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もう二度と戻ることはあるまい。某大学での授業のことである。要するにクビになったのだから、関係資料を処分した。持っていたら碌なことはないからだ。ただし、今回の試験だけは持っているけど。
それにしても昨日は暑かったなぁ。塵芥処分場に行っていたからである。段ボール3個くらいを捨てた(書籍)。ボキの居住地は、市民ならば有料で焼却してくれるからである。あ、書籍は別だった。これは資源ゴミで業者がさらに有効になるように処分してくれる。
臭いもきつかったが、それよりなにより、こうやって捨てていかれるゴミのことを思っていた。ボキもまたゴミのように捨てていかれるのだなぁと感じていたからである。
見ず知らずの土地に住んで半世紀近くなる。親戚もなんにもいない。縁もゆかりもない土地である。まるで頼朝のようだったよん。流されて流されて、九十九里浜で過ごしてきた。仕事は定年までやってきた。そして退職した。以来、生涯学習ごっこで大学院に入ってみた。3年で博士をとろうと、しゃかりきになった。かなり勉強したつもりであった。しかし、挫折した。見事に、三球三振であった。かすりもしなかった。
わははっははははははっはははっははははっはははっはは。
挙げ句の果てには「退場」である。学費が全部無駄になった。ま、仕方なし。能力がなかったのだから。最初からなかったのを知っていても知らんぷりしていたのだった。それが良くなかったのだ。教育はあきらめさせることも、一つの効用である。そいつは知っていた。でも、まさか自分がその羽目になるとはねぇ。
ゴミのように生きて、ゴミのように捨てられる。それもまた運命である。あらかじめ決められたシナリオであったのだ。そう思うしか無い。
塵芥処理場にはそういう運命であったゴミが集まっている。そして、捨て場のなかに一個段ボールが置いてあったのに気がついた。ふと見ると、コーナーの上に「犬猫の死体用」と書かれていた。段ボールが一個あった。大きさから言ってワンコのだろうと思った。
なんだか首筋が寒くなった。
これもまた運命。それもまた運命。
ワンコよ、さらば。
BYE-BYE!