ついこの間から、近所の柿畑に子ヤギがつながれています。 オス、メス一匹ずつ。 黒と茶色の子ヤギです。
かっわいい~。
なのに、あいにくカメラ行方不明中でしたので、今日こそはと、写真を撮ってきました。
この間はちょっと緊張してたのでしょうか、ちかづくと横を向いてメエェ~、メエェェ~と誰かを呼ぶようにないていました。
「ちょっとー、ここにへんなおばちゃんがいるよー、おとーちゃん、きてちょうだい。メエェ~」
でも、きょうは興味深そうに近寄ってきました。 もう覚えてくれたのかな?
手前の黒いのがオス、茶色のやや小柄なのがメスと思われます。 ヤギの目っておもしろいですね。 トロンとしてとてもやさしそう。
今日はだいぶリラックスしています。
柿の若木に額をこすりつけてごしごし掻いたり
お兄ちゃんに甘えてみたり
そのうちに女の子は背伸びをして柿の葉を食べ始めました。 こらこら、食べ物は下にいっぱいあるでしょうが。
すると男の子もまねをしてー
とうとう2匹でむしゃむしゃ。 いいのかなー、だいじな柿の葉を。
とってもなかよしの2匹。 また遊びに来るからね。
夕方になると、めえぇぇ~、めえぇぇ~、とさかんに啼く声がうちまで聞こえます。 高い澄んだよく通る声です。さびしくなったかな?
それを聞いていてわたしはふいに6年生の教科書に出ていた「川とノリオ」を思い出しました。
戦場で父を、原爆で母を失ったノリオはじいちゃんと暮らしています。 じいちゃんの工場の子ヤギの干し草刈りがノリオのしごとです。
「青あおしげった岸辺の草に、サクッ、サクッとまたかまを入れだすと、さくらの木につないだヤギっっ子が、ミエエ、ミエエとノリオをよんだ。
かあちゃんヤギをよぶような、ヤギッ子の声。
・・・・・・・・
サクッ、サクッ、サクッ、かあちゃんかえれ。
サクッ、サクッ、サクッ、かあちゃんかえれよう。」 いぬいとみこ作「川とノリオ」より
小学2年生のノリオの目をとおして静かに反原爆、反戦を訴える名作です。
あのころ、わたしがこのヤギのなき声を知っていたら、子どもたちの中に知っている子がいたら、最後のこのシーンはもっと深い哀切の気持ちをもって読んでいただろうに。 子ヤギの声ってほんとうに誰かを呼ぶような声なんです。
きょうは長崎の原爆忌ー
ところで、今朝から頭をひねっているのですが・・・・・
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だって、ひとり20ページも読んでいるという勘定ですよ。 ありえません。 もしかして、 はじめっから延々と読まれた方が4,5人いらっしゃるってこと? もしそうだとしたら・・・・ありがとうございます。
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