Tourbillonは21世紀型LUNA SEAとなり得るのか?

こんばんは。

今月末は27日(土)の23:00よりスカパー!のフジテレビ721chで
Tourbillonの武道館ライブを2時間枠で放送。
この番組の為に前日にフジ721chを契約し、翌日解約しました。
1,050円なので、気分はすっかりPPVです。

そして30日(火)にはJのライブツアー最終日の模様をM-ON!TVにて
SHIBUYA-AXより生中継でした。
両方を本日観終わりました。

誤解を恐れずに申し上げますが…。
Tourbillonのライブに足を運び、ライブを観て思ったのですが…
もしかしてTourbillonは21世紀型LUNA SEAとなり得るのでは?

2000年末にLUNA SEAは「終幕」し、バンド活動を停止しました。
そして21世紀になってからRYUICHI、SUGIZO、INORAN、J、真矢は
それぞれの活動を行っています。

あれから5年。RYUICHIとINORANにキーボードでH.HAYAMAの三人で
Tourbillonという新ユニットが結成されました。
当然「すわ、LUNA SEA再結成の呼び水となるか!?」という考えは
一部のファンで起こっても不思議ではありません。
ですが、私は「現時点ではNO」だと思っています。

まず、今回の新ユニット結成の裏では当然それまでの活動との
折り合いを付けなくてはいけない部分も出てきます。
あくまでこれが直接的な原因ではない、となっていますが
INORANがそれまで活動していたグループ「FAKE?」を脱退しました。

残りのLUNA SEA正規メンバーの3人ではSUGIZOは今年の春から
YUNAというヴォーカリストとTHE FLAREを結成しています。
真矢は相川七瀬や大黒摩季などのツアーでドラムを叩いていましたが、
ちょうど8月24日にPOTBELLYというユニットでデビューしたばかり。
そしてJはライブとレコーディング漬けの毎日。
なかなか加わるのは難しいのではないか。と思います。

あれだけ大きなバンドを停止するにはたくさんの人やお金の流れも
かかったでしょうから、それを元に戻すのも並み大抵な苦労では
できません。

さて、それはともかく。

私は終幕後一番ライブに行き、CDやDVDを買っているのはJなのです。
彼が5人の中で一番精力的に活動しているとは思います。
しかし、ここ最近は曲自体のマンネリ感を感じています。

曲を単体で聴くとゴリゴリしていて悪くないのですが、ライブで
聴くとどれも同じ曲に感じてしまうのです。
語弊があるとすればA、B、Cといった系統の曲がたくさんな感じです。
そしてこの曲の後はこの曲、ってのが大抵予想通りか同系統なんです。

そしてライブの観客のノリ。最初は私も乗りまくってましたが、
それもマンネリに感じてきました。
必ずあるお約束の曲ではライターに火を灯し、そして大多数の曲では
跳ねて拳を突き上げて、ダイブとモッシュで「Hi,Hi,Hi!!」と叫ぶ。

個人個人で好きに暴れる。前で観たいヤツは前で暴れ、後ろで
ゆっくり観たいヤツは後ろで観る。それがハコ(ライブハウス)の
ルールってのは分かっていますが…。
ずっとここ数年このノリなので、いつも観に来ている観客は
いつも同じノリで、同じ風に叫んで、それで満足なのかな?
何か変わっていかなくて良いのかな?と思ってしまいます。

あ、火についてはあちこちのBBSなどでもう議論され尽くしているので
割愛します。
私個人の考えは「火は目に見えなくても心に灯せば良いんじゃないか」
と思っています。

これで完全に偉大なるマンネリとして活動していくのもアリだと
思いますが、私は彼の性格上それはどうなのかな?とも思います。

そんな折、Tourbillonを観て、Jを観て私が足りなく感じた物が
そこにありました。
まずは曲のバリエーション。共同で作ってるといっても、当然
3人いれば3通りの曲風になる訳で。
すごくバリエーションのある曲目に感じました。

また、3人共言ってましたがすごくじっくり時間をかけて、曲を
練りに練って作った感があります。
音の構造もドラム、ベース、キーボード、ギター、サックスなどが
構造的に重なって曲を作り出しています。

Jの曲もベース、ドラム、ギターで音は重なっていますが、それが
全て足し算に感じます。
Jのベースは大好きですが、なかなか聴きづらいところもあります。

Tourbillonでは引き算による曲の演出も大いに感じました。
何でも音を出すのではなく、溜めておいてパン!と出したり
本当にさりげなく主張する音だったり。
こういうアプローチになるとINORANはガ然実力を発揮しますね。

そういう意味でマンネリにならずに、良い曲達を創り出せていると
思います。
Jのベースも、その中で引き算としてプレイしたらすごくよく
聴こえるし、良いメロディを鳴らすと思います。

その上で、音楽性が違い過ぎる事は置いといてあえて繰り返しますが…
もしかしてTourbillonは21世紀型LUNA SEAとなり得るのでは?

名前はTourbillonとして。
仮にドラムが真矢、ギターがSUGIZO、そして多分一番難航すると
思いますがJがベースで加入したとしたら…。

多分恐ろしい事になるでしょう。

LUNA SEA時代と違い、各自が大人になりエゴむき出しではなくなり、
HAYAMA氏がうまく中和剤兼プロデューサーの役割をすれば。
各自が「おもしろそうじゃん」と思ったらその時加わるような感じで、
個人の活動もしつつ柔軟に活動できる母体として、巨大なウズマキに
なったとしたら…。
ものすごい光景が見られるような気がするのですが…。

あ、でもベースのTOKIEさんの大ファンになっちゃったのでこのように
なるとちょっと困るかも。
今の陣容で最低2~3年はやって欲しいとは思います。

それでは、非常~に長文になり失礼しました。
コメント ( 0 ) | Trackback ( )このエントリーを含むはてなブックマーク