壽祝桜四月大歌舞伎

仁左衛門の得意な演目を、幸四郎が継いだ。こんな感じだったっけという感じはあるが、二役しっかり演じている。孝太郎もうんざりお松は良い。歌昇、種之助、又五郎の親子はしっかり。吉右衛門亡きあとの播磨屋は、高麗屋が引き取るのだろう。

歌舞伎座の夜が良いのでというのもあるが、今日は半分も入っていなかった。1階が3割強、2階が2割、3階が5割という感じ。この演目が消えてなくならないことを祈る。

明治座

四世鶴屋南北 作

鈴木英一 補綴

　　通し狂言 絵本合法衢（えほんがっぽうがつじ）

立場の太平次
多賀家水門口の場より閻魔堂前敵討の場まで

左枝大学之助／立場の太平次　 うんざりお松／弥十郎妻皐月 道具屋与兵衛 松浦玄蕃／升法印 お亀 お米 孫七 後家おりよ 番頭伝三 佐五右衛門 関口多九郎 太平次女房お道 高橋瀬左衛門 高橋弥十郎後に合法

松本 幸四郎 片岡 孝太郎 中村 歌昇 大谷 廣太郎 中村 種之助 片岡 千之助 中村 歌之助 片岡 千壽　※ 嵐　 橘三郎 松本 錦吾 中村 松江 市川 高麗蔵 中村 芝翫 中村 又五郎

都響定期

プログラムに大野はマーラーを軸に考えているとあり、ビックリ。

左隣のおばさんは寝落ちして電車みたいに寄っかかり、右隣のオジサンは短足でぶなのに股を開いて座って、足がこちらに。最悪

サントリーホール

指揮／大野和士

マーラー：交響曲第7番 ホ短調

ブレイキング・ザ・コード

休憩入れて3時間弱。しかし飽きさせない。

暗号解読やコンピューターの開発の天才の人生を青春時代、軍の機密開発時代、その後と、時空を交えて展開される。舞台セットの変更はたまにある程度なので、一瞬今はいつ？というのはあるものの、分かりやすい展開。

物語の後半の中心は、実は彼は同性愛だったということだったのに、驚いた。

実力派俳優がしっかり演じている。

シアタートラム

【作】ヒュー・ホワイトモア
【翻訳】小田島創志
【演出】稲葉賀恵
【音楽】阿部海太郎
【出演】亀田佳明　水田航生　岡本玲　加藤敬二　田中亨　中村まこと　保坂知寿　堀部圭亮

こまつ座公演「きらめく星座」

井上らしい作品。戦争の狂気を滑稽に描き、庶民の逞しさを描く。派手さはないが実力派の役者がきっちりと演じる。

井上作品って、観て損したってないんだよなあ。

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA

■作　　井上ひさし

■演出　栗山民也

■出演　松岡依都美　久保酎吉　村井良大　粟野史浩　瀬戸さおり
　　　　後藤浩明　高倉直人　小比類巻諒介　木村靖司　大鷹明良

帰ってきたマイ・ブラザー

想定内というところだろうか。

久しぶりの舞台の水谷に、舞台慣れしている段田、高橋、堤に相棒の寺脇。加えて池谷に峯村、超豪華メンバーである。恐らく芝居は緩い感じだろうと思ってきた。時間は90分超。基本的に楽しい芝居。峯村のアドリブだろうか、堤は笑いをかみ殺せず、下を向いて笑い続け。その他にも、役者が笑ってしまうシーンがちらほら。傷だらけの天使と相棒の間の水谷はこんな感じだったよな、のびのびと。とにかく、全員が楽しそうに演じている。これだけのスターが楽しそうにしているだけで、歌まで歌って踊ってくれて、うるさいこと言わず、観客も楽しめば良いのだ。

寺脇は最後の相棒として戻ってきた。高橋は何度か探偵として登場している。おそらく、近い将来の相棒の最終回に、今日出ていた他のメンバーも出るのだろうな。既に女性陣は出ているが、違う役で出るとかもあるし。

世田谷パブリックシアター

【作】マギー　
【演出】小林顕作
【出演】水谷豊　段田安則　高橋克実　堤真一　池谷のぶえ　峯村リエ　寺脇康文