谷村新司さんが亡くなりましたね。一昨年、彼のコンサートの帰り、満ち足りた気持ちで眺めた夕日を思い出します。坂本龍一さん、谷村さん、共にわたしと同世代。もう、いつ何があってもおかしくない歳なんだなあ、としみじみ思つています。

9月10日

9月12日

10月1日


10月15日









そう言えば
今年、あまり夕日を見ていません。ポチがいなくなったから…秋の夕日の時間に散歩してないからです。
今年の秋の空
9月1日

9月10日

9月12日

10月1日


10月15日

二人とも、アーティストとしてまだまだ活躍して欲しかった。だったらわたしは?まだ創作活動をやめるには早い?
しかし、70代になってからライフワークのはずのろうけつ染めに関して迷いが多くてー
出来上がった時の達成感もありません。
こんなんで世間に発表してもいいのかなあ、と迷いながら今年も大きな作品を染めました。ブログで披露するのもどうか…
結局去年の作品もブログには載せませんでしたしね。
迷った挙句、わたしの記録として残しておくことにしました。
今年やりたかったことーポチを作品に登場させること。そのためにわたしが選んだモチーフがヒガンバナと夕日でした。
構図の段階から迷いに迷ってーつまりわたしの夏は悩みっぱなしの夏だったのです。その迷いの原因は出来上がってからわかりました。
ヒガンバナも空もと、欲張ったのがいけなかったのね。

わたしは何をしたかったのか? やっぱりポチやウマオと散歩した去年の秋の夕暮れを描きたかったんだー もっと空を広くしてもよかった。縦構図の下書きもしてはいたのですが。
出来上がってから気づいてもねぇ。
それに、色が気に入らなくて。
写真を少しいじってみたら

多少イメージには近づいたかな? もうちょっと赤く染まる田んぼと黒々とした山にしてもよかったです。
そして、画面下の赤。

もう、魔が刺したとしか言えません。やっと花のろうふせが終わって、ふっと気を抜いてしまったのでしょう。自分でもわからない。
いつもならこの段階で紙に印刷して、もう一度背景を吟味したと思います。後悔先に立たず。

とにかく花以上に真っかっかにしてしまった色味を抑えるのと、あかの分量を減らすのとに苦心惨憺しまして、わたしの乏しいアイデアでは、これが精一杯でした。
で、一枚目の写真、これで提出しました。

出来上がったのは搬入の1日前。
それと、モデルにした空はこれです。


おまけ
ついでだから、去年の作品もお披露目しておきます。こちらはろうの温度が高すぎて、葉っぱに焼けこげを作ってしまい、締切10日程前に全部やり直したもの。
「夏の朝」

今年はことさら暑くて仲間たちもろうの温度調整に苦労したようです。わたしはこの失敗があったから、今年は失敗しませんでした。