旅は続きます。 というのは、下関で行きたいところがあったんですね。
4日前の午後、フェリーに乗るために下関に来たとき、乗船までに3時間以上ありました。 旅のはじめで、意欲満々だったわたしたち、おいしい回転寿司が食べた~い、水族館に行きた~い、トンネルくぐって九州へ行きた~い、とあれこれ期待をしておりました。 ところが、地図を見ながらウロウロしているうちになあ~んにもできないはめに。
いったいだれのせい? ナビが役にたたんのがいかん!
お互いに罪をなすりつけあってあわや・・・の険しいムードになったのでした。 やれやれ、まだ始まったばかりなのに。 でもそこをなんとか「帰りは時間がたっぷりあるんだから、帰りに行ったらいいやん。」と互いに自分を納得させて収めたのでした。
そして無事税関を通過して表に出てきたらー
すっかり里心のついたわたしたち、行きの元気はどこへやらさっさと帰りたくなってしまいました。
でも、せっかくだから新鮮な魚だけは買って帰ろうということで、唐戸市場にやってきました。
唐戸市場は、一般客にも魚を売ってくれるのです。 中へ入った途端、「お姉さん、えびいらん? 安くしとくよ。」 「まあ、こっちへ来て見てみて。 新鮮で安いよ。」 とあちこちから声がかかりました。 元気なのは韓国のおばちゃんだけじゃなかった。 が、買う前にまず腹ごしらえ。 2階には朝から店をあけている飲食店があります。
2階の通路からはこのように市場全体が見渡せるようになっています。
わたしたちは、新鮮な海の幸を食べさせてくれる店に入りました。
わたしが選んだのは、これ。
生ウニ定食。 飾りっ気もなにもなし、ウニが一折りまるごとお皿にのっています
ウニは甘くてかおりよし、十分堪能しました。 海鮮丼も、刺身定食もおいしそうでしたよ。
さて、おなかがふくれたら次は買い物です。
ヨメ3代ーとわたしたちが勝手に命名したお店で、アワビを買いました。
左から大ヨメ、中ヨメ、小ヨメ。 もしくはおばあさん、おばさん、むすめさん。 この市場では母よりも年上と思われる高齢の人が何人も現役で働いていました。
そのアワビですが、わたしは殻から身をはずすのがいやだから買いたくなかったのです。 そしたら、このヨメさんたち、身をはずしてあげると言い出して、夫はとうとう大きなのを買ってしまいました。
で、しばらく身をはずしてくれるのを待っていました。 なかなか苦戦しているようです。 ナイフやらほうちょうやらしゃもじやら(?!)を次々と持ち替え、中ヨメと小ヨメが格闘していますが、なかなかはずれません。 そのうち小ヨメがどこからか男の人をひっぱってきました。 でも彼は、「わしゃあ加工はせん。」と言って消えてしまいました。
すると大ヨメがおもむろに立ち上がりー
ものの2,3分ではずしてしまいました。 さすが年の功
発泡スチロールの箱に氷をぎっしり詰め込んで、厳重にふたをして車に積み込んだら、九州までドライブして帰ります。
まずは関門トンネルをくぐり九州の門司に渡ります。 そこから今度は海の上の橋をとおってまた本州に帰り、そのまま高速道路を通ってうちまで帰るという計画です。
水族館は~。 もうどうでもいいや。
サービスエリアを見つけるたびに立ち寄って休憩しながら、のんびりと帰ってきました。
ぶじこがおみやげにといろいろ買ってるんですが、韓国旅行土産がなぜに?・・・・・