『球体の球体』

前衛芸術をモチーフに、政治体制、家族と生殖等々、重いテーマが散りばめられている。主演の新原はダンスが凄くてビックリした、調べたらダンスの腕前相当なんだ。小栗は踊る場面はなかったものの、やはりダンスで活躍しているわけだし。らんまんに出ていた前原と、バイプレイヤーの相島の四人。

まあ、面白かった。

シアタートラム

【脚本・演出・美術】池田亮
【出演】新原泰佑　小栗基裕（ s**t kingz） 前原瑞樹／相島一之

倫理資本主義の時代

マルクス・ガブリエル著　ハヤカワ　2024

新書というコンパクトな形で、倫理、資本主義、社会を定義して、現状を分析、倫理資本主義を提唱し、企業、子供、パンデミック、AIという実例にも触れる。いつもながら刺激的だが、かなり整理され、わかりやすくなっている。斉藤幸平氏とはよく議論しているようだが、厳しく批判する学者らしさも。

最後の註には膨大な知性の裏付けの一端を観ることができる。