石鎚登山シリーズ 副題に昔からあることわざのパロディーをつけてみました。旅は道連れ 世は情け
山道は、登る人と下る人とが出会うと、ようやくすれ違うことが出来る細い道です。
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こんな時下りの人が道を譲るのがマナーだと、昔教えてもらいました。だけどこのマナーはだいぶ崩れかけている? もしかしてわたしの記憶が間違ってるのでしょうか?登る人が道を避けて立ち止まり、下る人がさっさと降りていく場面も多々ありました。 ただ・・・・
すれ違うときかならず「こんにちわ」と挨拶し合うのが心が和む瞬間でした。小さい子の元気な声を聞くと励まされました。
「お気をつけて」と、白髪頭のばあさんを気遣ってくれる人も何人もいました。
見知らぬ同士が警戒心を解いて挨拶し合うーなんて平和な世界なんでしょう。
だから、余力のある方が道を譲ったのでいいんですよね?
わたしは登りでしたが、ずっと立ち止まって道を譲りました。 下から追いついてくる人も避けて先に行ってもらいました。だってたびたび小休止するほうが動悸が収まります。よろよろと歩いてご迷惑をかけてもいけませんし。
おかげでたくさんの人と出会い、時にはお話をすることも出来ました。
強者
野営用のテントを背負っているんですって。だけどわたしよりずっと歩くのが速かった。
山頂の小屋まで清涼飲料水のケースを運ぶ人。3ケース背負っています。
4人と会いましたがその中の一人は若い女性でした。彼女、わたしを追い抜くときこう言ったんですよ。
「いらっしゃいませ。」
プロだ~
そのほかにも、ビーチサンダルで登る若者。さすがにこれはどうかな?。帰りにも会いました。どうやら足を怪我することはなかったようですね。
小さい子連れ
崖崩れのがれきの上を、子どもをおんぶしてひょいひょいと渡っていったお父さん。おんぶ紐でしっかりとくくりつけていました。最初から歩けなくなったときの用意をしていたと思われます。
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おんぶされていた小さな女の子は3歳くらいでしょうか。次に出会ったときはしっかりと自分で歩いていました。
それから このあたりで出会った家族。
男の子は8歳と5歳だと、元気よく答えてくれました。トラオ、ウマオと1歳違い。小さい頃から山に親しむって本当に良いことだと思います。
弟君がいたずらっぽくクマザサの葉を採るふりをしました。すかさずお兄ちゃんが「採ったらいかんよ。」もちろん採るつもりはなかったようです。すでに山登りのマナーを身につけている様子。
むしろ大人が気をつけなければ。ベンチに座っていると、たばこの煙が流れてきたのです。それも2回も。
この日は快晴でした。
ひろい牧場のように見えるのは瓶が森かな?
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一度もガスがかかることもなく景色が見られるのは珍しいことなのだそうです。
こんなにきれいな景色ですから、煙の匂いはことのほか気になりました。山全体を禁煙にすべきだと思いますが?
それから、男の子たちと同じくらいの年頃の姉妹にも会いました。この子たちは先に行っては後から来るおばあちゃんを待っていたようで、わたしの後になり先になりして、何度も出会いました。
「あ、また会った。」下山する頃にはすっかり顔見知りになっていました。
神社関係の人
神主さんらしき服装の人
それから、登る途中、山の中をホラ貝が響いて、ああ、神社で吹いているんだなとわかりました。そのホラ貝を手に下ってきた人は、全身白ずくめの、びっくりするほど若くてかわいい女性でした。あの山々に響き渡る音を出せるとはとても思えないほどきゃしゃで、まるで山の妖精に出会ったような気持ちでした。
そのほか、おもしろいと思ったのは、親子ペアの登山者(中高年の父親と息子 あるいは娘 母親と娘など)が多かったことです。我々世代の登山者も多いように思いました。
こんなふうに、立ち止まっていろいろな人に会うのも楽しく、いつの間にかこんなところまで来ていました。
ベンチがたくさん。
日差しが暑すぎて、ここにはすわれません。
ここからは石鎚が真っ正面に見えます。
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うう~ん、あそこまで行けるかなあ。
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出会いを楽しみながら~
良いですね~
最高のお天気でしたね
山野稜線もきれいに見えて
本当に気持ちよさそう
私は、もう山登りは無理だとあきらめていますが~
こんな素敵な風景見るとなんだかちょっと登ってみたい気持ちになりますよ
知らず知らずに随分高いところまで登っていたんですね
頂上ももう目の前
みーばあさんだったら石鎚は全然平気だと思いますよ。本州の山とは全然高さが違います。わたしはウォーキングさえもろくにしてないのですから。