレエ
コロナで2年以上延期となった。
横田は病気で休演し、感じが似ている吉原が代役。

演出は蜷川さんから引き継いだ吉田鋼太郎。オープニングとカーテンコールを含めたエンディングが、ちょっと大胆。歌が入ったり、本水が出たり、いろいろと工夫はある。節目節目で死体が上から落ちてくる含意が今一つ不明。そもそもめったにかからない作品なので比較しようがないのだが。

子役が重要で良く演っていた。女形も本家の京蔵さん他、健闘。

主演の小栗旬という役者、TVで活躍していた若い頃は、TVを持っていなかった。蜷川作品他、舞台で何度か観たが、印象が薄い。大河で良い役いつも来てるなという印象はあったが。
今年、鎌倉殿、最初は大泉の作品かよと思っていたが、小栗の深みが出て変化していく姿は凄いと思って観ていた。注目すべき役者になった。そしてこの舞台、インタビューで鎌倉殿の経験はあまり関係ないのではと語っていたが、そんなこともないのではないか。自信が漲っているように感じられた。コロナがなければ、大河の前だったわけで、結果オーライだったような気がする。



シアターコクーン

スタッフ
作:W.シェイクスピア 翻訳:松岡和子 
上演台本・演出:吉田鋼太郎(彩の国シェイクスピア・シリーズ芸術監督)

出演
小栗 旬 吉原光夫
中村京蔵 玉置玲央 白石隼也 高橋 努 植本純米 
間宮啓行 廣田高志 塚本幸男 飯田邦博 坪内 守 水口テツ 鈴木彰紀 堀 源起 阿部丈二 山本直寛 續木淳平 大西達之介 松本こうせい 酒井禅功/佐藤 凌(Wキャスト) 五味川竜馬
吉田鋼太郎
演奏:サミエル 武田圭司/渡邊達徳 熊谷太輔/渡辺庸介
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする