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Pretenderの備忘録

ウエストサイドストーリー

2022-08-26 23:13:59 | 映画
2月の封切時にバタバタして観ることができなかった。
スピルバーグが父に捧げるとリメイクした作品。
クロイスターズ美術館や、リンカーンセンター建設のための立ち退き等々、若干の筋の手直しはあるが、基本は忠実。キレのいいダンスと、バーンスタインの美しい曲で、ロミオとジュリエットを思わせるドラマが続く。プエルトリコは、原作からだが、77年のサタデーナイトフィーバーでも一つのモチーフになっている。未だにそうなのだろうか?エンドロールで、制作陣を観ているとその名前の多様性がアメリカだなあと改めて感じる。


  • キャスト
    アンセル・エルゴート (トニー), レイチェル・ゼグラー (マリア), アリアナ・デボーズ (アニータ), デヴィッド・アルヴァレス (ベルナルド), リタ・モレノ (バレンティーナ), ブライアン・ダーシー・ジェームズ (クラプキ巡査), コリー・ストール (シュランク警部補), マイク・フェイスト (リフ), ジョシュ・アンドレス・リベラ (チノ), アイリス・メナス (エニーボディズ)
  • 監督
    スティーブン・スピルバーグ
  • 製作
    スティーブン・スピルバーグ, クリスティ・マコスコ・クリーガー, ケヴィン・マッカラム
  • 製作総指揮
    リタ・モレノ, ダニエル・ルピ, アダム・ソムナー, トニー・クシュナー
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瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと

2022-08-25 12:24:52 | 映画
亡くなって一年経たないうちにこうしたドキュメンタリーが公開されるのは、TV畑で取材を始め、継続してきた監督だから可能なのだろう。
本人が語るとか、手法はTVのドキュメンタリーそのものだ。
そして、寂聴との確固たる信頼関係が窺え、これ以上の素顔を撮ったものはないと思わせる。
2004年から取材を始めたという。ちょうどその頃、生の寂聴の講演を聞く機会があった。道成寺のイベントで、最初に寂聴の講話、次に能の道成寺を栄夫さん、そして歌舞伎の道成寺を18世勘三郎が勘九郎として最後の道成寺。

最後の一年、二年くらいまでは本当に元気だったなあと。コロナがなければ、もう数年長生きしたかもしれない。肉を食べ、酒を飲み、文章を書き、講話をする。講話が本当にうまい。

大きな驚きを感じたものはなく、むしろ彼女の最晩年を中心に確認するような感じではあった。ただ、出家の原因が、性愛を超えたところに愛を探すというのが、この人はやはり凄い作家だと思った。




監督 中村裕
プロデューサー 松浦敬 阿部毅 成瀬保則 伊豆田知子
音楽プロデュース 菊地成孔
演奏 菊地成孔 林正樹
語り中村裕
朗読 奥貫薫

瀬戸内寂聴

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読響定期

2022-08-23 22:46:47 | 音楽 Classic
前半は正直どうでもよかった。長すぎるプログラムだし、アンコールまであって、勘弁という感じだった。ケフェレックは十数年前に金沢で聴いた。随分年をとったなあと感じた。円熟という感じにはならないのかな。

後半、マーラー9番、シノポリを感じるような繊細な透明感と前半思っていたら、後半のうねりと抑揚で死のクライマックスに持っていく。凄かった。

マケラといい、ヴァルチュハといい、世代交代を感じる。今後が楽しみ。


出演
指揮:ユライ・ヴァルチュハ
ピアノ:アンヌ・ケフェレック
読売日本交響楽団

曲目
モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調 K. 595
ヘンデル/ケンプ編:メヌエット ト短調(ピアノ・アンコール)

マーラー:交響曲第9番 ニ長調
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空白を満たしなさい

2022-08-21 21:32:05 | 読書
平野啓一郎 講談社 2012

TVドラマ化されたのを観たので、原作を読んでみた。500ページ近い大作。
生と死、家族、仕事に、SFっぽい要素を散りばめた作品。日本人の若い人の自殺については、作者の考え方が示されているのだろう。いろいろなことを考えさせてくれる作品。

そろそろ、日本人ノーベル文学賞候補をこの人に差し替えるタイミングではなかろうか?
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八月納涼歌舞伎 第一部

2022-08-20 15:34:22 | 歌舞伎
今週の半ばから、歌舞伎座出演俳優にコロナが蔓延して、大変なことになっている。三部などこれで上演するか?って感じだ。座組で誰かが罹れば感染力が強いので仕方ないだろう。
一部も若い主演の二人がコロナ罹患で、年長の従兄弟が支えることに。白塗りで若々しさを出してはいるが、ああ、もう二人はしっかりキャリアを積んできたベテランの域に近づいているのだと実感。もちろん芝居としては十分成立しているが、初々しさみたいなものはない。途中降板で無念だろうが、健康になってまた暴れてほしいものだ。
後半は、ほとんど問題なく進行。ただ、脈絡があまりなさすぎの舞踊劇。

手塚治虫の漫画が歌舞伎に!
手塚治虫 原作
日下部太郎 脚本
新作歌舞伎
一、新選組(しんせんぐみ)

深草丘十郎 
鎌切大作
近藤勇
土方歳三
仏南無之介
沖田総司
娘八重
庄内半蔵
芹沢鴨
坂本龍馬
歌之助⇒七之助
中村福之助⇒勘九郎
勘九郎⇒片岡亀蔵
七之助⇒演出変更でなし
橋之助
虎之介
鶴松⇒中村祥馬
片岡亀蔵⇒片岡仁三郎
彌十郎
扇雀


三世河竹新七 作
二、闇梅百物語(やみのうめひゃくものがたり)

骸骨/読売
傘一本足
河童
小骸骨/読売
小骸骨/読売
籬姫
新造

小姓白梅/雪女郎 
勘九郎
種之助
虎之介
勘太郎
長三郎
鶴松⇒祥馬
千之助
橋之助
七之
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