離退任式レジュメ
今日は、離退任式です。
大変にお世話になった先生方をお送りしなければなりません。どなたも、本校発展のためにおおいに貢献してくださった先生がたです。これまでのご労苦に深謝するとともに、先生方のますますのご活躍をお祈り申し上げます。このような場所でよく言われる古典や歌などを取り上げながら先生方のご功績を紹介申し上げましょう。
最初に、歌手の中西保志さん、小椋佳さんの「歓送の歌」から一部分を紹介しましょう。
互いの情熱と 夢をぶつけ合って
透きとおる涙を流したね 汗に隠して
君を送るこの日まで 一所懸命過ぎるほどの
暮らし こぶし 眼差しどれもが素晴らしい記念碑 誇りさ
(小椋佳作詞作曲)
まさに男女共学校への改革を押し進めてくださった方々へ、この歌のように感謝申し上げたいと思っております。先生方と過ごさせていただいた年月が、まさに記念碑であります。この歌のように誇りであります。
ほんとうにありがとうございました。
二つ目は、陶淵明の「贈長沙公(長沙公に贈る)」という詩です。
陶淵明は、中国の六朝期(唐の少し前の時代を言います)の詩人です。「桃花源記」などが、教科書に載っていました。
長沙公は陶淵明と同じ陶一族の陶延寿でしょう。序によると、彼が陶淵明の住む地を通った際に、陶淵明はこの「贈長沙公」詩を贈りました。
*原文は岩波文庫
何 以 写 心 貽 此 話 言
進 簣 雖 微 終 焉 為 山
敬 哉 離 人 臨 路 悽 然
款 襟 或 遼 音 問 其 先
何を以て心を写さん
此(こ)の話言を貽(おく)る
簣(き)を進むること微なりと雖(いえど)も
終(つい)には山と為(な)る
敬(つつし)めよや 離人
路に臨んで悽然(せいぜん)たり
款襟(かんきん) 或(ある)いは遼(はる)かなれども
音問 其れ先にせよ
別れに際してわたしの気持ちをどう申し上げたらいいか。今はこのことばを贈らせていただきます。「もっこで運ぶ土はわずかであっても、ついには山を築き上げる」。どうか御身を大切に、旅立つ人よ。別れに臨んで寂しい気持ちであります。またこのようにうちとけて語り合えるのは、いつになるか分かりまぬ。折々にたよりだけでも寄せて下さいませ。
(意訳です)
(先生方のご功績の紹介)
これまでの先生方のご功績に感謝申し上げ、新天地でのますますのご活躍をお祈り申し上げ、お別れの言葉とさせていただきます。
今日は、離退任式です。
大変にお世話になった先生方をお送りしなければなりません。どなたも、本校発展のためにおおいに貢献してくださった先生がたです。これまでのご労苦に深謝するとともに、先生方のますますのご活躍をお祈り申し上げます。このような場所でよく言われる古典や歌などを取り上げながら先生方のご功績を紹介申し上げましょう。
最初に、歌手の中西保志さん、小椋佳さんの「歓送の歌」から一部分を紹介しましょう。
互いの情熱と 夢をぶつけ合って
透きとおる涙を流したね 汗に隠して
君を送るこの日まで 一所懸命過ぎるほどの
暮らし こぶし 眼差しどれもが素晴らしい記念碑 誇りさ
(小椋佳作詞作曲)
まさに男女共学校への改革を押し進めてくださった方々へ、この歌のように感謝申し上げたいと思っております。先生方と過ごさせていただいた年月が、まさに記念碑であります。この歌のように誇りであります。
ほんとうにありがとうございました。
二つ目は、陶淵明の「贈長沙公(長沙公に贈る)」という詩です。
陶淵明は、中国の六朝期(唐の少し前の時代を言います)の詩人です。「桃花源記」などが、教科書に載っていました。
長沙公は陶淵明と同じ陶一族の陶延寿でしょう。序によると、彼が陶淵明の住む地を通った際に、陶淵明はこの「贈長沙公」詩を贈りました。
*原文は岩波文庫
何 以 写 心 貽 此 話 言
進 簣 雖 微 終 焉 為 山
敬 哉 離 人 臨 路 悽 然
款 襟 或 遼 音 問 其 先
何を以て心を写さん
此(こ)の話言を貽(おく)る
簣(き)を進むること微なりと雖(いえど)も
終(つい)には山と為(な)る
敬(つつし)めよや 離人
路に臨んで悽然(せいぜん)たり
款襟(かんきん) 或(ある)いは遼(はる)かなれども
音問 其れ先にせよ
別れに際してわたしの気持ちをどう申し上げたらいいか。今はこのことばを贈らせていただきます。「もっこで運ぶ土はわずかであっても、ついには山を築き上げる」。どうか御身を大切に、旅立つ人よ。別れに臨んで寂しい気持ちであります。またこのようにうちとけて語り合えるのは、いつになるか分かりまぬ。折々にたよりだけでも寄せて下さいませ。
(意訳です)
(先生方のご功績の紹介)
これまでの先生方のご功績に感謝申し上げ、新天地でのますますのご活躍をお祈り申し上げ、お別れの言葉とさせていただきます。