でも決してしゃしゃり出ない美しさです。
◇ 前回に引続き、銀閣のそぞろ歩きを…。
銀閣の庭園は、京の庭によく見られる借景です。
東側の山々の木々と、さり気なく釣り合っているのがわかります。
この庭園の三次元的な広がりに加えて、「美」を感じさせてくれるのです。

□ 典型的な借景ですね。
お解りでしょうか、写真の腕がこれですから…。

□ 銀閣に相応しい落ち着いた花が咲いていました。

□ 馬酔木ですね。
◇ もう一つ観るべきは、苔生した庭の姿です。
見事な紅葉が十二月にずれ込んだせいか、
どうしても自分の背の高さより上に目が行きます。
でも散策しているうちに、様々な苔の絨毯が、この銀閣の
しっとりした佇まいを醸し出しているのに気づかされます。
五百年前から続く書院造の歴史という美しさが、
見事に調和してお互いが溶け込んでいるのです。


□ 二つとも、えもいえぬ光景です。

□ 霜が降りているのがお解りでしょうか?

□ りっぱな松もこのお寺の特徴です(私、松わ♪)


□ しばらく苔生す光景をご覧あれ!



◇ お寺のサービスもさすがで、庭園の苔を展示していました。
でも、どれが大事な苔で、どれが無用な苔なんて、
やはり素人にはさっぱりわかりませんが、立札がシャレてます。
花は山茶花が咲いてたんだと思いますが、
椿のとの違いがわかりません。




□ 白い山茶花に秋の紅葉

□ その紅葉を記念にいただきました。
◇ その銀閣をあとにして、「哲学の道」を西田幾多郎先生に
ちらっと思いを馳せながら少しだけ歩きました。
途中、谷崎潤一郎の墓のある知恩寺の山門をくぐったとき、
侘び寂びの世界って、現代では時間が早く進むのですね。
もう、そろそろ大阪へ戻る時刻がせまっているのでした。

□ あまり、出店には目が行かないのですが、ここは少し気に入りました。




□ 法然院

□ 法然院山門は情緒があります。

□ 耽美派谷崎潤一郎の墓があるそうです。

□ そのうちに、四条京阪駅に届きました。

□ そうこうしているうちに、時間がややせまってきました。
ここから京阪電車で淀屋橋まで、余裕の…。