と~ま君の部屋

楽しい老後を送りたいとやっています。所詮人生回り道。修士(人間学、仏教学)。ぼけ防止・脳のリハビリでやってるブログです。

適塾と福沢諭吉について

2008年07月18日 05時27分59秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
○本日の終業式で生徒全員に配布した資料です。



      適塾と福沢諭吉について

 暑さの中、一学期の終業式をむかえた。学校の成績について一喜一憂するであろう生徒諸君に、励ましの意味も込めて今日の話をしたい。まさか、成績なんか関係ないというような生徒はいないと思いつつ。
 
 今日は三点について話をしたいと思うが、まず最初に適塾について語りたい。適塾をインターネットで調べると次のように出て来る。

 「天保九年(1838年)、洪庵が瓦町に蘭学塾を開く。弘化二年(1845年)に過書町(現在の大阪市中央区北浜3丁目)の商家を購入し移転した。福沢諭吉、大鳥圭介、橋本左内、大村益次郎、長与専斎、佐野常民、高松凌雲など、幕末から明治維新にかけて活躍した多くの人材を輩出した。」

 その中で福沢諭吉の勉強ぶりがすばらしい。

 「一階奥が洪庵の家族の住居で、二階には、当時一冊しかなかったヅーフ辞書(長崎出島のオランダ商館長ヅーフがハルマの蘭仏辞書に拠って作成した蘭和辞書)をめぐり、日々争奪戦が繰り広げられたというヅーフ部屋と塾生の起居した大広間があった。大広間には、激論の末であろうか、柱に無数の刀痕が残されている。
 適塾では、蘭学が連日講義され、若き学徒が切瑳琢磨して自己の向上に努め、その後の維新の改革を担った多くの俊秀を生み出した。」

 福沢諭吉は、この適塾で、夕方ご飯を食べてから、いったん寝て、今の夜十時ごろに起き出した。そして、あとはずっと夜明けまで勉強をしていた。辞書も一冊しかない。一冊である。奪い合いながらの殺気だった中での真剣な勉強である。しかも塾には、昇級試験もあって、なかなか厳しい。福沢諭吉の自伝「翁自伝」を大いに紹介してみよう。



 
 (書籍デジタル化委員会 電子図書館掲載 以下一部省略)
 
塾生の勉強
 学問勉強ということになっては、当時世の中に緒方塾生の右に出る者はなかろうと思われるその一例を申せば、私が安政三年の三月、熱病を煩ろうて幸いに全快に及んだが、病中は括枕(くくりまくら)で、座蒲団か何かを括って枕にしていたが、追々元の体に回復して来たところで、ただの枕をしてみたいと思い、その時に私は中津の倉慶敷に兄と同居していたので、兄の家来が一人あるその家来に、ただの枕をしてみたいから持って来いと言ったが、枕がない、どんなに捜してもないと言うので、不図思い付いた。これまで倉屋敷に一年ばかり居たが、ついぞ枕をしたことがない、というのは、時は何時でも構わぬ、ほとんど昼夜の区別はない、日が暮れたからといって寝ようとも思わず、頻りに書を読んでいる。読書に草臥(くたび)れ眠くなって来れば、机の上に突っ伏して眠るか、あるいは床の間床柱を枕にして眠るか、ついぞ本当に蒲団を敷いて夜具を掛けて枕をして寝るなどということは、ただの一度もしたことがない。その時に初めて自分で気が付いて「なるほど枕はない筈だ、これまで枕をして寝たことがなかったから」と初めて気が付きました。これでも大抵趣きがわかりましょう。これは私一人が別段に勉強生でも何でもない、同窓生は大砥みなそんなもので、およそ勉強ということについては、実にこの上に為(し)ようはないというほどに勉強していました。


 原書写本会読の法

 それから塾で修業するその時の仕方は如何いう塩梅であったかと申すと、まず初めて塾に入門した者は何も知らぬ。何も知らぬ者に如何して教えるかというと、そのとき江戸で翻刻になっているオランダの文典が二冊ある。一をガランマチカといい、一をセインタキスという。初学の者には、まずそのガランマチカを教え、素読をを授ける傍(かたわら)に講釈をもして聞かせる。これを一冊読了る(よみおわる)とセインタキスをまたその通りにして教える。如何やらこうやら二冊の文典が解せるようになったところで会読をさせる。会読ということは、生徒が十人なら十人、十五人なら十五人に会頭が一人あって、その会読するのを聞いていて、出来不出来によって白玉を付けたり黒玉を付けたりするという趣向で、ソコで文典二冊の素読も済めば講釈も済み会読も出来るようになると、それから以上は専ら自身自力の研究に任せることにして、会読本の不審は一字半句も他人に質問するを許さず、また質問を試みるような卑劣な者もない。緒方の塾の蔵書というものは、物理書と医書とこの二種類の外に何もない。ソレモ取り集めて僅か十部に足らず、固よりオランダから舶来の原書であるが、一種類ただ一部に限ってあるから、文典以上の生徒になれば如何してもその原害を写さなくてはならぬ。銘々に写して、その写本をもって毎月六斎ぐらい会読をするのであるが、これを写すに十人なら十人一緒に写す訳けに行かないから、誰が先に写すかということは籤(くじ)で定(き)めるので、さてその写しようは如何するというに、その時には勿論洋紙というものはない、みな日本紙で、紙を能く磨(す)って真書で写す。


自身自力の研究

 さてその写本の物理書医書の会読を如何するかというに、講釈の為人(して)もなければ読んで聞かしてくれる人もない。内証で教えることも聞くことも書生間の恥辱として、万々一もこれを犯す者はない。ただ自分一人でもってそれを読み砕かなければならぬ。読み砕くには、文典を土台にして辞書に便る外に道はない。その辞書というものは、ここにヅーフという写本の字引が塾に一部ある。これはなか/\大部なもので、日本の紙で凡そ三千枚ある。これを一部こしらえるということは、なか/\大きな騒ぎで、容易に出来たものではない。これは昔、長崎の出島に在留していたオラソダのドクトル・ヅーフという人が、ハルマというドイツオラソダ対訳の原書の字引を翻訳したもので、蘭学社会唯一の宝書と崇められ、それを日本人が伝写して、緒方の塾中にもたった一部しかないから、三人も四人もヅーフの周囲に寄り合って見ていた。それからモウ一歩立上ると、ウェーランドというオランダの原書の字引が一部ある。それは六冊物でオランダの註が入れてある。ヅーフで分らなければウェーランドを見る。ところが初学の間はウェーランドを見ても分かる気遣はない。それゆえ便るところはただヅーフのみ。会読は一六とか三八とか、大抵日目が極っていていよ/\明日が会読だというその晩は、如何な懶堕生(らんだせい)でも大抵寝ることはない。ヅーフ部屋という字引のある部屋に、五人も十人も群をなして無言で字引を引きつつ勉強している。それから翌朝の会読になる。会読をするにも簸(くじ)でもってここからここまでは誰と極めてする。会頭は勿論原書を持っているので、五人なら五人、十人なら十人、自分に割り当てられたところを順々に講じて、もしその者が出来なければ次に回す。またその人も出来なければその次に回す。その中で解し得た者は白玉、解し傷(そこの)うた者は黒玉、それから自分の読む領分を一寸でも滞りなく立派に読んでしまったという者は白い三角を付ける。これはただの丸玉の三倍ぐらい優等な印で、およそ塾中の等級は七、八級ぐらいに分けてあった。そうして毎級第一番の上席を三カ月占めていれば登級するという規則で、会読以外の書なれば、先進生が後進生に講釈もして聞かせ不審も聞いてやり、至極親切にして兄弟のようにあるけれども、会読の一段になっては全く当人の自力に任せて構う者がないから、塾生は毎月六度ずつ試験にあうようなものだ。そういう訳けで次第々々に昇級すれば、ほとんど塾中の原書を読み尽して、いわば手を空(むな)しうするようなことになる、その時には何か六かしいものはないかというので、実用もない原書の緒言とか序文とかいうようなものを集めて、最上等の塾生だけで会読をしたり、または先生に講義を願ったこともある。私などは即ちその講義聴聞者の一人でありしが、これを聴聞する中にもさま/"\先生の説を聞いて、その緻密なることその放胆なること実に蘭学界の一大家、名実共に違わぬ大人物であると感心したことは毎度のことで、講義終り塾に帰って朋友相互に「今日の先生の卓説は如何だい。何だか吾々頓(とみ)に無学無識になったようだ」などと話したのは今に覚えています。





 原文をあえて掲げたのは、この福翁自伝を読む機会もまったくないだろうと思うのと、その勉強ぶりに思いを馳せていただきたいと思ったからである。特に「自身自力の研究」という点について、教わる一方の現代教育にない新鮮さを感じてほしいからである。一心不乱に勉強する、学ぶという原型がここにはあると憧憬するからである。
 こんなことを書いても通じるだろうかという若干の不安はある。
 しかしながら誰かが伝えなくてはならないと思うからである。無駄であってもいい。一学期末の成績を手にした在校生諸君に、学ぶことの原点を考えて欲しいと思う。
 夏期補習もある。成績のおもわしくなかった人は大いに勉強してほしい。一学期のノートを整理し直して、再度チャレンジしてほしい。

 福翁自伝にもあるようにいろいろな勉強の機会がある。
 そういう中で成長していってほしい。

 われわれ日本人にとって本当に求められているものとは、校長ブログにもちょっと書いたのだけれども、西欧文明を一気に導入したことによるひずみの是正である。個の関係性から、もうすこし広がった関係性へ関心を持ってほしい。社会性への関心と興味を持ってほしいと思う。ボランティアとかそういうことにも、である。
 今後、皆さんは国際化社会の中で生きていく。この銚子からちょっとしか離れていない成田でも、時代の進展は一気に来ている。無関係ではいられない。
 また、本校の皆さんは将来社会のリーダーとなって行くはずだ。間違いなく皆さんの時代が来る。
 そのときに慌てふためかないこと。そのために、今から考えておいてほしいのである。
 そして、その時に、どういう大人になっているのかを、どういう対応ができる人間になっているかを予測してほしい。自分の怠惰を言葉のかっこよさでごまかす、困っている人を助けない、なんでもかんでも全部適当にやっていてそれを是正しようとしない。
 わたくしはそんな人間になってほしくないのである。

 だから次に言いたいことは、生活行動に逸脱がないことである。詳しいことは指導部長の先生に先日の全校集会でお話をいただいたから略すけれども。逸脱しない行動を可能とするためには、日々勉強を重ねて、行動の対応を予測できる人間を目指すことである。そうであれば、それこそ人間の応対辞令ができるということになる。応対辞令こそ社会性育成の基盤であると考えているくらいである。言葉を大切に、しかも日々自己を鍛錬し、善き言葉を身につけることである。軽薄なだけを褒めそやすお笑い番組を中心としたマスコミが多いが、わたくしは若干の不安を覚えている。それがどうしたのだ、と。

 最後に、夏休みであるからこそ、読書してほしい。おおいに読書してほしい。こころを込めて写本したくなるような本を見つけてほしい。
 ゲームや、漫画本だけではあまりにも寂しい。考えることのないツールでは、能力が衰える一方である。わたくしの場合、残念ながら加齢とともに、覚えても覚えても忘れてしまう。特に、プログラム言語なぞまったくダメになってきた。時代にあわないものもたくさんある。
 油断大敵である。たまには、見たいテレビを禁じ、教科書を穴の開くほど見つめてみたらどうだろうか。
 福沢諭吉のように。一冊の辞書しかないというわけではないだろうし、実際に穴の開く人はいないだろうけれども。
 
 勉強に、部活、いろいろな各人の目標に向かって、悔いのない健康で安全な夏休みを送ってほしい。



   (外山日出男)
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本校は冷房が入っています

2008年07月17日 19時46分44秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 暑くなってきましたね。

 しかし、本校は普通教室に冷房が入っています。

 来週から希望者に補習授業を行いますので、PTAの方々に全面的なご支援をいただいて、冷房が入ることになったのです。

 どうですか?
 いいでしょう。 (^-^)/
 
 勉強もこれでずいぶんはかどります。

 暑い中、手ぬぐいで(手ぬぐいというところがなんとも古いですね)鉢巻をしながら、うんうん唸りながら勉強をさせていただいたわたくし自身の高校時代が思い出されます。なにしろ、わたくし以外は周囲のものはみんな大秀才。どんなに暑くても英単語も全部覚えてしまうのだからこれは不思議な連中でした。北国の高校の夏休みは短いですから、来週くらいからですが。


 本校でも、これだけ涼しければ、大分英単語も頭に入るでしょうね。

 暑いのは、先生方の研究室と職員室、それに校長室。どうやら、学校というのは、心頭滅却すれば火もまたスズシで、修行する場ですから。結局高校時代からこの環境ばかりはまったく変わっておりません。

 さ、この涼しい本校で、勉強してみませんか?

 頭に英単語も、数学の公式も、化学式もスイスイ入りますよ。
 間違いなく。
 やる気さえあれば。
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鍛える

2008年07月17日 19時14分51秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 ふるさとに、経済小説で有名な高杉良先生の作品にしばしば出てくる、日銀総裁で銀行頭取もやられた結城豊太郎翁の生家があって、徒歩3分くらいだったと思います。わたくしの小中学校時代はそこは図書館になっていて、土蔵づくりでした。

 ひんやりとしていて、ほの暗く、そこに潜り込んで、種々様々な書籍を探すのが、夏休みの一番の楽しみでした。珠玉のような書籍がたくさんありました。部活のない日にしか行くことができないので、行ったら最後へばりつくように図書館のヌシと化していました。

 外は暑いはずなのに、そしてクーラーなどというものはまったく影も形もなかったのに、なぜかひんやりとした感触で、太い柱にもたれかかって本を読むのも実によかった。

 わたくしはみちのくの温泉町に育ったので、温泉がふんだんに湧いていたものですから、図書館の帰り町内に5箇所くらいあった温泉に毎日順番に浸かって家に帰ることもまた無上の楽しみでした。そこで、遊び仲間と会い、しばしおしゃべりを楽しみ、また明日会おうなとか約束をして夕方帰ったものです。

 そういうわけで、夏休みにいろいろな書籍の中の古人と現実生活の友人と出会い、時間を超えて勉強させていただいたのです。

 時間は戻りません。
 
 自堕落に過ごしても一生。
 知性を磨き、体力をつけ、「人物」を向上していただきたいとこころから思います。

 鍛えることです。

 人間関係の中でも、知性でも、体力でもバンバン鍛えることです。
 
 あなたがたなら、できます。
 
 
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内外の評価を高めよう(生徒会新聞巻頭言)

2008年07月17日 18時59分24秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
◎以下の生徒会新聞のわたくしの巻頭言をご紹介しましょう。本校では、こんなこともやっているという証しであります。



 内外の評価を高めよう     
 この四月に赴任して、沿革史から県銚のたどってきた道を学んできました。また、共学化を目指して県銚がどれだけ努力してきたかもはっきりとしました。さらに、授業を見させていただいて、とても充実した良い学校だと感じています。中学校にも学校の様子を積極的に広報しています。県銚ニュースを配付したりしています。これからはいろいろなアイディアとメディアを駆使して、県銚を紹介していきます。
 しかしながら、過去の歩みからだけで学校を考えることは、これからも学校は変わらないという予測にとらわれる可能性があります。下手をすると停滞をしてしまいがちになります。むしろ、学校のシナリオをどう作っていくかという中身の問題こそ大事です。いわゆるシナリオ・プランニングという手法です。
 その考え方の中で最も重要なのが、「内外ともに評価を高めていく」ことなのです。これからの生徒諸君は、外からの評価のみならず、自分自身の自信と価値をも高めていっていただきたいと思います。
 外からの評価は、回数多く入って来ます。海匝地区の海上中学校、市町村・県教育委員会にも在職しておりましたので、旧友・知人からダイレクトに評価が伝わってきます。
 むしろ言いたいのは、生徒諸君の自信と価値の高め方です。
 わかりやすく言えば、学校生活への取り組み方です。
 私の求めたいのは、ある時期に根を詰めて勉強なり、教育課程外の諸活動(部活動等)に熱中していただきたいということです。持論ですが、勉強をしない生徒は体力もつかないと経験上感じております。文武両道どころか、文武一貫です。
 このあたりを適当に流していると、ツケが来ます。適当だから知的にも体力的にも実力がつかないわけです。逆に、本物の実力をつければ、社会は高い評価をしてくれます。飛躍できるのです。身分制度に縛られない日本という国のそこがいいところです。
 もっと言えば、そのためには理想論ですが、独学が本当は最もいいと思います。努力するとか鍛錬するということの大切さを自覚して欲しいのです。組織的にカリキュラムの中身を充実させ、お膳立てをいくらしてあげても、やる気のない人間にはいわゆるお手上げ状態になるのです。
 たとえば授業。授業は一般には教え・教えられる関係だと言われています。そうではないのです。KR情報というのを教員駆け出しの時にずいぶんやかましく言われました。つまり、教わったらそれを教員に返しているかということです。受け身だけの姿勢からは得るものはありません。
 授業での態度はどうですか?真剣に受けて、しかもわかったことを先生方に返していますか?質問でもなんでもいいですから、先生方を活用させていただきましょう。笑い話のようですが、先生方別の定期テスト対応赤本を生徒が作っている県内の進学校もあると聞きます。
 本物の進学校は在校生の意欲・奮闘努力があったからこそ、高い評価を受けて現在があるわけです。
 その意味で、諸君達がどれだけ頑張っているかで勝負は決まるのです。良い学校にしましょう。 (外山日出男)



 
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じっくり

2008年07月16日 20時49分04秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 このブログ、じっくり書いている時間がありませんので、困ったなぁと時々思います。だったら止めればいいじゃないかと言われそうですが。実際に生徒が読んでいるようで声をかけてくれるし、保護者の方からの応援もあります。残念ながら、肝心の中学生からの反応が現実にはまだまだありませんが。


 友人で愛知の方でやはりわたくしと同じ教育の仕事をしている人も、ブログを書いていますが、5分くらいで書くので、スタッフに怒られるのだそうです。学習塾チェーンのTopですが。詩集なんかも出していて、有名な人なんですが、そんなプロでもやっているのです。

 確かに、時間をかけてゆっくりやればいいのでしょうけど、それがなかなか難しいのです。

 いいわけですが。

 これだけをやっているわけではありませんからね。

 まったく。

 今日、福翁自伝原文を引用しながら終業式の原稿を書いて、教頭先生に見せたら、福沢諭吉がまさかとは思うが誤字を?というような話になって、ちょっと面白い経験をしました。
 
 誤字では、あの夏目漱石もしばしばやっています。

 森鴎外はなかなかなかったそうですが。

 ワープロ文化になって、一度変換すると活字のように見えるので、完全になったと錯覚するのが一番よくないのでしょう。

 しかし、テンキーを打つ速度と、思考速度が一致しないという原因もあります。


 大人になっても、漢字と切れない生活です。
 どうか、今のうちに漢字を覚えてくださいね。

 県銚でも漢字テストをばんばんやっていますので。

 


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生徒会新聞

2008年07月16日 19時28分49秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 ペシミストの慎重さをもって、危機管理にあたるというのが最近では常識なのだそうです。なかなか難しいですが、ペシミストでことにあたるとなると、来年のことばかり気になってしまいます。

 しかしながら、ペシミストだなんて言っていないで、勇猛果敢にやるときはやるという気概がもっとも大切なのです。



 本校では今朝、生徒会新聞が配られました。
 
 なかなか読み応えのある新聞でした。中でも、進路指導関係の先生方の激励はすばらしいものがありました。志望校を低くとらえて挑戦しようとする気概がない!と叱咤激励の言葉をいただいたわけです。

 わたくしはこういう教育をいただいている本校在校生が幸せだなぁとつくづく思ったのです。

 この新聞は個人情報の宝庫ですので、まさかここに掲載するわけにはいきませんが、こういう細やかな指導があってこその学校の居心地のよさです。

 中学校でも同じでしょう。

 きめ細やかなご指導があればこそ、学びがいもあるというものです。

 終業式にむけて考えることは、ペシミストとして常に最悪のことも想定しながら、いかに学びがいのある学校になりうるかということでした。

 終業式での、在校生に向けてのメッセージを綴りながら。

 ※終業式メッセージは終業式当日の朝、このブログにアップします。
  現在待機中です。サーバーの中に。
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このまま順調に

2008年07月15日 19時34分26秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 中学校での高校説明会が始まっています。

 今日は、県銚の教頭先生が、茨城県に行きました。もっとも重要視している説明会です。教務主任の先生が行く場合もあります。

 また、こちらからお伺いする場合もあります。どちらでも可能なようにいつでもスタンバイしています。資料はしっかりと準備していますから。

 学校訪問も歓迎します。

 都合を聞いてから、つまり予約を入れて、中学校の先生に連絡をしてから来てくださいね。

 ★

 今日はCDをバージョンアップしました。
 どんどん改良しています。
 CDのラベルも、です。
 Javaの動きもすこし工夫しました。

 徹底的に県銚の授業を紹介していこうとしています。ただし、CDでは容量に限界があります。
 
 また、あまりにData量が大きいと、CDのコピーに時間がかかります。痛し痒しとはこのことです。

 本日は同窓会の役員の方々が学校で会議をされました。こんな拙い広報活動ですが、めいっぱいがんばりますと申し上げました。
 たいへん喜んでいただきました。

 このまま順調に今学期が終わってほしいものです。

 ほんとうにこころからそう思います。


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県銚のポリシー

2008年07月14日 20時02分18秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 ある大学の名誉教授(物理学)の方の講話を聞きました。日本人は、欧米化を急ぐあまりに、失ったものもたくさんあるというようなことでした。

 ①伝統文化の軽視
 ②○×学習のみで、「体得」の欠如
 ③豊かさの追求ばかりで、生きる物差しを喪失した
 
 こんな話から始まったのですが、なかなかのものでありました。さすがに、一流の域を極めた方は違うものです。

 生きる物差しを喪失したまま欧米文明を受け入れたために、
 ①人間性を育てる場が日本人にはない。
 ②生きるバックボーンを失った人間が、様々な問題を起こしている
 ③人間関係を重視し、練習する場がない。家庭でも子どもの役割がない
 ④生きるために、辛いことでも我慢してやるしかないのにその場がない
というような現象も起きていると言われていました。

 考えさせられました。シビアな話が多かったので、県銚ではどうなのだろうと。そして、お話が大原幽学のことになると俄然おもしろくなりました。千葉県とつながりのある、荻生徂徠のことなどになるとこちらも若干知っているので、ノートの字もドンドン増える。

 学びたいという中学生の要求に可能な限り応えたい。

 県銚のポリシーを再確認しました。
 間違いはなかった、と。 



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命はひとつ 人生は一度

2008年07月14日 06時56分40秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 わたくしの名刺には、Titleのような「命はひとつ 人生は一度」とすり込まれています。

 ライフワークである交通安全教育のポリシーをすり込んでいます。

 これまで何度も悲惨な事故を目撃してきましたし、周囲の方々の悲嘆を忘れることもできない。教え子も亡くしました。

 これからの交通社会に生きる在校生諸君には、ほんとうにこころから交通安全に注意してもらいたいと思っています。

 わたくしだって、これからどんな被害に遭うかわかりません。ただし、わたくしは無事故無違反を継続中で、34年になりました。生涯この記録を継続したいと思っています。

 さらに、交通安全については組織的にも研究しています。ある体育大学にある研究組織に所属して(いわゆる学会)、交通安全教育のあり方について勉強させていただいています。知的理解とともに、バイクの実技指導も出来ます。白バイと多摩川で練習もしていますし。だから、わたくしは真剣にバイクは高校生レベルでは、精神的な安定の面で問題ありと思って、禁止しているのです。全国PTAでも組織的に禁止をしましたね。教育行政も同じです。



 これから長い夏休みに入ります。

 どうか、どうか交通安全には注意してしすぎることはないですから、日々の生活をまじめに送ってくださいね。

 人生は一度限りですから。
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立木のそばで見る

2008年07月14日 05時51分14秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 昨日、あるお話を拝聴していて、大変感動しました。それは「親」という字のことでありました。

 親という字は、分解すると、立っている木のそばで見ているというものでした。なるほどと思いました。幼稚園で、母親らしい方が、立木のそばでじっと幼稚園から出て来るわが子を待っておられる、なんとまぁ良い風景なのだというようなことでした。

 うまいことをおっしゃるものだなぁってのが、第一の感想でした。そして、これは教育の根幹を言っておられるのではないかとも思った次第です。

 立っている木のそばで、見ている、見ていらっしゃるのが、保護者の方々であり、そういう慈愛に満ちた目で、日々の教育的営為にいそしまなくてはならないと感じました。

 県銚では、もうじき夏期講習が始まります。

 すぐれたシステムと、慈愛に満ちた教職員の取り組み。

 どうか、県銚でそのシステムを味わってください。

 
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体験入学に来てくださいね

2008年07月13日 08時04分03秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 静かな休日の朝です。
 
 しかし、わたくしには、教員になってからまったくと言っていいほど、休日がありませんでした。今日も、午前中はあるボランティアでいません。これから出かけます。他に、柔道教室の練習試合もあって、こちらは到底行けそうもない。旅行に行くときは、そのボランティアをサボっていくしかないくらい、一年中やっていますので。
 
 自分で自分を追い込んでいくのもまた一興です。

 しかも、わたくしは自分の専門分野を忘れることはできない。

 自分の部屋に、専門書を集めてありますから、こころを込めて拝読する。なによりそういう時間が貴重です。

 受験勉強もこれと同じでしょう。

 来月、体験入学があります。
 こんな話をしたいと思います。
 勉強のコツを。

 ぜひとも、県銚を一度見てくださいね。
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こころからのお願いですよ

2008年07月12日 22時41分16秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 今晩も柔道の稽古で大汗を流して参りました。
 
 先日の県高校総体柔道100キロ級で優勝したわたくしの教室出身の高校生が稽古に来るというので、早速柔道場に行きました。全国大会にも出場が決まったので、お祝いをしようということになりました。彼は、まさに文武一貫。見事なアスリート体型。しかも、幕張の進学校に朝一番の電車で二時間かけて通学している。勉強もできる。国立理科系を視野に入れて、全国の合宿でも、数学や物理の勉強をしている。

 わたくしはこんな「男」が大好きです。男子の本懐という言葉がありますが、男ってこうありたいと思う典型です。第一、考え方がすっきりしている。計算高くない。もののふ、であります。やると決めたら、やる。稽古も、勉強も。ぐだぐだと言わない。絶対に他人に迷惑をかけない。自分の属している立場、役割を自覚し、組織に迷惑をかけない。なによりも、自己の向上のために武道をやっている。金儲けのためにやっていない。

 当然生活行動も真摯であります。
 どっかに出かけて逸脱したりしない。こうなるためには、随分厳しいことも言いましたが。それを受け入れるだけの度量を、本人も、保護者の方も持っておられた。だから、こういう凄い人間ができるのだと思います。文武両道を簡単に言う学校が多い中で、そんなに簡単なわけはないというのがわたくしの主張ですが、実現している人間がここにいるのであります。

 この教室は、ドイツのボン大学に学んだちょっと年長の方と、わたくしで、共に立ち上げたのです。

 当初、ヨーロッパのクラブチームの発想があり、まねて見ようというのが本来のものでした。柔道人口も、フランスに抜かれてしまった現在、日本人として実に情けないです。柔道は営利目的でやるものではないですから、もっとその精神を普及させたいというのが、大本にあるんですが。

 ★

 今日は、ある商店で、本校卒業生の方に現在の本校の様子をいろいろ語っておりました。わたくしの配偶者の友人で、すべてびっくりされておりました。

 校歌も変わったことを知りませんでした。
 
 この点ではまだまだ広報が不十分ですね。もっとも、わたくしはこのブログで在校生と、中学生向けのカテゴリーしか書いておりませんので、当然と言えば当然ですが。

 あと少しで夏休みです。
 
 在校生諸君。
 どうか、逸脱行動等のないようにして、生徒の本分を厳守して、すっきり爽やかに勉強を、運動をやってくださいね。

 こころからのお願いですよ。
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月曜日に届きます。

2008年07月12日 18時45分12秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 CD、Calendar、広報誌等が、来週月曜日に届きます。楽しみに待っていてください。

 情報収集を怠らず、高校を研究してください。

 そしてこの道と決めたら、まっしぐらです。

 がんばってください。

 ★

 職業柄、いろいろな高等学校の校長先生とお会いすることが多いのですが、話をしていて参考になることがたくさんあります。

 その中に、イメージ戦略というのがありました。

 どきっとしました。わたくのやっていることがまさにそれだからです。

 なかでも授業を紹介していくことが、MISSIONであると思っていますので。

 さらに、本物の進学高に学びたいと思っています。国立大学に160名くらい現役で行く高校には、本物のPowerがありますから。

 夢は広がる。

 正夢であってほしいと思っています。
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期末終了しましたね

2008年07月11日 21時00分09秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 期末テスト終了いたしました。在校生徒はほっと一安心でしょう。出来映えはどうでしたか?心配しています。

 さて、夏期講習も始まります。
 積極的に参加しましょう。

 はっきり言って、高校の2年、1年が勝負ですよ。

 部活引退してからがんばろうって言ったって、よほどの天才でない限り、無理です。部活やりながら、勉強も怠らないっていうのが一番です。前にも書き込みましたが、スポーツで日本一になるのは東大合格よりも困難です。ましてや、世界一はなおのことです。

 両方やったほうが絶対にいいです。

 総合的に優れた人間になれます。
 
 でも、試験ご苦労様でしたね。
 がんばった甲斐があったですね。
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CDと一緒に仕事してます

2008年07月10日 22時56分15秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 広報用CDをパソコンに入れると、自動的に立ち上がって、かろやかに音楽が鳴り始め、フラッシュというソフトで作った本校の写真が何枚も何枚も入れ替わります。授業観察をしながら、デジカメで撮った全部の教科科目の授業風景をCDに入れてあり、しかもJavaで動きをつけてありますので、わたくしはそれを見ながら別のコンピュータで別の仕事を仕上げます。

 実に、生徒と共に一日中過ごしているような楽しい感覚になります。

 いいものです。
 できればこれを中学生のみなさんと一緒に見て、みなさんの反応を見てみたいのですが、それは無理難題というものでしょうね。

 今日でほぼ全部の在校生の出身中学校に配布できるだけの(クラス数分)コピー作業を終了しました。

 ですから、わたくしはコンピュータが2台必要なのです。

 楽しみにしていてくださいね。

 きれいなラベルを貼ってありますから、すぐわかるはずです。

 授業こそ県銚の最大のアピール!

 このポリシーの下、授業を公開してありますから。
 どうぞ、堪能してください。

 わたくしのいるうちに、あらゆるツールを用いて県銚をご紹介していきますので。短い運命かもしれませんが、いさせていただけるうちは精一杯やらせていただきますから。願わくは、それが組織的に出来るようになることが願いですけど。
 
 わたくしはこんなことが大好きですので、まだまだ斬新なIdeaを無限に持っております。現在、思索と試作(笑)を重ねております。安価で、効果的な広報をやってみたいと思っておりますので。なにをやってくるのか楽しみにしていてくださいね。

 でも、これ以降は、ブログには書かないでおこうかな。
(^0^)/
 
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光こそ、すべての源という気がするのだが

柔道をやると~ま君

サンスクリット般若心経

高齢\(^_^)/