あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

里山歩き

2019-11-05 21:47:42 | お出かけ
 秋晴れの爽やかな土曜日。
 トラオとウマオにつきあって地域巡りをしてきました。
 名刹西山興隆寺のある、丹原町古田地区。年に一回紅葉の季節に興隆寺までの1本道を車で通り過ぎるだけの地域です。

 古田地区は山裾にあって道は全部坂道でした。坂をどんどん上ると金仙寺につきました。



 屋根が美しい。


 奥には赤い鳥居も



 ここからの眺めはすばらしかったです。秋晴れの空の下、広がるのは周桑平野です。



 貴布祢神社。字は違うけど京都にもこんな名前の神社がありましたっけ? 名前が何か由緒ありそうな・・・・




 奥に古めかしい小さな本殿があっておもしろそうでしたが、鳥居を見るだけで通り過ぎました。

 これは、何のために撮ったかというと、

 

 大きな杉か檜かの前に1本の竹が木を隠すように伸びていたのがおもしろくて。まん中ほどに細い筋のような竹が見えますか?

 木の根元は竹がびっしり。こんなに近くまで迫られたのでは木もたまりませんねえ。



 
 近くの柿の木も大きかった。栽培されている柿は収穫しやすいように低く仕立ててあるのですが、これは自然のままの柿かな?



 民家の庭先に咲いていた、多分ガウラ。



 ピンクが鮮やかでした。おもしろいことに白とピンクとが同じ茎から咲いているのです。



 高いところで気温差が大きく、多分花も色鮮やかなのだと思いました。

 野の花も平地では見られなくなったものが



 何だったかなあ。名前が思い出せません。お天気がよくて明るすぎるので、わたしの影を作って映してみました。



 
 これはタデですが、うちの方で見るよりずっときれいです。



 これはツリガネニンジンかな? 平地のうちの方では見たことがありません。



 興隆寺へ通じる道に出ました。二股に分かれたところに立っているお堂。



 六角堂というのだそうです。六地蔵さんが祀られているそうです。 文字の消えかかった看板があって、これがなんと明和三年(看板を立てたときの約230年前)に建てられたものだそうです。この看板いつ建てられたんだろう。この古さだと、今ではもう250年くらい前になっているかもしれませんね。いつも車から見るだけだったのですが、これも由緒ある建物だったんですね。

 これもお地蔵様ですが、他にもお地蔵様があって、お地蔵様の多い地域だなあと思いました。それもなかなか大きくて立派。






 そしてお顔が個性的。何だか人間くさくて親しみやすいなあと思いました。
 



 
 どれもかわいいよだれかけをかけてもらって、大切に祀られているという印象でした。

 知らない地域を散策するのも楽しいものです。だけど、本当のことを言いますと

 坂道を長時間歩く自信がなかったので、車でついていきましたの。子どもたちは疲れも見せず元気いっぱいでしたが。

コメント (2)
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どんぐりごろごろ

2019-11-04 00:57:05 | 植物
 前回の記事の天川の棚田。少し坂を上って一番高いところからコスモスを見下ろしたとき、反対側に大きなカシの木があるのに気づきました。

 

 高い場所にいるものですから、枝が目の前に。小さなドングリがいっぱいなっていました。これはすごい、幹はどのくらい太いのか、と下に下りてみましたら、まだあおいドングリがばらばらと落ちていました。



 予想どおりすばらしく風格のある立派なカシの木でした。

 

 広げた枝は



 いやあ、この木のドングリが全部落ちたらこのあたりはどうなるのかしら。大半はころころと転げ落ちて分散するのでしょうが。

 うちのカシの木もドングリを落としています。



 ウバメガシとアラカシ?
 ウバメガシは例年よりずっと大きく、アラカシは小さめ。なので今年は体格差が大きいです。

 もう、ドングリの季節だねえ、ドングリ拾いに行こうか。ヨウコとウマオを誘って、去年自然観察で見つけた兼久の大池に行ってみました。

 もう、これはころころではなくごろごろでしょ。



 すごいこと落ちているのですが、名前がわかりません。
 
 道の途中にツブラジイの木があって、これははっきりしています。母が好きだったので、おつきあいで拾いに行きましたから。また、去年の自然観察会でも教えてもらいました。


 あ、まん中の黒いのはシイの実ではないかも。周囲に落ちている、実の見えないのは確かにシイの実です。
 
 わたし、帰ってから珍しく調べてみたのですよ。
 ドングリの下の方、帽子と呼んでいるところを殻斗と言うそうです。しいのみ(ツブラジイ、スダジイ)の殻斗は鱗状で、乾燥すると三つに割れてひらくそうです。左端にそんなのも見えています。ちなみにカシの実の殻斗は横縞模様です。

 ドングリとは関係ないけど、きれいな羽の一部が



 サツマニシキかな? 数は多くないけどこのあたりにはいるんですね。

 問題はこれ。 シイの実に混じって大きな立派なドングリが



 
 最近落ちたらしく泥もついてなくてきれいなのがいっぱいありました。
 



 白い粉がふいたようになっています。
 「これを拭いたらねえ、ぴかぴかになるんよ。」ヨウコがいいました。そうなんです。
 枝ごと落ちたのがたくさんありました。
 これも大きな木です。



 葉っぱと実と幹と揃えば判別もできるのでしょうが・・・・わたしはこれはマテバシイではないかと思いました。
 
 これも帰って調べたところ
 〇鱗状の殻斗
 〇ワックスのかかった白っぽい実(ヨウコのいうように磨くとぴかぴかに)
 〇枝ごと落ちている。

 条件は合っています。ただ、シリブカガシというのがあって、どうもこれによく似ているらしいです。そういえば去年、この名前も聞いたような気がします。だけどマテバシイなら食べられるはず。

 これは煎ってたべてみるしかない・・・・か。



 
コメント (4)
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棚田のコスモス

2019-11-01 00:16:09 | 植物
 今治方面へ行く道のそばにコスモスが咲いていました。

 ちょっと車を降りて撮影



 なかにちらほらとひまわりが混じっています。夏にはひまわり畑だったのかなあ? ちょっと記憶にありませんが。





 最近所々で、こうしたコスモス畑を見るようになりました。うちのコスモスはすっかり終わってしまいましたけど、田んぼや畑一面に植えられたコスモスはどこも今が見頃です。

 ということは?

 ずいぶん大回りになりますが、天川の棚田のコスモスを見てみました。

 3年前、父を連れて来たときとても綺麗だった畑は今年は枯れてしまっていました。そう、あの頃はまだ父は歩くことができたのです。「笑って」とカメラを構えたら、子どものような笑顔を見せたっけ。あれがお出かけ先で撮った最後の写真になりました。それからわずか半年で自力では歩けなくなり、2年後の去年の今頃にはもう父はいませんでした。

 さらに上っていくと花祭りの会場がありました。11月から花祭りが始まるようです。右端の白いものはコスモス畑をまもるための募金箱です。



 あのときはもう花が終わりかけていましたが、今年は今が盛りのようでした。




 コスモスで彩られた棚田のラインがとても綺麗でした。



 



 遠く周桑平野、その向こうには燧灘が見渡せます。とても景色のいいところ。



 棚田の入り口には、多分イノシシよけだと思いますが、柵がしてあって道を歩くことはできませんでした。



 きれいな景色を守るにはいろいろと苦労があるのですね。帰り際、高齢化の進む過疎の山の上で棚田を守る人たちに敬意を込めて、協力金箱に少々のお金を入れて帰りました。、
コメント (2)
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