折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

奈良にて (薬師寺)

2007年12月24日 22時09分58秒 | 冬至
                     □ 薬師寺東塔の水煙

◇ これもこれもこれも、今は昔、12月11日に京都宇治を経って奈良に向いました。
  本来、斑鳩の法隆寺に行きたかったのですが、帰りの飛行機の時間のことも考えて、
  途中の西大寺で路線変更。
  西の京は薬師寺を訪れることにしました。
  乗換えの西大寺駅で不思議に思ったのですが、奈良の東大寺は昔のまま残って、
  何で西大寺は陸の要衝の近鉄の駅となって、名を残すことになったのでしょう。

          
                     □ 近鉄西ノ京駅

                  
               □ 駅から歩いて数分で門前につきます。

          
           □ 門を入るとすぐに「紫式部」の群生に圧倒されました。

◇ さて、薬師寺と言えば、東塔の水煙が非常に印象に残っておりました。
  今回の薬師寺再訪は、30年はゆうに経過しています。
  天人が空を自在に飛び回り、まつわるように雲がたなびいていて、素晴らしい姿です。
  あっちから、こっちから、東塔ばかり写真を撮って、私も一緒に撮ってもらいました。

               

◇ 東塔は天平二年(730年)、奈良時代の建立だそうです。
  薬師寺には、ここしか興味がないと言えば怒られるでしょうか。
  怒られますね、金堂の薬師三尊像にも手を合わせました。

                  

                  
               □ 薬師如来座像(薬師三尊像の真ん中)

◇ 奈良時代の少し手前の白鳳時代、その文化の息吹を残している場所に立ちますと、
  悠久とも言える時の流れを感じます。
  日本の仏教に最も強い影響を与えた、鑑真和尚の唐招提寺は現在修復中で、
  水色のシートを被っていて残念無念、井上靖の「天平の甍」を再読しようと思います。

                  
                  □ 左←薬師寺 唐招提寺→右

          
          □ 唐招提寺へ向かう道の土塀(玄奘三蔵院伽藍の外壁)

               
                    □ おみやげは「散華」(さんげ)
                      仏を供養するために撒き散らす、
                      蓮の形を模った色紙です。

               
                    □ 平山郁夫先生の散華を選びました。

      Buon Natale  

  今日はクリスマス・イヴ、皆さんそれぞれに楽しいイヴでしょうね。
  うちは明日ショートケーキでも食べることになってます

     
          □ このシンプル・リースで20年ものくらい?

     
    □ 29年もの。リボンを直していたら、余計におかしくなりました。

     
              □ パカラのリース。リスみたい 


コメント (6)
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