釣り人からたくさん魚をいただきました。 すでに下ごしらえしてくれてあります。
なかにひときわ大きな魚が。 こ、これは・・・・
「あこう」ではないですか。 別名「キジハタ」とも言うそうです。
この魚がスーパーの店頭に並んでいるのはあまり見たことがありません。 たまに売られているのをみると、鯛よりもお値段が高いです。 高級魚です。 まあ、こんなのいただいていいのかしら。
昔、やはり釣りの好きな人から、あこうは鯛よりもおいしい、とくにご飯に炊いたら最高だ、と聞いたことがあります。 一度は食べてみたいなと思っていましたが、普段の食事にはちょっと贅沢な気がして買ったことはありません。
やったあ、念願のあこうの炊き込みご飯が食べられる。
昨日、テレビで、各県のご自慢の料理をランク付けする番組がありました。
愛媛県はなんだろね、 そりゃあ、瀬戸内海の鯛でしょう、 鯛のどんな料理? そんな会話をしながら見ておりましたら、鯛飯がでてきました。
ほらあ、やっぱり鯛だろ。
鯛飯はその時点で5位にランクづけされておりました。 もっとも後から出てきた料理に押されて、5位をキープはできなかったようですが。
ともかく、それくらい鯛飯はおいしいのです。 「あこう」はそれを上回るというのですから、どんなにおいしいことか。
わくわくしながら準備をします。
米は4合、新米ですよ~。 どうもこの新米、水分が多いのか、きのう少し水を控えて炊いたのに、おかゆみたいに柔らかかったのです。 ですから今日は水をうんと控えめに、米と同量にしておきました。 塩、しょうゆ、みりんで味付けします。 白だしなどの余分な調味料は要らないと思います。 お酒があった方がいいとは思いますが、なくても新鮮な魚なので臭みは全く感じません。 魚は鍋に入りきらなかったので二つに分けました。 あとは魚を乗せて普通に炊きます。
(魚の臭みを消すためにあらかじめ焼いたのを入れて炊いたり、酒をふりかけておいたりもするようですが、 新鮮な魚だとそういう手間をかけなくても十分おいしいです。)
さあ、炊けました。
骨をていねいに取り除き、身をほぐしながら混ぜ込みます。
できあがり。 具は「あこう」の身だけというシンプルな炊き込みご飯。
鯛よりもおいしいと言うのは本当でした。 ご飯の硬さもちょうどよかった。 娘婿のぶじおくんが3ばいもおかわりしてくれて、あっというまになくなりました。 ごちそうさまでした。