国際オリンピック委員会(IOC)前会長の故フアン・アントニオ・サマランチ氏は、夕食会が嫌いであったそうです。時間がもったいないと言われていました。新聞で読んだのですが、そういう考え方もあるのでしょう。
わたくしも、ブログを書くためにできるだけ早く帰宅したいのですが、なかなかできません。非常に朝が早いので、9時には就寝したいのです。これもまたなかなかできません。夜は、レポート書きもあるし、そのために最新文献もあたらなければなりません。書籍代もかかります。
つまり何を言いたいのかと申しますと、仕事中心で回っているということです。学校のことばかり考えています。朝、学校に到着するとパワー全開になります。今日は、学校に猫が夜中に忍び込んでいなかっただろうかとか気にしておりました。笑い話のようなものですが、そこまで気にしています。朝、学校を一巡していましたから。
ですから、純粋に学校のことを考えるためには、夕食会で時間つぶしをしている暇はないわけです。土・日は情報収集の貴重な時間。遊んでいる暇もない。柔道もあるし、まだまだ新しい技を身につけたいのですから、これもまた才能との勝負になります。そして、時間。死ぬまでにあと何時間あるか知りませんが、明日それがくるのだとしたらこれはたまらん。一休さんにそんな和歌がありますが、まじめに考えています。逆算の人生をです。
才能がないのですから、努力するしかないわけです。ま、自称天才というのもどっかで危なっかしいと感じておりますがね。同人誌の仲間にいました。自称天才というのが。どうなっていったのかはここには書きません。やはりどんなに天才的な能力があろうとも、謙虚さを忘れてはならんなぁと経験上思うのです。我が儘とかうぬぼれで、つぶれていった若き天才を惜しむが故にです。わたくしのように甲羅に似せてとぼとぼと歩んできた人間からは、まったくまばゆいような方々ではありましたが。だいたいにおいて、そういう若き天才は、古今東西あらゆる古典に通じていらっしゃる。追いつきたいものであります。今でも、それは変わりません。目標であります。
在校生諸君はだからうらやましい。
保護者の方々から守っていただいて、勉強をさせていただいている。感謝こそあれ、なんの不平不満がありましょうや。大学受験の受験料まで出していただいている。こんな天国のような環境のもと、学ぶことができます。ほんとうにうらやましい。真逆の人生を送ってきたから、ほんとうにこころからそう思うのです。幸せものですよ、あなた方は。
中島敦の小説「山月記」に出て来るような魑魅魍魎に迷っていては話になりません。あの作品は、あれはあれで実に味わいのあるものではありますが。どこか人間の真実をついているようで、恐ろしいところもあります。ちょっと以下に引用してみましょう。今日の記事で一番言いたいことが、この「山月記」の冒頭に書いてあります。
隴西の李徴は博学才穎、天宝の末年、若くして名を虎榜に連ね、ついで江南尉に補せられたが、性、狷介、自ら恃むところ頗る厚く、賤吏に甘んずるを潔しとしなかった。
さ、勉強なさいませ。
時間はありませんよ。
また来週!
わたくしも、ブログを書くためにできるだけ早く帰宅したいのですが、なかなかできません。非常に朝が早いので、9時には就寝したいのです。これもまたなかなかできません。夜は、レポート書きもあるし、そのために最新文献もあたらなければなりません。書籍代もかかります。
つまり何を言いたいのかと申しますと、仕事中心で回っているということです。学校のことばかり考えています。朝、学校に到着するとパワー全開になります。今日は、学校に猫が夜中に忍び込んでいなかっただろうかとか気にしておりました。笑い話のようなものですが、そこまで気にしています。朝、学校を一巡していましたから。
ですから、純粋に学校のことを考えるためには、夕食会で時間つぶしをしている暇はないわけです。土・日は情報収集の貴重な時間。遊んでいる暇もない。柔道もあるし、まだまだ新しい技を身につけたいのですから、これもまた才能との勝負になります。そして、時間。死ぬまでにあと何時間あるか知りませんが、明日それがくるのだとしたらこれはたまらん。一休さんにそんな和歌がありますが、まじめに考えています。逆算の人生をです。
才能がないのですから、努力するしかないわけです。ま、自称天才というのもどっかで危なっかしいと感じておりますがね。同人誌の仲間にいました。自称天才というのが。どうなっていったのかはここには書きません。やはりどんなに天才的な能力があろうとも、謙虚さを忘れてはならんなぁと経験上思うのです。我が儘とかうぬぼれで、つぶれていった若き天才を惜しむが故にです。わたくしのように甲羅に似せてとぼとぼと歩んできた人間からは、まったくまばゆいような方々ではありましたが。だいたいにおいて、そういう若き天才は、古今東西あらゆる古典に通じていらっしゃる。追いつきたいものであります。今でも、それは変わりません。目標であります。
在校生諸君はだからうらやましい。
保護者の方々から守っていただいて、勉強をさせていただいている。感謝こそあれ、なんの不平不満がありましょうや。大学受験の受験料まで出していただいている。こんな天国のような環境のもと、学ぶことができます。ほんとうにうらやましい。真逆の人生を送ってきたから、ほんとうにこころからそう思うのです。幸せものですよ、あなた方は。
中島敦の小説「山月記」に出て来るような魑魅魍魎に迷っていては話になりません。あの作品は、あれはあれで実に味わいのあるものではありますが。どこか人間の真実をついているようで、恐ろしいところもあります。ちょっと以下に引用してみましょう。今日の記事で一番言いたいことが、この「山月記」の冒頭に書いてあります。
隴西の李徴は博学才穎、天宝の末年、若くして名を虎榜に連ね、ついで江南尉に補せられたが、性、狷介、自ら恃むところ頗る厚く、賤吏に甘んずるを潔しとしなかった。
さ、勉強なさいませ。
時間はありませんよ。
また来週!