折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

京都にて (② 慈照寺銀閣・庭園の植栽、そして哲学の道へ)

2007年12月19日 23時40分53秒 | 大雪
                □ 銀閣の庭園は、見事に測ったような、
                  でも決してしゃしゃり出ない美しさです。

◇ 前回に引続き、銀閣のそぞろ歩きを…。
  銀閣の庭園は、京の庭によく見られる借景です。
  東側の山々の木々と、さり気なく釣り合っているのがわかります。
  この庭園の三次元的な広がりに加えて、「美」を感じさせてくれるのです。

     
        □ 典型的な借景ですね。
          お解りでしょうか、写真の腕がこれですから…。

     
        □ 銀閣に相応しい落ち着いた花が咲いていました。

     
                □ 馬酔木ですね。
          

◇ もう一つ観るべきは、苔生した庭の姿です。
  見事な紅葉が十二月にずれ込んだせいか、
  どうしても自分の背の高さより上に目が行きます。
  でも散策しているうちに、様々な苔の絨毯が、この銀閣の
  しっとりした佇まいを醸し出しているのに気づかされます。
  五百年前から続く書院造の歴史という美しさが、
  見事に調和してお互いが溶け込んでいるのです。

     

     
     □ 二つとも、えもいえぬ光景です。

          
              □ 霜が降りているのがお解りでしょうか?

          
             □ りっぱな松もこのお寺の特徴です(私、松わ♪)

     

          
            □ しばらく苔生す光景をご覧あれ!

          

              

                           

              
          

◇ お寺のサービスもさすがで、庭園の苔を展示していました。
  でも、どれが大事な苔で、どれが無用な苔なんて、
  やはり素人にはさっぱりわかりませんが、立札がシャレてます。
  花は山茶花が咲いてたんだと思いますが、
  椿のとの違いがわかりません。

     

          

               

          
                   □ 白い山茶花に秋の紅葉

               
              □ その紅葉を記念にいただきました。

◇ その銀閣をあとにして、「哲学の道」を西田幾多郎先生に
  ちらっと思いを馳せながら少しだけ歩きました。
  途中、谷崎潤一郎の墓のある知恩寺の山門をくぐったとき、
  侘び寂びの世界って、現代では時間が早く進むのですね。
  もう、そろそろ大阪へ戻る時刻がせまっているのでした。

     
   □ あまり、出店には目が行かないのですが、ここは少し気に入りました。

     

     

          

               
                    □ 法然院

               
                    □ 法然院山門は情緒があります。

               
               
                    □ 耽美派谷崎潤一郎の墓があるそうです。

          
□ そのうちに、四条京阪駅に届きました。

          
            □ そうこうしているうちに、時間がややせまってきました。
              ここから京阪電車で淀屋橋まで、余裕の…。
  
コメント (2)
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