と~ま君の部屋

楽しい老後を送りたいとやっています。所詮人生回り道。修士(人間学、仏教学)。ぼけ防止・脳のリハビリでやってるブログです。

いよいよ在校生諸君は期末試験

2010年07月02日 23時45分20秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 いよいよ在校生諸君は期末試験に突入します。
 勉強してくださいね。
 本当にそう思います。
 試験があっての学校です。そして、謙虚に反省をしたり、満足したりしましょう。そういうことができるだけ本当に幸せであります。保護者の方々のお力あってのことであります。感謝いたしましょう。本校に学ぶことができるだけでもラッキーなのです。世界には学ぶこともできない青少年が少なからずおるのですから。不遜なことであってはならんのです。ましてや親のために学校に行ってやっているなどと冗談でも言ってはなりませんぞ。学費を出してくださっていることが、どんなにありがたいことであるかを知るべしであります。
 
 試験準備中に事故の無いようにお願いしますね。犯罪行為もいけません。集中して勉強するときは集中すべきであります。そういう時間を与えていただいておるのですから。

 広瀬淡窓先生の私塾咸宜園では、月担評(げったんひょう)というものをつくっていました。咸宜園に入ると勉強する心が自然に生まれるようにしました。パンフレットにそう書いてありました。写真でも撮ってきました。

 月旦評では、1級から最上級の9級まで階級があり、さらに各級が上下に別れていました。級外が最下級ですので、全部で19階級ありました。級を昇進するためには試業(試験)に合格しなければなりません。毎月、書・詩・文・句読についての試験が9回あり、これに課業の成績が加えられ、合格点に達すると翌月初めに張り出される月担評で昇進していったのだそうです。

 はじめは、課業(素読・輪読・聴講・輪講)、試業(会読・質問)の得点によって進級させられていましたが、後に「消権の制」が設けられました。消権とは、生徒一人一人について行われる先生直接の試験だそうです。独見とも云われました。課業・試業の得点により一応進級しても「真」の進級とはならず、肩書きに「権」の文字が付く仮進級です。消権の試験を通過すると「権」の文字が消え、はじめて「真」の進級になる制度でした。教科の中心は、儒学(四書五経)ですが、上級になると老子など諸子の学を学びました。
 
 これはその写しを咸宜園屋内に展示してあります。
 素晴らしいことであります。
 
 
 実に憧憬の対象になるシステムであります。
 江戸時代に生まれていたら、遠路大分の地まで行ったことでありましょう。真の師匠を求めて。もっとも入学できなかったかもしれません。

 しかし、昔も今も、学校というところは厳しいものであります。

  


 さ、がんばりましょう。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

光こそ、すべての源という気がするのだが

柔道をやると~ま君

サンスクリット般若心経

高齢\(^_^)/