と~ま君の部屋

楽しい老後を送りたいとやっています。所詮人生回り道。修士(人間学、仏教学)。ぼけ防止・脳のリハビリでやってるブログです。

わかるように語る

2010年12月28日 20時45分40秒 | 先公ごっこ2008年から2012年

今日も、在校生諸君は学校で自習をしておりました。3年生主体です。
部活もやっていました。


なかなか熱心であります。
自己を鍛え、基礎力を養っておくことが、春の満開の花に結びつきます。



このことは終業式の中でもお話をいたしました。

また、レジメにはない「願わくは花のもとにて・・・」の和歌も紹介しました。西行です。山家集はとてもとても10代後半の時期には理解不能の心境がたくさんあって、ちょっと、在校生諸君に紹介するのは気が引けましたが、ついクチから出てしまったのでした。どれだけわかっていただけたのかという一抹の不安を抱えておりました。

☆☆☆


わかるように語るというのは本当に難しいものです。

あるいは書くという行為が、です。

毎日が、その連続であるような気がします。

一方的な情報の垂れ流しなら、だれでもできます。聞いているかどうかは別問題であるからです。あるいは理解程度もです。

それだけに、なかなか難しいものであります。


この間の小学生対象の日本語暗唱教室(BeCOM様主催)で、ずいぶん難しい話をしてしまったと反省しています。しかしながら、その時の様子が明日の夕方に銚子テレビで放送されるそうです。今日はアナウンサーの方から、広瀬淡窓の日本漢詩の題名について質問が電話でありました。アクセントについてでした。初めて経験する質問事項でありました。詩吟ならアクセントも問題になったでしょうけれども、放送ですとどうなりますやら。江戸時代にどう発音していたのかについては、門外漢でありましたから、お答えすることはできませんでした。これから勉強させていただきましょう。

しかしながら、小学生にずいぶん勉強させていただきました。
生徒の実態を知らずして、授業は成り立ちませんから。


NHKにおられて、今やニュース番組で民放のスター的存在になられた池上彰さんの新書「伝える力」を読了しました。昨日です。

これにも小学生にわかるように語ることの困難さが書いてあります。
池上氏は、NHK時代に子ども相手の実にわかりやすい子どもニュース番組(週刊こどもニュースでしたっけ?)のお父さん役をされていました。

小学生にわかるように教えることが、経験上最も尊いことであるとわたくしも思います。
その代わり聞いている小学生の実態把握が難しいのであります。高校の教員ですから、普段まったく接することが無い。

広瀬淡窓先生の住まわれた大分県と言っても、日田市と言っても、小学生にはなかなかのものでありましょう。何を言われているのかまったくわからないでしょうから。
それゆえにこそ、プレゼンテーションソフトで、写真を多用したのでありますが。

拙ブログも、動画を多用しているのは、まだ見ぬ中学生の方々も見てくださっている可能性があるからであります。なにしろ会ったことも無い中学生の方であります。

語ることもそうですが、文章でもそうです。
分かるようにするということが、最も困難であります。

前提をすっとばして、書いてしまうこともしばしばであります。
これくらいのことは分かってくださっているという思い込みで書いてしまうと、なかなか伝える力という点で難しいものがあります。

教えていただいている師匠からもご指摘をいただきます。
レポートを書いているとそういう場面にしばしば出くわします。

60までもうすぐであります。
まさかこの年齢になってもレポートを提出する日々があって、しかもこの4月から膨大な字数を書いて参りました。そのためのテキストファイル執筆専門の機器まで購入することになろうとは、夢にも思いませんでした。そして、まだまだ不満足なレポートしか書けない懶惰な自分に腹を立てている毎日であります。

一生勉強しているしかないようです。


コメント
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光こそ、すべての源という気がするのだが

柔道をやると~ま君

サンスクリット般若心経

高齢\(^_^)/