Running On Empty

Pretenderの備忘録

初春新派公演「東京物語」

2024-01-08 21:02:04 | 芝居・ミュージカル・バレエ
山田洋次演出なので、寅さん的な下町の雰囲気、そして笑いがちりばめられる。
八重子は老けたなあと思う。対照的に久里子は元気、役柄もあるかもだが。
戦後日本の日常の平穏な生活を描いた作品。
若い人にわかるだろうか。
老人がほとんどで、スマホが鳴ること4件、切り方がわからないように思う。


小津安二郎
野田 高梧「東京物語」より
山田洋次 脚本・演出

平山とみ水 谷 八重子
平山周吉田 口   守
平山紀子瀬 戸 摩 純
 


平山幸一丹 羽 貞 仁
平山文子石 原 舞 子
平山敬三喜多村 一 朗
 


加代  河 合 雪之丞
金子庫造児 玉 真 二
金子志げ波 乃 久里子
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初春歌舞伎公演 平家女護嶋 恩愛麻絲央源平 ――SANEMORI PARTII――

2024-01-07 21:38:37 | 歌舞伎
九團次のパネルを使った口上、というか解説。必要か疑問。
冒頭は、清盛が出るのではなく、東屋の処刑場面。児太郎が立ち役。
俊寛、細かいところはかなり工夫というか、自己流というか。
廣松は勉強になったろう、たぶん雀右衛門の指導か。

後半は、初見。新之助とぼたんを出すための構成という感じで、結構無理がある。團十郎の早替も今一つ。なんで静を演じるのか?

パラパラと空席はあった。なんだかなあと思ったが、昨年の実盛の続きという。

近松門左衛門 歿後三百年
近松門左衛門 作
石川耕士 補綴・演出
藤間勘十郎 演出・振付
  平家女護嶋(へいけにょごのしま)
恩愛麻絲央源平(おやこのきずななかもげんぺい)
――SANEMORI PARTII――

俊寛僧都/常盤御前/斎藤別当実盛 
実盛娘ひな鶴
女童笛竹実は源牛若丸
能登守教経/腰元白菊
海女千鳥/伊勢三郎
御厩喜三太
丹波少将成経/荒熊団右衛門
平判官康頼/姉川平次
茶亭文治
熊野の僧湛増
瀬尾太郎兼康
丹左衛門尉基康/武蔵坊弁慶
俊寛妻あづまや
市川 團十郎
市川 ぼたん
市川 新之助
中村 児太郎
大谷 廣松
市川 男寅
市川 九團次
片岡 市蔵
市村 家橘
大谷 友右衛門
市川 男女蔵
市川 右團次
片岡 孝太郎
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新春浅草歌舞伎 第二部

2024-01-06 23:18:09 | 歌舞伎
米吉のかわいい挨拶で開始。

熊谷陣屋、歌昇、頑張っていたが、やはりスケールが。。。新悟、苔玉、巳之助は健闘。橋之助もまあまあ。歌六はさすが。

流星、種之助、しっかり。

宗五郎、松也はかなり独自の工夫をしたのではないか。菊五郎の感じも出ているが、菊五郎に習ったとも考えにくい。酒飲みの場面は好き嫌いが分かれるだろう。歌昇はこういう役は安定だな、意外と老け役良いかも。米吉や新悟も健闘。種之助、もう一工夫あってもいいかな。
回り舞台が使えないとこの芝居は場面転換が苦しい

ロバートキャンベルさんが来ていた。

浅草公会堂

  お年玉〈年始ご挨拶〉



一谷嫩軍記
一、熊谷陣屋(くまがいじんや)

熊谷直実
相模
藤の方
梶原平次景高 
堤軍次
源義経
白毫弥陀六
中村 歌昇
坂東 新悟
中村 莟玉
中村 吉之丞
中村 橋之助
坂東 巳之助
中村 歌六

二、流星(りゅうせい)

流星 
中村 種之助

河竹黙阿弥 作
新皿屋舗月雨暈
三、魚屋宗五郎(さかなやそうごろう)

魚屋宗五郎
女房おはま
小奴三吉
磯部主計之助
菊茶屋娘おしげ
菊茶屋女房おみつ 
父太兵衛
鳶吉五郎
召使おなぎ
岩上典蔵
浦戸十左衛門
尾上 松也
坂東 新悟
中村 種之助
中村 隼人
中村 莟玉
中村 歌女之丞
市村 橘太郎
中村 橋之助
中村 米吉
坂東 巳之助
中村 歌昇
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

令和6年初春歌舞伎公演

2024-01-05 23:20:05 | 歌舞伎
1000席で、7割くらいの入りか、左右のブロックは入れてないのか、売れ残ってるのかガラガラ。
花道が短いし、なかなか難しい。地方巡業ってこんな感じなのかな。

梶原と葛葉、この組み合わせが正月興行なのかなとも思う。芝浜でも掛けたらいいのにと思う。

菊之助の梶原、型はきっちりしているが、大らかさみたいなものが欠ける。岳父吉右衛門の志を受け継ぐのだろうが、うーん、音羽屋の総領としての仕事が重要だろう。松王丸もやるようで、まあ孝夫さんがやってるような役をやってる。ということは、弁慶もやるのか。。。富樫役者だと思うけどねえ。シュッとしたシャープさが良いと思うのだが。

梅枝は大車輪の活躍。

彦三郎も、大庭にしては、すっきり爽やか過ぎる感じ。

時蔵は、梅枝に任せて今回は世代交代後方支援という感じ。

最後の勢獅子、子供を出すの、團十郎が変に流行らせた。。。はやり真秀の顔は目がぱっちりしていて映える。菊五郎は杖がないと立っているのもしんどそうだ。


新国立劇場 中劇場

文耕堂・長谷川千四=作
梶原平三誉石切 (かじわらへいぞうほまれのいしきり) 一幕
 鶴ヶ岡八幡社頭の場

竹田出雲=作
芦屋道満大内鑑 (あしやどうまんおおうちかがみ) 一幕三場
 -葛の葉-

勢獅子門出初台 (きおいじしかどでのはつだい)  常磐津連中

『梶原平三誉石切』
梶原平三景時
 尾 上 菊之助
大庭三郎景親
 坂 東 彦三郎
六郎太夫娘梢
 中 村 梅 枝
俣野五郎景久
 中 村 萬太郎
梶原方大名
 市 村 竹 松
梶原方大名
 市 村   光
青貝師六郎太夫
 嵐   橘三郎
囚人剣菱吞助
 片 岡 亀 蔵
        ほか

『芦屋道満大内鑑―葛の葉―』
女房葛の葉/葛の葉姫
 中 村 梅 枝
信田庄司
 河原崎 権十郎
庄司妻柵
 市 村 萬次郎
安倍保名
 中 村 時 蔵
        ほか

『勢獅子門出初台』
鳶頭 音羽の菊五郎
 尾 上 菊五郎
鳶頭 鶴吉
 尾 上 菊之助
鳶頭 亀吉
 坂  東 彦三郎
芸者 お梅
 中 村 梅 枝
鳶頭 萬吉
 中 村 萬太郎
手古舞 おゆう/若い者 勇吉
 坂  東 亀三郎
手古舞 おふみ/若い者 文吉
 尾 上 丑之助
手古舞 おひで/若い者 新吉
 尾 上 眞 秀
手古舞 おせい/若い者 清吉
 小 川 大 晴
世話人 松島屋亀蔵
 片 岡 亀 蔵
世話人 山崎屋権十郎
 河原崎 権十郎
芸者 お橘
 市 村 萬次郎
芸者 お時
 中 村 時 蔵
        ほか

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

訂正可能性の哲学

2024-01-04 21:19:05 | 読書
東浩紀著 ゲンロン叢書 2023

なんとも刺激的で面白かった。東のことは名前くらいしか知らず、初めて読んだが、知的にスリリングだった。プラトンから現代思想までを網羅し、時に、AIを論じる際には落合陽一や成田まで視野に入る。ルソー等のトリビア的人間性に触れながら、独自の視点で思想を斬る。

学生時代に、西洋思想史等で、学んだ知識が、有機的に湧き上がってくるような興奮を覚えた。

大学教授を辞して市井の文筆家として活動しているようで、ばかばかしいかもしれないが、「啓蒙」をもっとおこなってほしいと思った。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする