Japanese Curry Awards presents 『カレー寺』 vol.1 鰹と蜂蜜とニンニクが開催されました

こんばんは。

猛暑の8月21日(日)に大田区へ出掛けました。
目的地はこちらです。

 
池上駅にある本妙院です。
実はこちらで、Japanese Curry Awards(以下JCA)初のカレーイベントが開催されました。


その名もズバリ、カレー寺です。
日本のカレー文化について考え、貢献したお店をカレー好きの面々で議論し、表彰しようということから始まったJCAですが、日本の食材とカレーの可能性について考える機会から、今回のイベントが企画されました。

今回は日本各地の生産者の方々の中から、鰹と蜂蜜とニンニクを提供いただきまして、それを使ったカレーを作ることになります。

鰹はスリランカ料理で使われますし、蜂蜜はバーモントカレーの代名詞、ニンニクはもちろんカレーの使用頻度がとても高い食材です。
どう使われるのか、楽しみです。

今回の企画に賛同して、調理のお願いを快諾してくださったのは、以下のお三方です。

芳谷さん「Spice Bar猫六」(曳舟※Japanese Curry Awards 2014新人賞)
塚本さん「和魂印才たんどーる」(沼袋→初台)
黒澤さん「Kalpasi(カルパシ)」(浅草→千歳船橋に今秋オープン予定)

超豪華コラボです!ヽ(・∀・)ノ
メニューは以下になります(JCA Facebookページより)

・「猫六」芳谷シェフ
生利のプットゥ
黒ニンニク包みコフタ 〜ヨーグルトソース〜
蜂蜜ジンジャーチャイ


・「カルパシ」黒澤シェフ
黒にんにくと黒酢のポークビンダルー
白にんにくと豆もやしのスリランカンアッチャール


・「和魂印才たんどーる」塚本シェフ
大豆とコンニャクの冷やし和ッサムカレー 〜蜂蜜・ニンニク・鰹出汁仕立て〜
白にんにく・鰹節・蜂蜜の海苔佃煮風



名前から味の想像がつかないものが大半です。
楽しみにいただきました。


左上:黒澤さんのビンダルー
右上:芳谷さんのプットゥ
左下:塚本さんの冷やし和ッサムカレー
右下:芳谷さんのコフタです。

まず、ニンニクですが青森県の種子にんにく農園さんご提供の、黒ニンニクが目を引きました。
少し前から健康食材などでブームになっていますね。
今回初めていただきましたが、まるでプルーンのような甘さとねっとりした食感に、驚きました。

これを贅沢に使った黒澤さんのビンダルーは絶品でした!
ガツンとしたスパイスの刺激とビネガーの酸味に、黒ニンニクの甘さが合わさって、柔らかな豚肉がたまりません。
また、猫六の芳谷さんのコフタは肉団子の中に黒にんにくが1粒丸ごと贅沢に使われていて、こちらも驚きました。

訪問機会がないままだった、たんどーるの塚本シェフにお会いできたのも嬉しかったです。
和っさむカレーは、大豆やこんにゃくなどの和の食材がふんだんに使われていて、非常においしかったです。
初台のお店は水木金のランチ+不定期に金曜夜に営業とのことでハードルは高いですが、近々に訪問しなくてはいけませんね。

鰹節は高知県の浜吉ヤさんご提供です。
今回はなまりぶしを使った料理を芳谷さんが提供してくださいました。
元築地の鰹節職人という経歴をお持ちの芳谷さんならではの、鰹節についての知見と調理法は非常に勉強になりました。
なまりぶしは、もともと割いてサラダや和えものに使うそうで、プットゥに使われたとしても、なまりぶしの使い方としては日本料理の本来の使いかたになるそうです。
プットゥはとてもやさしい味でおいしかったです。

蜂蜜は三浦半島・鎌倉の養蜂家の飯倉 剛さんご提供です。
海外産の蜂蜜で、栗や菩提樹などの蜂蜜が好きで買っていましたが、日本の養蜂家について想いを馳せたことはありませんでした。
養蜂についての、とても貴重なお話も聞けました。
蜂蜜は食後のチャイにもたっぷりと使われて、優しい甘さと風味がとてもおいしかったです。


カレーをいただいたのはテーブルのある広間ですが、食後は本堂に移動してシェフお三方とJCA実行委員会のトークイベントです。
バックが何ともすごいことになってますがf(^^;)

13時からの第一部と16時からの第二部で開催されました今回のイベントは、ありがたいことに完売となりました。
参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
初めてのことで、不手際などあり申し訳ありませんでした。
当日調理していただきました芳谷さん、塚本さん、黒澤さん、ありがとうございました。
貴重な食材をご提供いただきました、生産者の皆さまにも感謝です。
あと、S&B食品株式会社のご厚意で、スパイスキットが参加者へのお土産として提供されました。
ありがとうございました!

今回は全然お手伝いできなかったので、次回が開催されましたらしっかり働きます。
次回が今から楽しみです。
それでは、失礼します。
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