と~ま君の部屋

楽しい老後を送りたいとやっています。所詮人生回り道。修士(人間学、仏教学)。ぼけ防止・脳のリハビリでやってるブログです。

ちょっとだけいい話

2010年05月20日 20時06分19秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 県立銚子高校の入学式を掲載していただいた大衆日報の新聞を、中学校にお送りするために今日はせっせと校長室で袋詰めをさせていただきました。一つ一つ祈るように、来春もまた今年のように、たいへん優秀なたくさんの受験生が来ますようにと。丁寧にのり付けして、そっと慈しむように封筒をあわせ、宛名を確かめておりました。見ていだたく中学生の皆様の顔が目に浮かぶようでありました。こういうのは一人でやるに限ります。気持ちのありようが違ってきます。

 特に初任の中学校には思い入れがあります。なにしろ他県人ですから住むところが無くて、なんとわたくしは宿直室に住んでいたのですよ。なかなかしたくてもできない体験でありました。まるっきり小説にでも出てきそうな話でありました。

 その頃に、その住んでいる宿直室で真夜中になるまでご指導いただいた先輩諸氏の強烈な思い出も実に懐かしいものであります。それこそチョークの持ち方から、発問の仕方、指導案の書き方、生徒へのクチの聞き方まで、細やかな愛情のもと徹底的にご指導いただいたものでした。大きな財産です。感謝のみあります。



 百周年がありますので、今日は同窓会の方々がお集まりになりました。ご多忙な中を本当に母校のことを案じていただいて、感謝ばかりしておりました。

 会議の冒頭に、こんなことを申し上げました。
 
 それは、「ちょっとだけいい話」をストックしておいて、大事にポケットに入れておいて発信していきたいということを申し上げたのです。

 思うに、課題やマイナス面をあげつらうことは誰にでもできます。簡単です。欠点指摘はなんにでも応用がききます。ただし、条件付きです。自分のことを棚にあげることができればということです。道徳的判断は、そういう意味で非常に厳しい。

 だからこそ、努めて「ちょっとだけいい話」を聞きたいと思っています。



 昨日の夕方、成東駅で男子高校生が数人いました。用事があって成東駅で降りたのです。お年寄りの方が、駅の中でホームがわからなくなり、迷っておられました。するとくだんの男子高校生が、時刻も、行き先も、乗るべき番線もたちどころによどみなく説明をしていました。さすがに、すばらしい学校だなぁと感心しました。気負いもないし、衒いもない。淡々と当然のようにしっかりとした受け答えをしていました。ご家庭のしつけがじんわりと伝わってくるような思いでありました。どのような保護者の方の下、育ったのだろうと感じておりました。

 親切、優しさ、目上の方への敬意等々を考えさせられました。失ってはならない価値であります。

 このような「ちょっとだけいい話」をストックしていきたいものです。そして、このブログにさりげなく紹介をさせていただければ、わたくしはそれだけでいい。本校もいろいろ聞きます。思いやりのあるいい生徒がいます。

 ちょっとだけいい話を書き込むノートがドンドン増えることを楽しみにしています。そうすると、いけないことをしそうな生徒はいなくなります。少なくともそう期待しています。


 
 また明日!

 


 
コメント
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光こそ、すべての源という気がするのだが

柔道をやると~ま君

サンスクリット般若心経

高齢\(^_^)/