学事出版様から出版されている「学校事務」(School Business Management)という教育誌に掲載をさせていただきました。全国から確か明日の発売です。2月号であります。今日入手させていただきました。詳しくはここに書くわけにはいきませんから、紹介のみ。またまた県銚を紹介させていただいております。本当にありがたいかぎりであります。
この教育誌の書名に注目していただきたいと思います。英語の方にです。高校の事務官は、まさにSchool Business Managementをやる職種だということを言いたいのです。今回の掲載にはそのことを書かせていただきました。年来のわたくしの主張でもあります。
また、大学でもそう。大学アドミニストレーション学というのが、桜美林大学大学院にあります。ここで、大学の経営や、運営について、主として大学事務系のご担当の方々向けに教えてくださるのだそうです。通信制ですから、職業を持ちながら充分学べるわけです。
大学を高校に置き換えても充分通用するのではないかと、ずっと思ってきました。大学の経営に、あるいは広報に学ぶというスタンスでもってすぐ近くにある千葉科学大学の方々に学んで参りました。まさに生きた教科書であります。現在進行形の。ほんとうにありがたいかぎりであります。
しかも、今月号には非常におもしろい記事がありました。
本多信一先生(現代職業研究所長)という方の記事であります。
この方は、ビジネス書をたくさん出しておられて、一時期ファンでもありました。なかなかの慧眼をお持ちでいろいろと参考にさせていただきました。ノートもとってあります。タイトルが「できる人考」というもの。
これもあまりここに書くと学事出版様に叱られますから、感じたことだけを。
「できる人」というのは、自分が仕事ができるからと言って、それでもって社員を育成することを忘れてはなりませんぞ、というようなことでありました。松下幸之助翁のことも出て参ります。翁も、なかなかの人育ての名人であられました。
ともすれば組織を率いる方は、自分が一番、なんでもできるスーパーマンだと思いがちであります。強烈なリーダーシップが要請される現代にあっては、ある意味それは仕方のない面もありましょう。しかし、そのスーパーマンがまさかの病気になったら、組織は壊滅する。また、強烈なリーダーシップは、反面カリスマ性にもつながる。怖いのは、カリスマが組織を育成しているとは限らないということです。一人のスーパースターは、自分が見えなくなります。周囲はただひたすら吾関せずになる。いわゆる裸の王様になってしまう。強烈なリーダーシップがあるんだから、リーダーの好きなようにしてくれということになる。オイラには関係がないというようになります。そういう事例をたくさん見させていただきました。経験上。あ、学校のことではないですよ。一般的な事例です。高校の同級生にも、会社の経営者はたくさんおりますので。聞いた話ですが、ね。
しかし、この記事は、具体性に富み実におもしろい。時事通信の会社員時代のことも書いてあります。これもまた非常に「できる人」であった当時の社長さんのことが書いてあって、実におもしろい。リーダーのあり方ということ、組織をどうするのかということを考えさせていただきました。
学校事務という誌名ですが、英語名ではまさにManagementの単語が入ってきます。これがこの教育誌の本質を現していると思っている次第です。
もっとも、「できる人」とは真逆の「できない人」であります懶惰なわたくし風情では、偉そうなことは一切言えませんが。
また明日!