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Pretenderの備忘録

世阿弥最後の花

2021-12-25 00:02:52 | 読書
藤沢周 河出書房新社 2021

佐渡に流された世阿弥を描く。亡くなった息子の霊、佐渡の人々が、順徳天皇や西行になぞらえて、能と和歌の世界を絡める。
一人称が変わっていくのが、明示的じゃないので読みにくい面がある。能の幽玄や佐渡の大自然というのものの描写が今一つ見えてこないのが残念。
能を描いた作品では、私は「跳ぶ男」の方が、面白かった。
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