これからバイトである。骨折で空白があったから、その巻き返しである。雇い主が休んでいた間も給料をくださったから、恩返しである。本来、週に一度のバイトだったが、週に二回としたのである。ちょっときついがこれも二月まで。あと三ヶ月の辛抱である。
辛抱ならボキでも出来る。むしろそれが得意である。それしかできないのかもしれない。新聞配達しながら大学学部に通ったから辛抱だけはできるのじゃよ。
さらにある。レポートの最終版を書かなくちゃならない。こっちは難題である。厳しい評価しかいただいていないから。不得意なんだろうなぁ。もしかして、こころのどっかに「オレは優秀なのかも知れない」という思い上がりがあるから?
当たっているなぁと思う。評価が低かったらそれなりに生きるしかないではないか。そのあたりの覚悟ができていないのである。情けない。今日のバイトもそうだ。評価が低ければ、それなりに生きていくしかないのである。覚悟がないのだ、ボキには。
もう12月である。いろいろあった一年であった。コロナというのが、一番の困った出来事であった。それに、旅行も一度も行っていない。海外旅行もだ。当たり前である。しょうが無いときはしょうが無いのである。ムリは禁物である。
ムリして生きているから腰を骨折してしまう。
安全に生きることである。トラブルとか、ケンカは良くない。ただひたすら受け流すことである。考えてみれば、全部他人である。家人だって元は他人である。ひょんなきっかけで家庭を持って、子どもができて孫もいる。しかし、考えてみればまさに「ひょんな」ことでこの九十九里に住み着いているだけである。流れ者でしかない。もっとも、ふるさとの山形にいたとしても、所詮流れ者でしかなかっただろう。
人生はまさに流れていくだけのことである。美空ひばりの「川の流れのように」という歌があるが、あれと同じである。流れ流れて最後は死んでいくだけである。それまでの一生である。
さ、バイトに行ってまいります。
BYE-BYE!