折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

風薫る五月に

2006年05月11日 22時25分18秒 | 立夏
    
気がつけば五月、気がつかなくても五月。
春、というよりも、立夏を過ぎたあたりの季節が大好きな私です。
それに、一応気に入っているこの寄せ植えも、ますます色をなしてきました。
この五月の風に、少し思ったことです・・・・いつものたわいもないもの想い。

     

「折節」のブログ・ネームも、春が大好きだからこそ「徒然草」から拝借しました。
兼好法師と私は、どうも季節の好みが同じなんですよ。

   折節の移り変るこそ ものごとにあはれなれ
   もののあはれは秋こそまされと 人ごとに言ふめれど
   それもさるものにて 今ひときは心も浮き立つものは 
   春のけしきにこそあめれ

      ※ 季節の移り変わりほど、趣き深いものはありませんね。
        秋が一番いい季節だとおっしゃる人は、多いようです。
        まあ、それはそれで、ごもっともなことなんですが、
        やはり、心浮き立つような感動を覚えるのは、
        春の景色ではないでしょうか・・・・。

          
               (スイートピー・パンジーラベンダーフラッシュ)

花粉症がほぼ完治した今、春三月も、そして四月もいずれも好きな私です。
でも、この五月、とりわけ「風薫る五月」という表現が、ぴったりな季節。
そういうところが好きなのです。

風の色でさえ、うすい、うすいグリーンのイメージです。
この場合、無色透明では、動きのない、単なる空気でしかありません。
それでは、さわやかな風とは申しません。


          
                    (ベロニカ・オックスフォード) 

いまは、新緑の五月なんです。
どうしても、薫らなければなりません。
だから、五月というこの文字・・・・ゴシックのテンポイントくらいの文字の色。
これはこんな無機質なブラックではなくて、ホンマはうすい「黄緑色」なんです。
だから、五月の風は薫るのです。

          
          (ブルーデイジー)               (ベロニカ・マンハッタン)


五月そのものは新緑、若葉、そんな季節です。
だからこそ、私にとってこの五月は、大好きな緑色系統のイメージなのです。

生きている山肌のその色、木々の緑、とても若々しくて、全部が全部、これから始まるような、そんな色どり・・・・緑色系統。

もともと大好きな五月に、今年からは薔薇が季節の彩りを添えることになりました。
これからは、五月は私にとって最高の月の一つになると思います。

          

◇◇◇

今回の更新は、私がブログを始めてから、4か月の節目です。

これまでの間、様々な方々の素敵なページをたくさん拝見させていただきました。
なにはともあれ、コメントを通じた心と心の交流・・・・。

そうした中で、私の心をとらえて離さない色が、実はありました。
そんな色、つまり、青~青紫辺りの花の色を中心にアップしてみました。

     

実はこの上のたった4行の間に、少しばかり、それ以上かな?4か月間を振り返ってます。
様々な出会いの中で、この冬には存在していなかった自分を、今は感じています。
私の本質は、案外変わってないかもしれません。
しかし、出会いを大切にしようという心というか想いというか、以前より確かにふくらんできたようにも思います。

これからも細々とでも、休み休みでもいいから、最初に思ったように、ひたすら続けて行きます。
まあ、気が向いたらで結構です、このブログも見てやって下さい・・・・。

          

では、いつも歌ばっかりで申し訳ありません。
私が五月で連想する歌をひとつ・・・・。

「若葉の頃」(ビージーズ)
私も若かった頃の映画「小さな恋のメロディー」の挿入歌です。
これも私が五月をイメージする歌なのです。
メロディーを載せられなくてすみません。

          
          (風にそよぐジャスミン)



(una poesia di oggi)

     First  Of  May           Bee Gees

When I was small, and christmas trees were tall,
We used to love while others used to play.
Don’t ask me why, but time has passed us by,
Some one else moved in from far away.

Now we are tall, and christmas trees are small,
And you don’t ask the time of day.
But you and I, our love will never die,
But guess we’ll cry come first of may.

The apple tree that grew for you and me,
I watched the apples falling one by one.
And I recall the moment of them all,
The day I kissed your cheek and you were mine.

When I was small, and christmas trees were tall,
Do do do do do do do do do...
Don’t ask me why, but time has passed us by,
Some one else moved in from far away.


     

◇◇◇ 

けさのエグランタイン(Masako)ERの様子です(5月11日)。

               


コメント (18)
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